日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団小岩栄光キリスト教会牧師で、超教派伝道に尽力し、テレビ伝道を進めた吉山宏(よしやま・ひろし)氏が、10月24日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、東京都内の自宅で亡くなった。92歳だった。27日に前夜式が安間正道氏(同教会主任牧師)の司式により、28日に召天式が土屋潔氏(同教団理事長)の司式により、同教会で行われた。喪主は妻の操子(みさこ)氏。

1931年静岡県に生まれる。51年に受洗。中央聖書学校に学び、卒業後58年に小岩基督教会(当時。84年に現名称に変更)牧師就任。72年、小岩ろう栄光教会併設。76年以降、パットプーン伝道大会、東京福音クルセードなど、超教派による伝道集会を推進。90年には国際部を併設し、在日のアフリカルーツ、フィリピン人を中心に成長。以後、柏、市原、千葉、錦糸町などにチ ャペルを開設した。91年からは、日本初の単独教会によるテレビ伝道番組「ゴスペルアワー」を放映した。74年から教団理事、95年から教団監事。国際教会成長理事。2016年3月に脳梗塞を発症したが、生涯現役を願い、引退はせず、19年4月28日が最後の聖日説教となった。

著書に、『クリスチャン生活のしおり』『人生まだまだ 信仰とビジョンに生きる』他。

(2023年11月26日号   02面掲載記事)