
人生の物語を通して聖書を知る。女性を中心に、偏見を向けられていた人に目を向け、現代のわたしたちの視線も問い直す。『イエスとの出会いと教い 新約聖書の人びと』(本多峰子著、ヨベル、千540円税込、新書判)。牧師でもある著者は、執筆を通して「イエスと出会った人たちの気持ちを考え、聖書を通してイエスと出会う私たちの教会一人ひとりにその出会いがどのような意味を持つかをできる限り考える黙想を与えられた」と感謝する。
ヴォーリズ建築の特徴は「人々の心に原風景となる」ことと言う。『ヴォーリズの足跡に魅せられて かおりの宝庫を訪ねる』(芦野与幸著、ヨベル、千90円税込、四六判)はヴォーリズに関する豊富な資料、現地訪問の内容を踏まえたコラム集。その生涯と妻満喜子との関係、様々な人物たちとの関わり、ゆかりの土地や建築の物語を紹介する。その幅広い働きは隣人を愛する「兄弟運動」だと「近江兄弟社」の由来を語る。
「教会内だけで通じる翻訳でいいのか」という問いがある。『聖書翻訳と宣教 日本語訳聖書関連資料の研究』(吉田新著、新教出版社、6千600円税込、A5判)は開国以降、宣教師たちが志したのは、宣教としての聖書翻訳だったと明らかにする。豊富な資料を分析して聖書改訳の歴史を文体の変化からたどる。明治元訳は当初「口語」を目指したが、元武士階級向けに漢文訓読体となった。それで読者を狭めた面がある。「神の言葉」の原典への厳正な態度と共に、文体という文化的要素を考えさせる。
アジアにおけるキリスト教の課題として、「自らの内容を表現するに当たって、既存の神学的文体を踏襲しており、そこで内容と表現の間での不一致」があると『神学と文体 アジア・キリスト教神学の表現と「抒情伝統」をめぐって』(金承哲著、教文館、6千820円税込、A5判)の著者は指摘する。著者は韓国出身。西洋、中国、日本の古典から現代までの修辞論、文学論を探求する。「抒情伝統」や「意境」という中国の伝統美学が、神の究極的実在を表現するという可能性を示す。
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