パリ五輪出場クリスチャン28人 日本代表も
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パリ・オリンピックの開幕となった。本紙提携の米クリスチャニティ・トゥデイ誌では、信仰を表明して発信しているクリスチャン選手28人(13競技20か国)を紹介した(7月24日電子版)。中にはメダリストもいるが、それぞれ、けがや精神的課題、喪失を乗り越えてきた証しをもち、自国と神を誇りにしている。抜粋して紹介する。
フィジーのラグビー選手ジェリー・トゥワイは、リオ大会に続いて、東京大会でチームを率いて金メダルを獲得した。これは同国にとって初のオリンピック勝利。チームメイトと輪になり、フィジーの伝統的な賛美歌「われらは打ち勝つ」を歌った。いったんは五輪代表を外れたが、後にキャプテンに任命。引退も覚悟していたが「神様は私たちに別の計画を持っておられる」と言う。
スケートボード選手のライッサ・レアル(ブラジル)は、13歳で東京大会で銀メダルを獲得し、ブラジル史上最年少のオリンピックメダリストとなった。大会前夜「神様、大好きなことをする機会を与えてくださってありがとうございます!」と述べていた。
日本のサッカーゴールキーパー、野澤大志ブランドン選手はインスタグラムアカウントに、サッカー場での彼の写真や、聖書の一節、信仰についての思い、そして賛美歌などを投稿している。「今シーズン、主が私たちのために用意し、導いてくださったすべての祝福に心から感謝します」と昨年末のインスタグラムの投稿に書いた。
アダム・ピーティ選手(水泳、英国)はリオと東京の両オリンピックで優勝し、世界選手権でも八つの金メダルを獲得。うつ病やアルコール依存症などを抱えてきた。2022年にクリスチャンに。定期的に教会に通うようになり、「パズルの欠けているピースを見つけたような気がした」と言う。腹部に大きな十字架のタトゥーを入れており、「光の中へ」という言葉が添えられている。
ケイレブ・ドレッセル(水泳、米国)は、肩の鷲のタトゥーはイザヤ書第40章を暗示していると語る。東京では金メダルを5個獲得。前回五輪直前には、うつ病とパニック発作に悩まされていた。しかし、信仰が彼をその場所から立ち上がらせた。
その他紹介選手は以下の通り▽アンソニー・シニスカ・ギンティン(バドミントン、インドネシア)、ケイラ・アレクサンダー(バスケットボール、カナダ)、カーリク・ジョーンズ(バスケットボール、南スーダン)、サイデル・オルタ(ボクシング、キューバ)、アレア・フィネガン(体操、フィリピン)、ブロディ・マローン(体操、米国)、ジェロネイ・ホワイトボーイ(柔道、南アフリカ)、ラシーダット・アジバデ(サッカー、ナイジェリア)、ジョージア―リー・ベレ(水泳、パプアニューギニア)、ロロヘア・ナイタシ(テコンドー、フィジー)、ジュリアン・アルフレッド(陸上競技、セントルシア)、ラシード・ブロードベル(陸上、ジャマイカ)、オリビア・ランドマン(陸上、カナダ)、シドニー・マクラフリン・レブローニ(陸上、米国)、ケトゥラ・オルジ(陸上、米国)、タルシス・オロゴット(陸上、ウガンダ)、マリレイディ・パウリーノ(陸上、ドミニカ共和国)、マグダレナ・オグンライエ(陸上、ドイツ)、ミカ・クリステンソン(バレーボール、米国)、ニェメ・ヌネス(バレーボール、ブラジル)、デビッド・リティ(重量挙げ、ニュージーランド)、ドン・オペローゲ(重量挙げ、サモア)、イェニ・アルバレス(重量挙げ、コロンビア)