《沖縄だより》ビブロス堂 古書と「コストコ再販」盛況
沖縄のキリスト教書店、ライフセンタービブロス堂はチャレンジし続けます!
書店の苦境が続く中、ビブロス堂も例外ではありません。しかし逆境を変化のチャンスと捉え、前身の「ライフセンター那覇書店」からリニューアルする際にはカフェを併設し、店内もクリスチャンでなくても入りやすい雰囲気にしました。その後、協力教会からスタインウェイのピアノを移設し、イベントのできる書店となり、今ではクリスチャンであるなしを問わず、県内外で活躍するミュージシャン・音楽家がイベントに用いてくださるようになりました。
さらに去年8月、コストコ南城倉庫店がオープンしたことを受け、11月にコストコ再販店「ナハコス」を併設し、食料品、日用品も販売開始しました。これにより地域住民の来店が増加しています。
ロットの大きいコストコの商品を、小分けにして販売している
今年2月には古書スペースを広げ、約2千冊のキリスト教関連古書を陳列・販売しています。教会の改築や世代交代された牧師からの引取や買取があり、なかなかの貴重本もあります。先日、県外から買い物に来られたお客様が、長年探していた本を沖縄で見つけた! と喜ぶ姿も見られました。古書については古書専門通販サイト「日本の古本屋」に出店しています。
(レポート・中村信義=ビブロス堂店長)
拡充された古書コーナー
(2025年03月16日号 08面掲載記事)