アーカイブ: レビュー

レビュー

映画「種をまく人」ーー少女の罪と罰からあぶりだされる人間の心奥に潜む偽善と欺瞞性

知恵役を演じた竹中涼乃は撮影当時11歳。きょうだい児の葛藤と罪と悔悟に揺れ動く複雑な内面性を見事に演じている。 (C)ヴィンセントフィルム 本作のタイトルは、ヴィンセント・フォン・ゴッホの苦難の生涯と…
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ニュース

[レビュー3]信仰告白の重要性を現代に問う書 『キリスト教の“はじまり” 古代教会史入門』

 本書は文字通り「古代教会史入門」の書であるが、多数の写真や図が盛り込まれ、大変、興味深く読み進められる構成になっている。「当時のシナゴーグの図」(31頁)や、十字の形をした発掘された東方教会の洗礼槽…
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ニュース

[レビュー1]教皇フランシスコと禁教下最後の宣教師シドティ

 教皇フランシスコの来日に注目が集まった。環境問題、貧困格差、武器輸出、生命、家族倫理。特に日本に関わる所では核廃絶など社会的な問題についての積極的な発言や行動をすることでも知られている。今年は同じフ…
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インタビュー

映画「テルアビブ・オン・ファイア」サメフ・ゾアビ監督に聞くーーコメディタッチでパレスチナ問題描く

サラーム(左)の脚本にいろいろ注文を付けてくるアッシ。 (C)Samsa Film - TS Productions - Lama Films - Films From There - Artemis…
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レビュー

映画「i 新聞記者ドキュメント」ーー小さな “ i ” の発信を受け留め合える社会へと望みをつなぐ

取材活動する望月記者 (C) 2019「i -新聞記者ドキュメント-」製作委員会 東京新聞編集局社会部・望月衣塑子記者。2017年春に発覚した大阪・森友学園への国有地売却疑惑、愛媛・加計学園獣医学部新…
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レビュー

映画「夕陽のあと」ーー乳児遺棄・養子縁組・親権問題をとおして迫る親子、家族、コミュニティーの絆

茜は、一度は置き去りにした豊和を捜し当て幸せに暮らしている姿をて安心してきたが… (C)2019 長島大陸映画実行委員会 幼児が親に虐待され死に至るなど悲しいニュースが後を絶たない。虐待のため実の親か…
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レビュー

映画「少女は夜明けに夢をみる」ーー“塀の中”で分かり合える仕合わせを知った少女たち

生きることに疲れたと言っていたハーテレだが… (C) Oskouei Film Production イラン国営の少女更生施設に収監されている十数人の少女たち。あどけない表情でオスコウイ監督のインタビ…
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ニュース

[レビュー3]敵対・暴力の根源 『人間の本性:キリスト教的人間解釈』ラインホールド・ニーバー

敵対心や暴力が起こる背後には、人間の悪、罪、本性がある。新訳で刊行された古典的名作『人間の本性:キリスト教的人間解釈』(ラインホールド・ニーバー著、髙橋義文・柳田洋夫訳、聖学院大学出版会、4千70円税…
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[レビュー2]苦難への連帯『復讐の詩編をどう読むか』E・ツェンガー 

解決の見えない対立、抑圧、暴力に私たちはどう向き合うか。苦しみや不安、怒りの感情が長引けば、やがて人間的限界を超え、爆発してしまう。そのような事例が世界で頻発しているようにも思える。その争いの場にあき…
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