[CSD]2007年5月6日《ヘッドライン》

[CSD]2007年5月6日《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
★東京・国立市長に関口ひろし氏当選——「『主の平和』問いつつ進みたい」
◎08年東海宣教会議開催へ——東海福音フェローシップ総会で討議

 = 2 面 ニュース=
◎同じ境遇の女性が仲間に——『クリスチャンでない夫をもつ女性たちへ』ワークショップ
★「両国の教会の発展願う」——中国基督教協議会訪日団来日
★<教界ニュース>バプ連盟「障害」者と教会委
★<教界人事>福音自由
★<落ち穂>教会に行けない人のための定期集会

 = 3 面 =
◎米バージニア工科大学乱射事件:被害者家族へのケア続く——銃規制への活動に弾みか
★米バージニア工科大学乱射事件:事件直前に信仰告白していた女子大学院生
★バチカン:中国カトリック教徒へ書簡——信教の自由を強調
★中国:中国カトリック教会の後任主教「慎重に、真剣に」選出と
★<オピニオン>国立にクリスチャン市長誕生の意味 記・根田祥一
★<あなたの一票を>[2]クリスチャンの多くが政治に無関心と感じた 記・東中香代(兵庫県議選立候補者)

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★すべては神様のもの——松村 喜秀さん[下]([株]松村テクノロジー代表取締役社長)
★新連載<更正の手がかり>[1]狭い門から入りなさい 記・梅津 善一(公認会計士)

 = 5 面 情報 =
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★DVD:「聖歌プレーヤー DVD」編曲・演奏/和田健治(聖歌の友社、31,500円税込)
★BOOK:『変わらない約束』羽鳥明ほか著(いのちのことば社、300円税込)
★REVIEW:『キリスト教の天国』アリスター・E・マクグラス著(キリスト新聞社、2,310円税込)

 = 6—8 面 地域宣教特集:沖縄 =
★座談会:沖縄から考える日本宣教——教派間の低い垣根が生む協力
出席者:池原信徳、内村 保、国吉 守、齋藤清次、城倉 翼、比嘉幹房
★沖縄/宣教の黎明から——1846年プロテスタント宣教師が琉球へ

 = 9 面 全面広告 =
☆ラブ・ソナタ東京——2007REVIVAL JAPAN
開催:2007/07/24 会場:さいたまスーパーアリーナ
主講師:ハ・ヨンジョ氏
ホームページ http://www.lovesonata.org/
 = 10 面 教会学校 =
★<いまどき子ども事情>新松戸リバイバルチャーチ実践レポート[1]依存症
★<CS分級アイデア>お祭り気分で大人気の「やたい」 みどり野キリスト教会[1]

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★団塊の世代が殺到——本田路津子チャリティコンサート
★<逝去>判決にも神の言葉を——石丸俊彦氏(元東京高裁部総括判事、82歳)
★<私の子育て失敗談>[25]私はあなたを赦します 記・斎藤 望

 = 12 面 教会 =
★子ども専用礼拝堂MEBIG館を献堂——単立・土居にあるキリストの教会



◎08年東海宣教会議開催へ−−東海福音フェローシップ総会で討議=0705060102

 東海地区で教会形成に携わる牧師らの交流と情報交換の場として組織された東海福音フェローシップ(TEF)の2007年度総会が4月23日、活けるキリスト名古屋一麦教会(愛知県名古屋市名東区)で開催された。テーマは「東海宣教会議・について考える」。来年9月22日から24日まで開催予定の同会議(末松隆太郎実行委員長)について、その意義、テーマの趣旨、準備状況などが報告された。
 まず、竿代信和牧師(インマヌエル・名古屋キリスト教会)がTEF設立前後の歴史と、これまで4回の東海宣教会議の経過について報告。続いて河野勇一牧師(バプ教会連合・緑バプテスト教会)が次回の宣教会議のテーマ「神のかたちの回復としての宣教」について解説した。「社会がますます混沌へと向かいつつある中、社会で病んでいる人間が全人格的に再生するためには、人間は『罪人』である前に『神のかたちに創造された気高い存在』という創造論的人間観が有効であると思う。その後、『にもかかわらず神のかたちとして生きることができない罪人』である現実を語る時、聖書のいう『罪』を真の意味で語ることができる」と趣旨を語った。
 羽鳥頼和牧師(JECA・自由ヶ丘キリスト教会)と三川献児牧師(同盟基督・名古屋福音伝道教会)は準備状況について説明。講師にはジェラム・バーズ氏(米・カベナント神学校、キリスト聖書学校客員講師)と柏木哲夫氏(金城学院大学学院長)に打診していること、会場に関しては、宿泊せず自宅から通える範囲の施設を検討中であることなどを報告した。
 また、TEF地震委員会から、教会間の連絡網づくりが進められているなどの報告があった。
 昼食後のグループディスカッションでは、参加者は宣教会議分科会のテーマ案などを盛んに話し合った。

◎同じ境遇の女性が仲間に−−『クリスチャンでない夫をもつ女性たちへ』ワークショップ=07050602

 「姉妹方の本音の交わりを通して励まされました」。クリスチャンではない夫をもつ女性たち。教会で決して少なくないが、その悩みや葛藤を話し合える場はあるだろうか。教職者でありながら、クリスチャンではない夫をもつ神津喜代子氏(日本バプテスト教会連合大野キリスト教会主事)が、実体験から同じ境遇の女性たちへの応援歌としてしたためた『クリスチャンでない夫をもつ女性たちへ』(いのちのことば社、945円税込)の出版記念ワークショップ(同主催)が4月23日、東京のお茶の水クリスチャンセンターで開かれた。  ワークショップは「同じ境遇にある女性たちが、神様に目を向け続けるために励ましあう仲間づくり」のために企画され、26人が集まった。
 第一部は神津氏が講演。自らクリスチャンではない夫との生活の中で聖書から学んだことを女性たちに分かち合った。数年前まで、夫婦関係に限界を感じていたという神津氏。「私は『福音』を頭でしか分かっていなかった。妻としても教職としても『ねばならない』と『律法』的になっていた。神様からの一方的な『恵み』によって救われたのに、いつしか『報酬』を求めていた」
 自分自身が救われたのは恵みによるものだと本当に分かった時に夫へも感謝の思いがもてるようになり、「ありがとう」と言えるようになった。「返事するようになったな…」と夫に言われ、その頃から夫婦関係が改善していったという。「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわ(エペソ2・14)」すものだと語った。
 第二部では講演を受け、少人数のグループでお互いの状況などを語り合った。「夫がサラリーマンなので休日の日曜日に家をあけることに嫌な顔をされる」、「『君の思い(宗教)は尊重するけど、ぼくの思いも尊重して』と、教会に誘っても応じてくれない」など率直な悩みが交わされた。
 また「教会の交わりの中で『あなたの夫が救われるために祈ってるわ』と言われると、『あなたが祈っていないから、夫が救われていないのよ』と責められているように感じた」、「クリスチャンではない人と結婚すると『姉妹』と呼んでくれなくなった」、「教会の奉仕をしながらも、夫がクリスチャンではないことがどこか負い目になっている」などという正直な思いを語りあった。
 「男性は甘えられて悪い気はしないはず。『あなたのことをもっと知りたいし、私のことも知ってほしい』とお願いするように教会に誘ってみては?」、「クリスチャンではない人と結婚することに多くの人が反対したけれど、『やったね! 1人ゲットだね。あなたと出会わなくては一生神様と無縁の人だったかもしれない』と言ってくれた人がいて、精神的に助かった」など具体的なアドバイス、励まされた言葉などについても分かち合い、「私は誰かの努力ではなく恵みにより救われたと聞いて、夫もいつか恵みによって救われると信じ、あせらずに生きていこうと思えた」などという感想が聞かれた。
 最後の統括で神津氏は「人と比べる相対的価値観(律法)ではなく、神様に愛されているという絶対的価値観(福音・恵み)に生きてほしい」、「真珠貝は傷つけられ、それを覆うように美しい真珠ができあがる。傷を完全に覆ってくださるイエス様を信じ、ゆっくり神の時を待ちましょう」と参加者らを励ました。
 神津氏は全国の同じ境遇の女性たちを励ますため、また教会の働きとして広がってほしいと、牧師の了解があれば、「交通費のみで全国どこにでも行く」という。
 講演、ワークショップに関する問い合わせは TEL:042・743・5674(大野キリスト教会)かEメールkozu@oono.kyokai.org(神津)。  ◆本紙ではクリスチャンではない夫(妻)をもつ方々の意見を募集しています。
 http://jpnews.org/tsuma/otayori.shtml

◎米バージニア工科大学乱射事件:被害者家族へのケア続く−−銃規制への活動に弾みか=070506030

 4月16日に米国バージニア工科大学で起きた学生による銃乱射事件を受けて、キリスト教の各団体は被害学生とその家族のための精神的ケアの働きをすすめる一方、銃社会を批判し、銃規制を推進しようとする動きが活発になっている。
 ビリー・グラハム伝道協会はバージニア工科大学のあるブラックスバーグへ「ラピッド・レスポンス・チーム」と呼ばれる特別な訓練を受けたチャプレンたちのチームを派遣し、家族、学生、教職員や最初に事件の報に接して動揺した人たちへのケアにあたる。チャプレンたちは、肉体的にも精神的にも傷ついた人たちに、傷を受けた直後の困難なときに痛みを伴う質問に備えるという。
 フランクリン・グラハム氏は「報道が静まっていっても、被害者や家族の傷は静まりません。彼らのいやしの必要は大きいのです。そして、神はこの苦しみに平安を与えることができるのです」と語った。
 米国キリスト教協議会のボブ・エドガー総主事は、事件の報に際して、自分の子どもが同大学の3年に在学していることで家族全員がテレビに釘付けになったという。
 同氏はUCBヨーロッパのインタビューに答えて、「私が最初に感じたのは、バージニア工科大のすべての学生とすべての家族のための悲しみでした」と語り、さらに「より重要なことは我々はひどい時代に生きているということを認めなければなりません。残念なことに我々はひどい国に住んでいます。私が祈り願っているのは、我々が目覚めて、本気になって一般市民が所持している銃や武器の数を減らすということです」と語った。
 一方でアメリカライフル協会の協力なロビー活動について触れ、すべての上院議員は骨抜きにされていると指摘し、「議員が銃規制に関して真剣に取り組もうとするなら相当な勇気がいる」とも語った。
 そして、1.毎日家族のため、学生たちのために祈る必要がある、2.暴力が抑えられるように積極的に働くためアメリカ、イギリスに祈りの輪を広げる必要がある、3.この地球上に平和が訪れるように、そのためにこそ我々が召されていることを確認する、という3点を訴えた。  【ANS】