[CSD]2009年12月6日号《ヘッドライン》

[CSD]2009年12月6日号《ヘッドライン》

 = 1面 ニュース=
★韓国人女性神学生27歳の急逝——日本で知った「楽しく宣教」
★中国:キリスト者弁護士夫妻を拘留

 = 2 面 ニュース=
◎信徒が開いた日本伝道——日本基督教団で日本伝道150年記念信徒大会0912060201
★聖公会京都教区審判廷が少女性虐待の司祭に「終身停職」判決
★韓国の国民的詩人・尹東柱の生涯を舞台化——母校の立教大学でも上演
◎JEA社会委:鳩山?友愛?政権に期待——「伊勢神宮参拝しないで」0912060204
★<落ち穂>ヤン・チュンフン宣教師の思い

 = 3 面 =
★米国:反同性婚・中絶で共闘——米福音派とカトリックが共同でマンハッタン宣言
★米国:同性愛者保護法案にオバマ大統領が署名
★本紙記事を読んで:神の御名は固有名詞表記で訳出すべき(10月25日号「新改訳大改訂にへ」に対して)
★本紙記事を読んで:批判的な意見表明は実名で(11月1日号3「露骨な性的被害表現は不適切」に対して)
★<オピニオン>教会の良識は徳を建てるか 記・根田 祥一

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★井上 義朗さん[下](オーサカ・ユニーク[株]取締役副社長)——裏切られたイエスと重なった
★新連載<働く人の境界線>[1]自分にできることを探し、そこに集中 記・島田 恒

 = 5 面 情報 =
★未伝道地克服への挑戦——人口の28%が未伝道グループ
★バチカン:宇宙に生命存在? バチカンが討議
★<精神障害と教会>[65]プライバシー(2)教会で病気のこと言えない?  記・向谷地 良生

 = 6・7 面 デボーション特集 =
★成人から子ども向けまで配慮——改革派デボーション誌「リジョイス」
★個人で 小グループで 主と交わる——9月に創刊された月刊誌「マナ」
◎ニュースなデボーションガイド——「2010年プレイヤーダイアリー」0912060701
★現代見つめる30日間の祈りを——「声なき者達のための声」
★霊想書ガイド:『あなたを変える20の祈り』『日ごと新たに』『元気の出る聖書のことば』

 = 8 面 全面広告 =
☆いのちのことば社創立60周年記念事業 広報

 = 9 面 情報 =
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★BOOK:『そして僕は、今日も歌おう』陣内大蔵著(日本キリスト教団出版局、2,100円税込)
★EVENT:「フリーゴスペルライブ9001」12月12日午後0時30分~6時。会場:桜木町駅隣の創造空間9001(VIC横浜主催)
★REVIEW:『十九世紀のドイツ・プロテスタンティズム』深井智朗著(教文館、3,675円税込)評・朝岡 勝

 = 10 面 教会学校 =
★<教会学校の実情を探る>中高生たちの「ここにしかない」集まり——バプ連盟・西岡本キリスト教会「THE☆会」(ザーカイ)
★<CSもうひと味>
★ジョイジョイキャンプ2010(3月25日~27日。会場・恵みシャレー軽井沢)

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★早稲田奉仕園100年[4]:多様な文化・民族に出会う——アジア語学講座
★「祈り、教会の祝福に」——ライズ・アップ・ジャパン
★日本韓国YMCAが韓国から大統領賞を受賞——

 = 12 面 教会 =
★カルチャークラブで地域の信頼度アップ——フォースクエア・秋津福音教会

◎信徒が開いた日本伝道−−日本基督教団で日本伝道150年記念信徒大会=0912060201

 「ありがとう150年、つなごう200年、主とともに」を主題に、「日本伝道150年記念信徒大会」(日本基督教団150年記念行事準備委員会主催、同信徒大会実行委員会主管)が、東京・渋谷区の東京山手教会で開催。全国から同教団の牧師、信徒ら845人が集い、今日までの150年を感謝すると共に、200年に向けた福音宣教への決意を新たにする時となった。

 同大会では山北宣久氏(日本基督教団総会議長、聖ヶ丘教会牧師)がコリント信徒への手紙・ 9章19~23節から「福音に共にあずかる」と題して説教。「163年前に琉球伝道をなしたベッテルハイム、横浜バンドのヘボン、札幌バンドのクラーク、熊本バンドのジェーンズはみな信徒だった。日本伝道は信徒の手によって切り開かれていった」と語る。
「教会最初の殉教者が信徒ステパノだったように、日本最初の殉教者も市川栄之助という信徒だった」と山北氏。「市川栄之助は、アメリカ人宣教師D・C・グリーンの日本人教師として働いたが1871年、聖書を手にしている現場を捕らえられ、マツ夫人と共に投獄された。そして激しい拷問を受け翌年、獄死。最初の殉教者となった」
 だが、「これだけでは終わらなかった」とも言う。「グリーン宣教師がこの出来事を欧米に知らせたことで、世界中に知れ渡った。ヨーロッパを回っていた伊藤博文、岩倉具視などの使節団の一行は、人々から『あなたの国には信教の自由がないのか?』と訴えられた。結局、これを機にキリシタン禁制の高札が撤去され、日曜日が休日となった」
 「この個所は『福音のためならどんなことでもする』というすばらしい言葉で終わっている。私たちは宣教150年の恵みに与った者としての使命、命の使い方を、明確にしていきたい」と結んだ。
 同大会では、映像で150年の日本宣教の歴史をふり返り、阿佐ヶ谷教会、千葉北総伝道所、経堂北教会などの歩みを紹介すると共に、北海道から沖縄に至る各教区の教会出席者の紹介と挨拶があった。また、宣教師が来日してから今日まで、福音の種がまかれ育っていることを歌った同信徒大会イメージソング「いつまでも続く教会」をみんなで合唱した。
 最後に「伝道200年を目指して|日本伝道150年記念信徒大会宣言」を、二世代離れた60代男性と10代の女の子が朗読。宣教師たちが、いまだキリシタン禁制の高札が立つこの日本に渡来し、困難な福音伝道の端緒を開いた多くの先人たちの労苦に感謝しつつ、「150年の節目に全国信徒大会が開催できたことは主の導きであり、新たな伝道の決意への促しであると信じる」と表明。最後に「わたしたちは、祈りによって神の伝道の業に仕えつつ、伝道200年を目指して進んでまいりたい」と、会衆一同で宣言した。
 翌日23日には、東京・渋谷区の青山学院講堂で記念大会が開かれ、礼拝(説教・小島誠志氏=前日本基督教団総会議長)と記念式典(講演1・橋本徹氏=元富士銀行頭取、講演2・加藤常昭氏=神学者)が行われた。

◎JEA社会委:鳩山?友愛?政権に期待−−「伊勢神宮参拝しないで」=0912060204

 日本福音同盟=JEA=社会委員会(荒川雅夫委員長)は11月13日、鳩山首相に対し、年頭の伊勢神宮参拝を中止するよう要望した。新政権に「日本国憲法を尊重し擁護する政治が行われること」を期待。鳩山政権が掲げた「友愛」の根本理念の下、基本的人権に伴う「自由」が最高に尊重され、その不可欠の要件である「平和」が最大限に重視されて、憲法原則に基づく健全な政権運営が行われることを「祈る思いで切望している」と表明した。
 首相が提唱する東アジア共同体を実現するため9条に明文化された徹底した平和主義を国是として、日米の同盟関係を平和を根幹としたものに転換し、それとともに「信教の自由」が守られるように、「政教分離原則」を最大限に尊重してほしいと要望。また、首相が靖国神社に参拝しないと表明していることは当然とした上で、これまでの首相が毎年年頭に伊勢神宮を参拝してきたことに触れ、「英断をもって中止」するよう要望した。

◎ニュースなデボーションガイド−−「2010年プレイヤーダイアリー」=0912060701

 オンファイアー・ジャパン出版発行の「2010年プレイヤーダイアリー・祈りの日記帳」(A5判変、千350円税込)は飢餓、戦争、人種差別問題などで激しく変化する現代社会にあって、知られざるニュースに目を向け、主の働きと支える人たちを求めるさせられるデボーションガイドだ。
 巻頭に、この「プレイヤーダイアリー」を通して厳しい現代社会の諸問題への効果的なとりなしの祈りの原則などが勧められている。基本的な構成は、2年間の長期的な祈りのプラン(重要イベントや誕生日など)をメモできる一覧表と週間の祈りのリスト。各月のプランナーと毎日のページには国々のデータと、とりなしの課題と聖書個所、祈りのメモ欄がレイアウトされている。
 各月の冒頭には、とりなしと考察のための月間ガイドとして1月「ガザ地区の教会」、2月「北アメリカにおける人身売買」、4月「世界に蔓延するマラリア」など今日的状況と具体的な祈りがまとめられている。
 これまで気づかずに過ごしてきた月間ガイドの諸テーマは、読み飛ばすことのできない気づきを与えられる。「2010年を目的意識をもって生日々広がれ主にある喜び緩やかなバランスについつい続くき、祈る」とはこのプレイヤーダイアリーの巻頭テーマ。「日本人が祈り、捧ささげ、行く時に世界が変わります」との確信を伝え続け、14年目のプレイヤーズダイアリーの発行を見た。URL http://www.onfire.jp/