DRAMA:一人芝居「アブラハム」を自主公演する須貝まい子さん(左)と、ギターと歌を演奏するシンガーソングライターの神山みささん。photo by RIKA HOSOMI

役者・須貝まい子さんが、一人芝居「アブラハム」(50分)と神山みささんのライブ(30分)の2部構成で4月16日(金)―17日(日)に自主公演を行う。場所は、東京・千代田区神田のアートカフェ・デシジョン。

昨年3月末に初演された一人芝居「アブラハム」は、中川健一著『日本人に贈る聖書ものがたり 族長たちの巻』(文芸社刊)を原案に、須貝さんが企画・構成・脚本・演出している作品。アブラムやサライなど何役も須貝さんが演じながら、ウルの地で神ヤハウェの声を聞いたアブラムが、サライとしもべたちや家畜を連れてカナンへ向かい、カナンの地を襲う飢饉でエジプトに逃れた創世記12章。その物語から神の一方的な恵みの契約と時代を超えて与えられる神からの無償の愛を描いている。

お芝居の情景や心理描写などの音楽をフルート奏者の多久のりえさんが作曲し演奏も担当。ウルの地を出発する情景などではゴスペルフォークのシンガーソングライター神山みささんが数曲挿入歌として歌っている、芝居と音楽、ゴスペルのコラボレーションが新鮮だ。

初演以来、青年カンファレンスや学校関係などで公演されてきたが、今回の3日間の自主公演ではヴァイオリニストの長 直子さんが参加し3人のアーティとによって厚味のある音楽が芝居の質の高めてくれる。

第2部は、神山みささんのライブが組まれており、多久さんと長さんのサポート演奏も期待される。

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*初演の模様が須貝まい子さんのYou Tubeチャンネルに6分割に編集して登録されています。
詳しくはこちら→www.youtube.com/user/sugaimaiko#p/u/13/ffE609Z9FNE

【公演メモ】
一人芝居「アブラハム」(50分)と神山みさライブ(20分)の2部構成。4月16日(金)午後6時、17日(土)午後2時と6時、18日(日)午後2時の4回公演。料金は2,000円(1ドリンク付)。
場所は東京・神田デシジョンカフェ(Tel.03-5217-3311 東京都千代田区神田司町2-9-1 第一高田ビルB1)。