障害者施設襲撃事件受けて “十字架の愛、もっと知らせる必要” 障害者の証しの使命確認

7月26日深夜に発生した、神奈川県相模原市の障害者施設での殺傷事件は、元職員による入居者19人の殺害と障害者の存在を否定する発言が国内外で波紋を呼んだ。キ障協関係者がコメントした。

渋沢久(キ障協会長)
キ障協は、障害を持つ私たちキリスト者が教会を神様の御心に沿うところとし、この世を神様の働きたもうところとすべく努めてきました。弱さを持つ者、貧しさの中にいる者を神様は最初に身許に呼ばれたからです。
この度の悲しい出来事に接し、私は教会が、神様が愛をもって人間を創造され、十字架の愛をもって救ってくださったことを、より一層力強くこの世に向けて語らねばならないと思わされました。私たちの協議会でも神様に生きる喜びを広く証ししてまいります。

北原学人(信州なずなの会代表)
今回の犯人が「障害者がいなくなれば世の中はもっと幸せになる」というような主旨の発言をしていたと聞いてショックを受けました。非常に薄っぺらな考え方だと思いますが、最近私の周囲にも、この世の中の情勢にも、このような中身のない薄っぺらな考えがはびこってきているのではないかと感じていて悲しみと共に怒りを覚えています。
そして改めて先日のキリスト教障害者団体協議会の主題講演を思い出しました。私たち障害者は障害というタラントを土の中に埋めて静かに目立たないように生活していては、この薄っぺらな価値観を押し止めることはできないのではないかと。
やはり私たちは一歩踏み出して世の中に証しをしていくことを通して、障害を真正面から受け止めて生きることで生み出される人間の奥深さや人間関係の豊かさを、知らせていく必要があるのではないかと思います。たとえ小さくても神様から与えられている使命の大切さを改めて思わされます。そして、そのためには、神様にしっかりと結ばれ、しっかりと支えてもらいながら、たとえ絶望しそうな程の状況の中であってもコツコツと小さな楔を打ち込み続けていく必要があると思わされています。