アーカイブ: 書籍
8・15特集 【書評】戦争のその先にある平和の希望 聖書全体の中で読む 『聖書と戦争』 評・岩田三枝子
本書は、英語の原書が1978年に出版され、日本語訳は90年に出版、その後2回の増刷の後に3回目の改訂版、そして今回さらなる改訂版として復刊されたものである。原書の出版から45年以上が経つ…
『平和と和解の継承―関田寛雄先生・雨宮剛先生 追悼記念集』発行 捕虜追悼説教や弔辞、教え子ら寄稿も
神奈川県横浜市にある「英連邦戦死者墓地」では、毎年8月第一土曜日に、「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」が行われている。今年の第30回にあわせ、同礼拝実行委員会は文集『平和と和解の継承―関田寛雄先…
【イースター特集】イエスの復活は自分に何の関係が? 能登地震も覚え
日本でも商業的なキャンペーンなどで「イースター」が浸透しつつある。イエス・キリストが死んで復活したお祝い、ということを知っている人もいるだろう。しかしそれを「自分ごと」にするとなると…
【レビュー】『石は叫ぶ 靖国反対から 始まった平和運動50年』評・吉田隆
過ち繰り返さないため聴きたい「叫び」 『石は叫ぶ 靖国反対から始まった平和運動50年』 キリスト者遺族の会編、 刀水書房、2,750円税込、A5判 本書は、80年前の戦争で家族を失った「キリスト者遺族…
“二倍の人生”歌った礼拝者・宣教者 高叡華氏、『小坂忠アーカイヴ・ブック』を語る
『小坂忠アーカイヴ・ブック 今も 夢の続き』 小坂忠・高叡華 共著 シンコーミュージック・エンタテイメント、A5判、2,500円税込 2022年に召天した小坂忠氏。ロック、ソウルのシンガーから一転、受…
10月29日号1面:『閉塞日本を変えるキリスト教』出版・シンポ
「人の心のガバナンス革新」へ エネルギー・仕事・都市… 「なぜ日本の共同体にキリスト教が必要か」。そのような問題意識で『閉塞日本を変えるキリスト教-公共神学の提唱』(稲垣久和・水山裕文共…
【レビュー】『神様と人の愛に包まれて―今を生きる若い人に贈るメッセージ』『今日と明日をつなぐもの―SDGsと聖書のメッセージ』『共に生きる「知」を求めて―アジア学院の窓から』
『神様と人の愛に包まれて―今を生きる若い人に贈るメッセージ』(西村隆著、宮本雅代編著、いのちのことば社、千650円税込、B6判)は、不治の難病ALSの患者である西村隆氏と、妻・宮本雅代氏による、講演や…
【レビュー】足で福音運んだ 地方伝道者の覚悟『私は山に向かって目を上げる―信州南佐久における宣教と教会開拓―』評・齋藤 満
本書は長野県南佐久郡における、笑いあり、涙ありの22年間の教会開拓の記録である。しかしそれは単なる記録ではなく「伝道者としての信仰と人格形成……伝道と教会形成の原則」に関しての記録であり、それゆえに強…
【書評】『あたたかき日光(ひかげ) 三浦綾子・光世物語』『混声合唱組曲 信仰,希望,愛 三浦綾子への頌歌(オード)』
作品の味わい深める愛の伝記小説 『あたたかき日光(ひかげ) 三浦綾子・光世物語』は、三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)館長・田中綾氏による、北海道新聞での連載小説の書籍化。三浦夫妻は、光世が14歳から…
【特集】「自分たちだけが平和」はありえない 書評『非暴力による平和創造 ―ウクライナ侵攻と日本国憲法―』
『非暴力による平和創造 ―ウクライナ侵攻と日本国憲法―』 木村公一 著 四六判・128頁 いのちのことば社 定価1,210円(税込) 戦場を歩き、平和を考える。『非暴力による平和創造−ウクライナ侵攻…