2001年10月14日号《ヘッドライン》

2001年10月14日号
《ヘッドライン》
 = 1面 =
★危険!繰り返される映像——テロ報道を素材にメディア・リテラシーを考える
◎平和的な手段でテロ根絶を——JEA見解を発表
★Drドブソンのファミリーコラム沖縄ラジオでも放送開始
★報復は悪循環——朝顔教会で有志ら「平和を祈る夕べ」
★米国:ジャクソン牧師アフガン訪問せず
★アフガニスタン:支援団体逮捕者極刑の可能性も
★WEF信教の自由委員会が声明発表——テロへの反応「重大な転機にもなりうる」
★今年もゴスペルクワイヤーフェスティバル
★テロ後緊急レポート:アメリカの教会は今<2>——宗教指導者たちの対応
★<落穂抄>50年前の歴史的証言

 = 2 面 =
★受精卵はかけがえのない命——「生命倫理を巡って」村上陽一郎氏講演
★近畿福音ルーテル教会宣教開始50周年——中国が閉ざされ日本で宣教=
★明治初期のキリスト教信仰と新日本建設が結合——日本ウェスレー・メソジスト学会
★<ひと>「全言語で聖書を」実現のために——国際ウィクリフ総主事・ジョン・R・ウォッターさん
★当日売り好調、各地で上映続行——映画「親分はイエス様」
★過激な「原理主義」と混同しないで——日米の根本主義教会が読売・朝日記事に抗議
★米国:イスラム教徒は米国の敵ではない
★国際:反イスラム行動に各国指導者が警鐘
★<論説>神の永遠のご計画——教会の一致の基礎を問う 記・岡村 又男
★<今月の試写室>「ダンボールハウスガール」自分の居場所のない心のホームレス 評・高梨 大

 = 3 面 =
☆グレース宣教会GMセンター竣工——人が救われ、成長し、派遣する場

 = 4 面 賛美特集=
★ゴスペルを通して人間本来の姿を歌う——JAYE'S MASS CHOIR
★賛美は多様、新しい賛美を作ろう——ゴスペル民謡を作る長谷川望さん
★お母さんデュエット初CD——大人の「オリーブ」が歌うニューアルバム
★主にあってひとつ——超教派音楽集団UNITY
★プレイズワールド21全3巻完成

 = 5 面 =
◎金を動かす者に要注意——通貨統合の動きに警戒感
◎J+Passion:ホームページ通して青年らの声を吸収
★J+Passion:東北で初の開催へ——ゴスペルクワイヤーコンテスト同時開催
★「道ありき」映画化へ——三浦綾子召天から2年
★ゴスペルクワイヤーフェスティバル予選大会始まる
★「軍人が救われるよう導きたい」——韓国空軍大佐・金彦龍さん帰国
★ノーサイド:米国同時テロ被害者の子ども・老人へ支援募金開始

 = 6 面 生活のページ=
★<あの日のメッセージ>「涙を流して逝った日」群衆の中に私自身の顔を見た 記・吉岡 章
★<真っ向勝負>質問:学校と聖書どっちを信じればいい? 回答者:小澤由紀恵
★<今週の本棚>『地の果てまでに福音を』ジョージ・バウアー著(いのちのことば社、1000円)
★<今週の本棚>『SIGNS<サインズ>』特集ペンテコステ・カリスマ100周年(アンデレ宣教神学院、1500円)
★<今週の本棚>『ともに生きる世界』後藤文雄著(女子パウロ会、1200円)
★<情報クリップ>催し情報ほか

平和的な手段でテロ根絶を−−JEA見解を発表=0110140102=

9月11日に米国で発生したテロ事件。
その後、米議会は報復を議決した。
それを支持する日本政府は、新たな法律を制定して、自衛艦派遣などによる後方支援を具体化しようとしている。
この事態をどのように受け止めるべきかと日本福音同盟(JEA)理事会の見解が発表された。
それにともない米・ブッシュ大統領と小泉純一郎首相それぞれに「武力によらない正義の回復と平和を強く求め」る申し入れ書を提出した。
JEA見解は次の7項目。
?悲しみの中にある方々の痛みと悲しみをともにする。
?米国の教会の働きのために祈る。
?援助活動のために祈り協力する。
?このような事件の本質を理解する。
?さらなる悲惨が起きないように祈り、必要な働きかけを行う。
?日本にしかできない独自の貢献を。
?教会が悔い改めの実を結び、和解の使者として役割をはたすこと。
具体的には、今回のテロ事件の背景として、パレスチナ問題における米国の対処の仕方、キリスト教の責任、アラブ諸国における貧困の問題などが存在し、本質的には、その背後には霊的な闘いがあると指摘。
犯罪の責任者は法律に よって正しく裁かれることは当然としながらも、正義の名によって市民を巻き込むような過剰な武力攻撃や、長期に渡る戦争が続くことは、さらなる悲惨が起こる危険があり、それはテロリストたちの術中に陥ることになると述べ、さらには決定権を持つ責任ある立場の人に強く要望していく姿勢も示した。
米への申し入れには、テロは断じて許されるものでなく、断固たる処罰が加えられることは当然とした上で「軍事行動を超えた次元で正義と回復と平和を求め、テロ行為の根絶に向けた努力を向けられるように願う」と、平和的手段によって正義と平和を実現するよう切望した。
首相および日本政府へは、米への要望に加え、日本国憲法の平和主義の精神をもって、平和的な手段でテロを根絶する道を選ぶように米国大統領を説得するよう求めている。

金を動かす者に要注意−−通貨統合の動きに警戒感=0110140501=

 『円の支配者』の著者リチャード・A・ヴェルナー氏講演 長引く不景気、相次ぐ倒産、リストラ、失業率6%。
その不況は人為的に操作されていた——通貨統合の動きに警戒感今年5月に発売された『円の支配者』(草思社)はすでに15万部を突破したベストセラーだ。
「不況の原因は日本銀行にある」と「日銀犯人説」を唱えるセンセーショナルな内容から、絶賛と非難の声を交え読者からの反響も大きい。
著者リチャード・A・ヴェルナー氏(34)はクリスチャンで、世界で注目されているエコノミストでもある。
ヴェルナー氏(アライアンス・東京渋谷福音教会員)は、10月1日インターナショナルVIPクラブ表参道(加藤凉子会長)において「日本経済・世界経済の行方」の題で語った。
『円の支配者』の内容は「バブル創出も崩壊も、構造改革を実現するためにあえて意図的に作られた。
戦後、日本の通貨を支配し、経済の核心を握ってきたのは、わずか5人の日銀生え抜きのプリンス(総裁)で、政府及び国民はその操り人形にすぎなかった」というもの。
80年代後半、日銀が各銀行にもっと貸し出しをするようにと「窓口指導」が行われていた証言も得ており、その信憑性は高いという。
「これは確信犯。
その気になれば90年半ばには景気回復のための処置が取れたのに、日銀はしなかった。
不況のため、何万人もが首をつり、リストラの憂き目に遭い、家庭を崩壊させた。
その原因を作った責任は重い」とヴェルナー氏は訴える。
また「もし本書に知恵深きものがあるならば、それはひとえにわたしの信じるわたしの光としての神の導きによるもの」と、謝辞で結んでいる。
メッセージでは、最初に箴言22章7節の言葉「借りる者は貸す者のしもべとなる」を引用。
「常にお金を貸す側は、借りる側より優位に立つ。
王様さえバンカース(銀行家)の奴隷になりうる。
お金をコントロールする者は、王様や政治家よりも力がある」と説明する。
「歴史家はナポレオン、ヒトラーといった政治家を見る。
しかし、お金の流れを見た方が、本当の歴史を知るのに効果的」とも言う。
「ナポレオンも兵器と武器がなければ何もできなかった。
そのために必要なのはお金。
当時バンカースが裏で支配していたことは周知のことだった」という。
そういう経済の歴史を踏まえ「自由にお金を印刷でき、無から有を生み出せる中央銀行、それもごく少数の人間に権力が集中する状況は非常に危険だ」と警戒する。
「バンカースは、どうしたら借金が増える状況を作るかを考える。
そのために敵をあえて立て、戦争を起こし、武器を買わせることもする。
いくらお金をもうけても人間は満足しない。
彼らが政府になる。
彼らが支配しているのが中央銀行であり日銀だ」 ヨーロッパではユーロにより通貨が統合され、来年1月にはユーロ紙幣がヨーロッパに流通する。
2005年には南北アメリカがドルにより統合される可能性が高く、アジアも通貨統合の動きがあることを受け、ヴェルナー氏は「ますますバンカースのパワーが一局集中する時代に突入している。
黙示録には、悪い人たちが世界を支配してくる、と書いてある。
私たちは経済の動きをしっかり見張る必要がある」と語った。
VIP表参道は10月1日、東京・港区青山の青山ダイヤモンドホールで開催された。
詳しくは、HPアドレス:http://www.profitresearch.co.jp を参照。

J+Passion:ホームページ通して青年らの声を吸収=0110140502=

11月に決起大会 「青年のための青年による宣教大会」を目指し若手牧師らが企画して来年2月に都内で開催を計画しているJ+Passion TOKYO 2002(杉本智俊実行委員長)は、計画段階から広く青年信徒らのアイデアを取り入れ、生かそうとしている。
このほど開設したホームページ上でアンケートを実施し、実行委員会がお膳立てしたプログラムに参加するだけでなく、参加者自身の発想でプログラムをより青年の必要に合ったものに作り上げようという、ユニークな試みだ。
今年2月に初回を開催したJ+Passionは、当初から「青年による」方針を打ち出し、実行委員会を45歳以下の牧師・信徒らで構成した。
単に集会のメッセージを聞くだけでなく、「イエス様のために生きる生涯こそが自己実現なのだと感じる場にしたい」「若い人たちが自信と勇気を持てるように継続的にケアできたら」「青年たちが顔を合わせて励まし刺激し合うネットワーク作りを」など、青年に宣教のチャンレンジを具体的に手渡す夢を膨らませていた。
その実行委員たちも30代後半から40代前半の教職が中心。
2回目開催にあたり、さらに20代の信徒も含む若い層の「青年自身による」大会へと、参加意識を促す知恵を絞った。
ホームページでは、大会の趣旨やスピリット、プログラムの概要、参加方法などの情報と並んで、アンケートを設け、分科会に加えてほしいテーマや、「ここが変だよ日本のクリスチャン」といった声を募集する。
「ここが変だよ」は、パネルディスカッション方式で共に考えようという企画で、ホームページに寄せられた声をパネルに反映。
ディスカッションには在日外国人クリスチャン青年にも参加を呼びかける。
J+Passion TOKYO 2002は2002年2月10、11日、練馬区豊玉北の聖書キリスト・東京教会で開催。
主講師は小平牧生(兄弟団・ニュー・コミュニティー西宮染殿チャペル牧師)、スティーブン・ケイラー(ホープチャペル牧師)の両氏。
今年11月17日午後2時から、その決起大会として同会場で「J+Passionサポーターズ」を開く。
講師は藤林イザヤ氏(福音ペンテコステ・京都中央チャペル牧師)。
http://www.jpassion.org/。
 問い合わせはTEL042・732・8341、町田クリスチャンセンター。