[CSD]2010年6月13日号《ヘッドライン》

[CSD]2010年6月13日号《ヘッドライン》

 = 1面 ニュース=
★軍政下に政治犯の夫と獄中書簡が翻訳出版——韓国元首相の韓 明淑さん
★聖書をテーマにシアにっぽん絵画コンクール

 = 2 面 ニュース=
◎サッカーW杯代表選手らの映像と証しDVD——キャンパスクルセードが南ア大会向けに発売
◎エジンバラ東京会議[3]すべての人々に福音を届ける——残されたアンリーリトピープル
★平和と正義実現への行動めざして——東京・関東キリスト者平和の会発足
★バチカン:第2次世界大戦時の秘密資料を6年以内に公開か
★バチカン:イスラエルのガザ支援船団拿捕事件に強い懸念を表明
★<落ち穂>青少年らの居場所を提供する教会

 = 3 面 =
★<竜馬をめぐる人々>[9]横井小南の章:2 龍馬を感化した国是七条 記・守部喜雅
★「主がお入り用」と政界入り決断——銀行員から転身した柴橋正直衆院議員
★米国:「宗教と人種のパラドックス」の調査研究を発表
★<オピニオン>留学生に教会は何ができるか 記・永井 敏夫

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★松島 修さん[下](アフピーネット[有]代表取締役)——世の中はすでに爆裂している
★<働く人の境界線>[7]原因を見極め終止符打つルール設定を 記・中村佐知

 = 5 面 情報 =
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★MOVIE:「孤高のメス」(6月5日より丸の内TOEI1ほか全国順次公開)http://www.kokouno-mes.com/
★BOOK:『しなやかな心で生きる』榊原 寛著(いのちのことば社、525円税込)
★REVIEW:『技術社会を<超えて> ジャック・エリュールの社会哲学』松谷邦英著(晃洋書房、3,360円税込)評・稲垣久和

 = 6・7 面 キリスト教主義学校特集 =
★「プロ集団」がキャリア支援——茨木キリスト教大学
★いのち活かす教育「学而事人」——桜美林中学校高等学校
★「ともに生きる」学生を社会へ——明治学院大学
★平和、いのちを慈しむ人々へ——恵泉女学園中学・高等学校

 = 8 面 全面広告 =
☆プレ60周年日本ホーリネス教団夏季聖会
7月19日(月)~21日(水) 会場/箱根ホテル小涌園

 = 9 面 結婚特集 =
★伴侶を亡くした友人同士の再婚——櫛田節夫・弥生さん夫妻
★再婚の2人には笑顔がお似合い——ウェディング・コーディネーター水江暁子さん
★再婚希望者への配慮:気持受け止めで最善尽くす——柿谷カウンセリングセンター結婚相談室

 = 10 面 教会学校 =
★御言葉でCSが変わった!——インマヌエル磐田教会
★<CSもうひと味>暗証聖句ゲーム——意欲をかき立てる工夫が鍵

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★<戦争の世紀から平和の世紀へ>[3]渡辺信夫牧師(前編)死ぬべきはずの命 生かされ
★チア・コンベンション2010:離婚危機の結婚イエスが修復——フィル&スージー・ダウナー夫妻が証し
★MOVIE:「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」(6月19日より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開)

 = 12 面 教会 =
◎若者が守られつつ冒険!——単立・ジーザス ライフハウス



◎サッカーW杯代表選手らの映像と証しDVD−−キャンパスクルセードが南ア大会向けに発売=100613



DVD には代表選手らのプレー映像と信仰の証しを収録
 32か国が優勝をかけて1か月間、熱戦を繰り広げる2010FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が、6月11日に開幕。これに合わせ、あらゆるスポーツミニストリーをサポートするスポーツネット(米内宏明代表)は、W杯に出場したクリスチャン・サッカー選手6人のプレー映像と証しを収録した南アフリカW杯伝道用DVD「ザ・プライズ 夢を追いかけて」(英語/日本語字幕付き、26分)を発売した。

 制作は、キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)のスポーツミニストリー部門「Athletes in Action」。ルシオ、カカ(共にブラジル代表)、オスカー・オウォロ(コンゴ代表)、マルコス・セナ(スペイン代表)、シリル・ドモラウド(セネガル代表)、ニコラ・レグッタグリー(イタリア代表)が、サッカーと神様への情熱について語る。ルシオ、カカ両選手は、南アフリカ大会にも出場する。
 ルシオ選手は、コンフェデレーション杯のアメリカとの決勝戦で、決勝点を決めた時のことを語る。「勝てないと思った。でも、私たちは我慢強くプレーした。決勝点を入れた時はうれしかった。ブラジルにタイトルをもたらせたのは、神様の祝福のおかげ、自分たちの力ではできなかった」
 カカ選手は、プールに飛び込んだ時の事故で脊椎にけがをした体験を語る。「身体が麻痺して痛みに耐えられなかった。もう一度プレーができるようになったのは、神様が守ってくれたから。その後、01年にサンパウロのトップチームに呼ばれた。これは偶然ではない、神様だと思った」
 レグッタグリー選手は「13歳の時、神様と約束した」と言う。「サッカー選手にしてくれたら、神様のために生きるって。その夢をかなえてくれた。イエスと共に生きるって決めてからの最初のゴールは、いろいろ苦しみを経験している時。ゴールを決めた時は代表でのゴールよりうれしかった」
 ドモラウド選手は「W杯に出場したのは一番の思い出」と語る。「祖国は内戦中だった。チームの一員になれて感謝した。3戦目に先発。勝つことだけを考えた。だが、ディフェンスのミスで2対1で負けた。私はレッドカードをもらった。最後のW杯だったが、神様は常に私と共にいてくれた」
 セナ選手は「プロサッカー選手になりたかった。才能があると思ったし、サッカーが大好きだった。金持ちも貧しい人もサッカーができる。人を一つにするスポーツだ」と語る。
 オウォロ選手は「一番の思い出はフレンチカップのストラスブルグ戦。町中がお祭り騒ぎだった。人々は私たちのプレーを評価するが、私は自分がどんな人間かを見せることが大事だと思う」
 どの選手も、勝利がすべてとは言わない。敗北、失敗から学ぶことも多いと語る。また、タイトルより大切なものを語る。
 「神様が僕にチャンスをくれて、僕を神の子にしてくれたんだ」(カカ選手)、「サッカーと名声とタイトルがあっても、神様がいないと幸せじゃない」(ルシオ選手)、「イエス様なしでできることなんてないんだよ」(セナ選手)、「イエス・キリストが人生にないのなら、何かが欠けているんだ」(レグッタグリー選手)、「僕のことをサッカー選手としてではなく、イエスを愛した人として覚えていてほしい」(オウォロ選手)
 憧れの選手たちの中にこんなに熱いイエス・キリストへの情熱と信仰があったのか、と驚かされる。「このDVDをぜひ伝道用に用いてほしい」とスポーツネットは願う。
 DVDは1枚当たり150円だが、20枚3千円パック(個人)、200枚3万円パック(団体)を2パック以上から注文できる。送料別途。申し込みは名前(団体名)と住所、連絡先を明記の上、Fax.045・894・2121、本郷台キリスト教会まで。

◎エジンバラ東京会議[3]すべての人々に福音を届ける−−残されたアンリーリトピープル=1006130

 宣教のストラテジーとは、計画をもって教会を動かし、指導し、大宣教命令を実現すること。アンリーチトピープルとは、クリスチャンが人口の1%以下で、福音が届いていない人たち、民族グループのことです。
 インド、南アジアには約1万6千の少数言語グループがあります。今、6千の言語グループに福音が届けられましたが、信じている人は2%に過ぎない。うち2千500に教会が建てられ、3千500がアンリーチトピープルとして残っています。いまだに5千500万人が福音に対してアクセスがありません。このグループのために、働く必要があります。
 しかし残念なのは、これらの人々のところに行こうという人材が少ないことです。恐れたり、誰かがやるだろうと思って行動しないのです。また、行こうと決意しても反対があります。しかも、一番親しい人、同労者から、理解できないような反対が来ることがあります。私たちは行動する時、反対も予想しなければなりません。
 私たちがまずすべきことは、アンリーチトピープルに福音を届けに行かなかったことを神の前に悔い改めること、心を入れ替えて新しい行動を取ることです。
 信仰は、目に見えないものを確信させるものです。私たちはそれを見るために信じ行動しなければなりません。今日、私は皆さんにアンリーチトピープルのところに出て行くことを励ましたい。出て行った時、神様がどのようにして助けて下さるかを見てほしい。神様はどんな民族グループにおいても働かれる。もし、神様の導きを感じるなからば、その導きに対して背を向けないでほしい。

◎若者が守られつつ冒険!−−単立・ジーザス ライフハウス=1006131201

 5月23日、38人の若者たちが1時間の間に次々と洗礼槽に入り、洗礼を受けた。洗礼式を行ったのは、ジーザス ライフハウス(ロッド・プラマ牧師)だ。同教会牧師の一人、木村竜太さんはこう語る。「日本では、40~50代の牧師が若手と呼ばれる中で、もっと若い人たちが活躍できるようになってほしいです」
 ちなみに09年は東京だけで82人の受洗者がおこされた。今年はすでに53人の受洗者がおり、年々増加しているという。
 「情熱も能力もある若者たちが、守られながらも冒険できるような、また、大胆に失敗し、そこから成長できる環境を提供したい」。そんなリーダーたちの思いを支えてきたのは、創立以来変わらない同教会の「DNA」だった。DNAとは、「神様を愛し、聖書に忠実な、今の時代に合った大きなチャーチを建て上げ、集う人たちが強い絆で結ばれ、人生のすべての面で神様からの目的を果たす力を与えることにより、世界に影響を及ぼすこと」。「からし種のように小さな種でも、そこにDNAがあるならやがて大きく成長するものです。時代と共に戦略は変わっても、このDNAを大切にしていきたい」と木村さんは語る。
 現在は教会メンバーの80%が日本人だが、2002年の設立当初はロッド氏率いるオーストラリアからの16人のチームが中心となり、礼拝出席者の多くは外国人だった。スターバックスなどのカフェに集まって英会話クラスを開くなどし、少しずつ日本人が増え始め、リーダーシップをとれるようになった。「日本人が増えただけでなく、アメリカ人、中国人、フィリピン人、韓国人、またヨーロッパの方々も加わるようになりました」。教会が成長するにつれ、教会内で結婚、出産するカップルも増えた。「09年だけで、婚約・結婚したカップルが13組ありました。また、牧師を目指す若者や、各分野で活躍するプロフェッショナルも増えています」
 「弟子訓練」、「伝道」、「教会開拓」の3分野に力を注いできた同教会。「ライフ・グループ」と称するスモール・グループが150以上あり、教会の中核をなしている。ライフ・グループの目的は「キリスト教の学びを実生活に適応すること」だ。日々の祈り、聖書を読み、学んだことを書き残すこと(ジャーナル)を通し、個々のクリスチャンが神様との関係を深め、成長していけるよう励ます。
 また、大学伝道、ストリートチーム&ストリートバンド、ゴスペル・クワイアなどを含めた多種多様なアウトリーチのプログラムを東京、大阪、横浜、香港、中国で行っている。その中で「各自が教会内外で正しいリーダーシップを発揮できるようコーチングしている」と言う。
 現在東京では、3か所で7回礼拝を行っている。礼拝は、英日のバイリンガルで行われ、毎月新しいワーシップソングを1、2曲取り入れて若者たちが受け入れやすいような「多彩な表現力を追求」する。土曜日に行っている礼拝は、新しいものを生み出すという意味を込めて、「リミックス」と呼ばれている。リミックスでは毎週テーマを掲げ、そのテーマに添って前座のコメディー・ゲームや証し、アーティストらによるパフォーマンスを披露する。
 来年から北海道にもブランチをつくる予定だ。「日本各地に教会を立てていきたい。教会とは建物でなく人々であり、弟子とは、常に学び成長していく者。一人ひとりが、情熱を持てる分野、得意な分野を持って仕えていけるようなキリストの弟子が育っていくことを願っています」と語った。
 ジーザス ライフハウス(ヒルソングファミリー)=http://www.jesuslifehouse.com