第50回 犯人捜しをやめたときに見えること わからないことに耐えられるか 

碓井真史(新潟青陵大学大学院教授/心理学者)

《連載》世の目 人の目 聖書の目

わからないことは知りたいものだ。今原稿執筆時、一番マスコミをにぎわしているのは、京都府南丹市の男児行方不明・殺害事件だ。父親が死体遺棄罪容疑で逮捕されている。おそらく後日殺人容疑がかかると思われる。


父親が小学校に連れて行ったのに、その後何の証拠も残さず3週間にわたる行方不明。そして見つかったカバンとクツ。謎だらけだった。人々はみんなが探偵になったかのように謎解きを始めた。
理解できないことを理解し、空白部分を埋めたいと感じるのは、人として自然だ。私もマスコミ取材に応じた。しかし、様々な推測から根拠のない憶測やデマが生まれ、関係者を傷つけたり、地域を分断したりすることもある。

「神はこの世界を造られる前に何をしていたのか?」・・・

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