京都事件から見えてくるもの 教会は被害者を癒やす側に 世の目人の目聖書の目─世相を読む 第53回

碓井 真史 新潟青陵大学大学院教授/心理学者

連載各記事はこちら→ 世の目 人の目 聖書の目 ― 世相を読む

 自分の加害性を認めるのは難しい。「私は罪人のかしら」と口で言うのは簡単だが、心から自覚して償うのは苦しい。


 先日、日本聖公会における「京都事件」に関して、大岡左代子先生(日本聖公会桃山基督教会牧師、平安女学院院長)からお話を伺う機会を得た。京都事件とは、1980年代に当時、京都教区の男性牧師が複数の女性未成年信徒に対して継続的に行った性加害事件と、その後の教区側による隠蔽や二次加害などの不十分な対応をめぐる一連の問題を指している。


 事件の発覚は2001年。被害者は苦しみ続けた末に、ようやく重い口を開いている・・・。

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