
クリスマスを迎える中、黙想を深めたい。気鋭の聖書学者による『意味は待つことにある アドベントのこころ』(ポーラ・グッダー著、中原康貴訳、ヨベル、千870円税込、四六版)は、待つことの「現在」、「過去」、「未来」という視点を提示。アブラハムとサラ、預言者、洗礼者ヨハネ、マリアの個所を、記述にそった聖書読解をしつつ、現代人に迫る神学的視点を提示。自身の出産や子ども時代の話も交え親しみやすい。
31日で読み切れる『聖書通読31 神の救いをたどる旅』(石田学著、日本キリスト教団出版局、千760円税込、四六判)は、救いの全体像を大切にして選ばれた短い聖書個所と、黙想解説、祈祷文がある。900字の解説文は洗練を重ねたことで、著者自身が洞察を得た。すべての内容は、イエス・キリストに「一つの焦点を結ぶ」と著者は語る。
賛美だけではなく呪いすらある詩篇から個人の祈りも学べる、と『詩篇365の黙想と祈り』(篠原明著、いのちのことば社、千980円税込、B6判)の著者は言う。毎日の短文に文脈理解、整理のための問い、祈りがある。
最近映画化もされたドイツの神学者だが、英雄として偶像化せずその人生をたどれる『ディートリヒ・ボンヘッファー 抵抗に生きた神学者』(クリスティアーネ・ティーツ著、橋本祐樹訳、新教出版社、2千640円税込、四六判)が翻訳された。旅と出会いの人生を語りながら、講演、書簡、著作から思想の変化を知る。ドイツのみならず米国、アジア、アフリカでのボンヘッファー評価の変遷も概観する。
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