[CSD]2004年3月28日《ヘッドライン》

[CSD]2004年3月28日《ヘッドライン》
 = 1面 =
★イラク現地報告(前編):自衛隊は地元に迷惑——民間ボランティアこそ必要
★ハイチ:政情不安で祈りの要請——宣教チーム「現地の早く戻りたい」
★スリランカ:迫害悪化を懸念——4ヶ月で146礼拝所を閉鎖
★ビキニ環礁水爆実験から50年——現地教会の説教「核兵器いらない」
★<恵みのどんでん返し>「金持ちの青年」は私の姿だった 記・峯野 慈朗
★<落穂抄>臨終の苦しみ

 = 2 面 =
★「平和のかけ橋になろう」——沖縄で第10回アジアバプテスト女性大会
★米国南部バプテストが世界連盟脱退へ——分裂憂慮し日本バプ連盟は撤回を要請
◎<緊急連載・心の監視はどこまで来たか>[3]「教育を統制せよ」都議会が圧力
★<提言>JEA『教会と国家』を読んで 記・谷口 和男
★<今週の本棚>『トゥルニエを読む(上)』工藤信夫著(あめんどう、1,600円+税) 評・吉田 博
★<今週の本棚>『傷つきやすいあなたへ』木村 藍著(文芸社、1,100円+税)
★<今週の本棚>『がん哲学』樋野興夫著(to be出版、762円)
<情報クリップ>催し情報ほか

 = 3 面 =
◎チャーチスクール各地で開校:「子どもをイエス様の弟子に」——福岡・クリスチャン・インターナショナル・スクール
◎チャーチスクール各地で開校:「聖書どおりの教育にひかれた」——インターナショナル・クリスチャン・スクール伊勢崎
★「女性の活躍に貢献したい」——世界のグローバルリーダー100人に選ばれた茅野みつるさん(弁護士)
★「日々自分に福音を告げよ」——ジェフリー・ブリッジズ氏来日講演
★<今月の試写室>「卒業の朝」 信じることによる挫折描く 評・高梨 大

 = 4 面 教会学校教師のひろば=
★スポーツチャンバラの後、正座で聖書の話聞く——ビクトリー・チャペル聖書教会 つくばMEBIGスポチャン道場
★<先生 キラッ>伊藤直治さん(ビクトリー・チャペル聖書教会)
★<ゆっくり行こう!CS教師>[19]教えるだけでなく生徒の心に触れる 記・福井 誠
★<オッフーの神様と出会っていますか?>[7]失敗も益とする神さま 記・藤田 桂子
★<まいまいのちょっと愛デア>[7]キャンデー1個の励まし 記・永井 真衣子

 = 別1~4 面 カラー建築特集=
★光の鳥が舞う北欧の教会——フィンランド・ミュールマキ教会
★コンサート伝道と教会:目の前に電車、間近にマンション——ホーリネス・下山口キリスト教会
★コンサート伝道と教会:土蔵の発想、天窓で明るく——基督兄弟団・小田原教会
★コンサート伝道と教会:防音豆知識——サッシは調整で生かされる
★素材をひねらず慈しむ信仰から湧くデザイン 記・村形 省
★主のご意志に適う会堂建築はチャペルデザインプロデュースから

 = 別5~8 面 教会案内特集=

★どんなきっかけだってOK!
★高まっています。教会の教育への関心
★新しい出発にはあたたかい支えが必要
★キリスト教についてもっと知ってみませんか。
★心からの、冠婚葬祭を。

 = 別9~12 面 カラー宿泊特集=
★ハートフルエッセー:足をのばせば… 記・藤川 義
★ハートフルエッセー:足をのばせば… 記・本山 聖子

<緊急連載・心の監視はどこまで来たか>[3]「教育を統制せよ」都議会が圧力0403280203

 3月上旬から中旬にかけて行われた都立高校の卒業式。昨年10月23日に出された都教育委員会の通達どおり、教職員は「会場の指定された席で国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する」よう校長から業務命令が出された。都教委の監視役は起立しない教職員を「現認」した。この踏み絵の中で、処分を覚悟で「不起立」を選んだ教職員は都全体で120人ほどに上ると見られる。
 生徒たちの中にも自主的に起立しない者はおり、それが9割に及ぶ高校もあった。都教委は3月16日、卒業式や入学式で「君が代」斉唱時に起立・斉唱する生徒が少ない都立学校を調査し、担任らの指導がなされていない場合には処分する方針を明らかにした。
 1月30日、都立校の教員228人が都教委を相手取り、国旗に向かって起立し国歌を斉唱する義務のないことなどの確認を求めて提訴したのは、こうした事態を予測してのこと。起立するにせよ不起立を貫くにせよ、良心の自由によって決めるべきものであることを事前に確認する「予防訴訟」としての意味がある。
 これまで「不起立」「君が代伴奏拒否」裁判は処分後にその撤回を求めたものであり、処分された当事者しか原告になれない。「予防訴訟」は、都教委の通達によりこのままでは大量処分は明らかという異常事態に対し、通達内容の無効性を事前に訴えることで228人という多くの教員が原告に名前を連ねた。都全体で約1万人いる教職員の数からすれば少数派だが、支援者も含めればさらに多くの声を糾合したことになる。16日には都立79校の保護者有志が約5千人の署名を携え、都議会にこの問題で教育現場に圧力をかけるのをやめるように陳情した。
 背景には、石原都知事就任後、同氏の個人的理念・信条によって教育現場に日の丸・君が代を強制する色彩が強まり、石原氏に同調する一部の都議が公然と教育への支配・統制を強める意見を都議会に出すようになった事実がある。昨年の卒業式・入学式には各都立学校から全都議への招待状を出すよう校長に圧力をかけ、出席した都議らの報告がさらなる圧力を招いた。    【根田祥一】

チャーチスクール各地で開校:「子どもをイエス様の弟子に」−−福岡・クリスチャン・インターナショナル・

 不登校やいじめの増加、学級崩壊など、日本の教育問題が表面化するなか、全国で教会が子どもたちを教育するチャーチスクールが増えてきている。この4月にも、福岡、群馬、茨城、静岡などの教会で、新たにチャーチスクールがスタートする。     【孫 斉賢、中田 朗】
 福岡市博多区浦田にあるフルゴスペル福岡教会(金エシュルン牧師)は、小学生から高校生までを対象とした「フクオカ・クリスチャン・インターナショナル・スクール」を開校する。金牧師は「教会の傘のなかでの純粋なチャーチスクールを作ります。聖書の価値観、信仰に立つのでなければやる必要がない」と語る。
 「教会学校の子どもたちが大きくなるにつれ、中には信仰から離れてしまう子もいる。それに心を痛め、ずっと祈っていた。そうしたら神様がチャーチスクールをやりなさいと勧めるのです」
 1年前に3歳から6歳児を対象にスタートした同教会付属英語幼児保育園「レインボースクール」も、チャーチスクールを始めるための前段階だった。
 牧師夫人で同スクール責任者の金マリア氏は「子どもたちが神様と接する時間は、1週間に1時間程度。それ以外は神様を否定したり、進化論の教育です。子どもたちをいつも教会で過ごすようにしたい。そうしたらイエスさまの弟子になる。それが私たちの責任だと思っています」と話す。
 スクール理念として「創造主なる神に基づいた教育」「家族との協力による教育」「明るく肯定的な人生観を目指す人格教育」「真の社会性を建て上げる」「夢とビジョンを与える」の5項目を掲げる。入学金は3万円、授業料は月3万円。同スクールはチャーチスクールの協力組織・日本チャーチスクール協会(JCSA)やアメリカの国際クリスチャンスクール協会(ACSI)にも加盟し、「アメリカの全大学で入学の時に優遇措置がある」という。開校に向け、新たに教育館の建築が教会敷地内で急ピッチに進められている。教師やスタッフ、教材の準備なども整った。現在、入学希望者も10人ほど与えられている。
 同教会では、喜納政弘氏(ワールド・ミッション・クリスチャン・スクール理事長)と青木靖彦氏(光のこども・インターナショナル・クリスチャンスクール理事長)を講師に「チャーチスクール・福岡大会」(主催日本チャーチスクール連盟)を5月14、15日に開催する。参加費は3千円。Tel:092・504・5809。ホームページhttp://www.fgfc.jp/

チャーチスクール各地で開校:「聖書どおりの教育にひかれた」−−インターナショナル・クリスチャン・スク

 群馬県伊勢崎市宮子町の伊勢崎キリスト福音館(牧会者・田村正幸)では、小学生から高校生までを対象にした「インターナショナル・クリスチャン・スクール伊勢崎」を開校する。公立中学校教師だった田村正幸氏と妻の優子氏などが教える。
 田村夫妻は昨年開催された「チアにっぽんコンベンション2003」に参加し、ポール・ブローマンさん(明泉学園、啓明宮城小学校創立メンバー)の話を聞いて決心が与えられたという。「聖書の言うとおりに生きることを教える教育にひかれました。学校教育にもいいものがあると考えてきましたが、話を聞いて『こちらの方が本物では』と思ったんです」  さらにその年の9月、不登校、引きこもりなどの理由でクリスチャンでない中学生、高校生2人の面倒を見ることになる。田村夫妻は試験的に聖書の学びを中心に、国語、英語、数学、理科、社会などを教えた。また暗唱聖句にも力を入れた。
 すると「2人の成績がみるみる上がり、性格が明るくなった。礼拝にも来るようになり信仰ももった」。優子氏は「学習塾をしていた時は生徒の心はどこか学校にあるという感じだった。でもチャーチスクールでは、心がここにある。子どもたちの根っこをつかむことができる」と手応えを感じたという。
 入学金5万円。授業料は小学生が月2万4千円、中学生月2万6千円、高校生4万円。4月10日開校式で、すでに入学希望者が6人いる。Tel:0270・23・1206。
     ◇
 そのほか茨城県下館市幸町の下館ハーベストチャペル(渡辺亨牧師)では、「本来の知育・家庭を取り戻す」を理念にホームスクーリングができない家庭の子ども対象の「マスターズクリスチャンスクール」を開校する。
 静岡県浜北市の遠州中央浜北教会(田中政男牧師)では幼稚園から高校までの一貫教育を目指す「浜松インターナショナルクリスチャンスクール」を開校する。