日本海や若狭湾に面する北陸3県の一つ、福井県。豪雪地帯で浄土真宗が強い地方ということで、一般的に「宣教が難しく戦いの多い地域」というイメージがある。だがそんな福井県福井市に、毎月90人前後の人たちがピザを食べに集まってくる教会がある。
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 福井市田原町にあるブンキョーゴスペルセンター(川内悟伝道師、小野山千華伝道師)は、毎月第4金曜日午後6時半からピザパーティーを開いている。10月末、30分前に教会に到着すると、キッチンではすでに小野山伝道師はじめ教会のメンバーたちがピザの準備に追われていた。開始時間の6時半になると三々五々、ピザを食べに近所に住む人たちが教会に集まってくる。その中には、福井大学在学中という日本語の上手な中国人留学生やウガンダ人留学生、フィリピン人やアメリカ人など、外国人も結構多い。また定年を過ぎた男性や近所の学校に通う小・中・高校生、子ども連れの親子など、国籍や年齢、男女を問わず、あらゆる世代の人々がピザを食べにやってくる。(中田 朗)

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写真左=待ちに待ったできたてのピザを受け取り喜ぶ男性
写真下=ピザの仕込みをする小野山千華伝道師