米国福音同盟(NAE)は5月29日に、「人種的混乱に対処する行動への呼びかけ」を発表。アフリカ系アメリカ人が繰り返し経験するトラウマを嘆き、人種差別と暴力による権力の濫用への非難を表明。被害者とその家族の正義を求め、人種差別を永続させる態度やシステムと闘うよう教会に勧めた。またコミュニティーに仕え、彼らを守る法務執行官に感謝を表した。最後に「イエスの福音は人種や民族の壁を打ち破るもの。信仰共同体は、悲劇の対処だけではなく、この愛と正義の労苦を持続しなければならない」と語った。

 世界福音同盟も6月3日に、NAEへの連帯を表明。暴力的な抗議には懸念を示した上で、「創造の神、救い主が平和を回復し、永続的な癒しと和解をアメリカにもたらすように」と祈った。クリスチャンに向けて、「イエス・キリストが神との間、人々との間に和解をもたらした。クリスチャンは和解の働きの最前線にいたい」と勧めた。