<焼けた教会 新しく建つ><神奈川 金沢フィラデルフィヤ教会>
漏電が原因で04年1月に教会堂と牧師館を焼失したTPKF・金沢フィラデルフィヤ教会(宮崎健男牧師)=神奈川県横浜市金沢区=が2月11日、新会堂の献堂式をした。宮崎牧師は、「火事に遭った後、多くの教会、宣教団体、個人のクリスチャン、委員会など思いがけないところから多くの励まし、献金、生活物資の援助があった。火事で焼けた教会が新しく建ったこと自体、地域の人々への大きな証しではないでしょうか」と語る。
◇
新会堂は同じ土地に地上2階建て、延床面積226・8平方メートル。1階は80人収容の礼拝堂、母子室、2階は牧師館、牧師室、多目的室からなる。総工費3千800万円で、備品を含めると5千万円に上った。
この火事を教訓に、50センチほどだった隣接住宅との距離も1メートル以上離し、建物にも火災保険をかけた。壁が焦げる、家具が焼けるなどの被害を与えた隣接の2軒の家にも、できるだけの補償ができたと喜ぶ。
「私たちは加害者側なので、極力仕えることを心がけました。教会の証しになるよう、損害を与えてしまった家の方々の気持ちを重んじ、教会として最大限この方々の要求を受け入れ、補償ができたのです」
この火事の経験を通して、旧約聖書のゼカリヤ書3章から励まされたとも。「当時、教会員はみなショックで、なぜ火が出たんだろうと思っていた人たちもいました。でもこの個所から『サタンは責めるが、神は励ます方』ということを教えられたのです。『火から取り出された燃えさし』(2節)に過ぎない私たちを神様は励ましてくださっていると。多くの先生方からも『また会堂が建ちますよ』と励ましの言葉ばかりいただきました」
「火事という最も証しにならないことを教会は出してしまったが、最終的には神はすべてのことを益とし、最善にしてくださった。改めてこの地域の魂のために遣わされていることを実感した」と宮崎氏。「金沢区にはどんどんマンションが建ち、若い世代の人が移り住んで来ている。この会堂を拠点に、今まで以上に地域の人たちの魂の救いのため伝道していきたい」と決意を新たにしている。
