
礼拝は、あえて毎週土曜の晩。「アロマハウス」と呼ばれる民家には、毎週30人近くが集う。「うちは結構変わっているんです」と、バイブル・ファミリー・フェロシップ(福岡県北九州市)の牧師・綾塚ロッキーさんは語る。
同教会は2013年に綾塚さんが開拓した教会だ。「開拓に至るまで日本の教会がぶつかる壁を目の当たりにする中で、『教会とはこういうもの』という枠組みを一度見直してみようと思ったんです」。例えば教会学校に通っていた子どもたちが、部活動によって日曜の予定が埋まる時、教会としてなすすべはないのだろうか。信徒の高齢化が進む中で、悩み、祈り、一つの解決策としてたどり着いたのが現在の形だ。実際、同教会に通う信徒の多くは大学生以下の若者だという。「にぎやかな大家族のような雰囲気で、自分もこの群れの大事な一人なのだと居場所を見出してくれています」
工業都市であり、近辺に大学が多い土地柄、信徒の国籍や地域も様々だ。マレーシア、台湾、中国、韓国、モンゴル、一時期はウクライナ出身者も訪れた。「礼拝に来てくれたらわかりますが、肌の色とか関係ないんです。私も視覚障害がありますが誰も過度に気にしていません。礼拝前は毎週食事を共にし、礼拝後も信徒はなかなか帰ろうとはしない。まるで天国の下見をしているみたいです」
家に帰るように教会を訪れ、一週間の荷を神様のもとに下ろして、また新たな一週間へと出かけていく場所であるように。開拓時に思い描いた教会の姿が、今目の前に広がっている。信仰と普段の日々が地続きのその場所で、若者たちは霊的にものびのびと成長していく。昨年の年末年始は、一部の若者と共に、若者対象のアメリカの大会「パッション」へ参加。実は、綾塚さんの妻であるマーラさんが、学生時代、宣教師としての召命を受け取ったのもこの大会だ。若者たちはまた大きく成長し、帰国後は、下の世代を自ら支えている。御言葉に生きるクリスチャンの姿に、綾塚さんも大きく変えられた一人だ。
(次ページ [下部ボタンから]で、綾塚さんの献身に至るまで、バイブル・ファミリー・フェロシップの新たなステージについて など約1200字)
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