
神谷武宏(沖縄バプテスト連盟・普天間バプテスト教会牧師)
今年4月、普天間基地(米軍普天間飛行場)返還日米合意から30年が経過した。沖縄・宜野湾市にある普天間基地は、沖縄戦で米軍が土地を収奪し建設したもので、国際法(※1)に照らせば本来無条件に返還すべきものだ。戦後沖縄の人々が一貫して軍事基地返還を求める中、日米両政府は沖縄の声に耳を傾けず、米軍基地から派生する事件事故は後を絶たない。「基本的人権の享有」は蔑(ないがし)ろにされ、いのちの尊厳が軽視され続けている。
その現状の中で普天間返還合意に至ったのは、前年1995年9月に起きた「米兵三人による少女暴行事件」(※2) が発端だった。少女の尊厳を守れなかった申し訳なさ、悔しさ、悲しみ、そして沖縄の怒り(※3)が契機となり、普天間返還合意へと至る。しかし、30年が経過しても普天間基地は微動だにしない・・・
(次ページ[下部ボタンから]で、沖縄の歴史と、日本国憲法、聖書の言葉、など)
【4月まで!特典付キャンペーン中 記事すべてを閲覧可能、充実した定期購読がお得です】
新規で紙版、電子版、併読版いずれかの年間購読をお申込みの方にもれなく、話題の書
『平和へのはじめの一歩』(朝岡勝著/いのちのことば社刊)を進呈! 詳しくはこちら
