ヴァイツゼッカー氏死去 「荒れ野の40年」演説を考える
「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」という言葉は有名だ。東西ドイツ統一時の大統領のリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー氏が1月31日に死去した。94歳だった。
ドイツ敗戦40年目の1985年5月8日に、連邦議会(西ドイツ)で語った演説は日本では「荒れ野の40年」演説として知られる。周辺諸国への侵略や、ユダヤ人虐殺の過去を想起し、歴史への責任を問い、次世代へ呼びかける。
『《荒れ野の40年》以後』(岩波書店)の著者の宮田光雄氏は、ヴァイツゼッカー氏の演説の中に「想起」という言葉が繰り返されることに注目し、「彼は、想起なしには、何らの真実も、何らの政治的悔い改めも、何らの和解も、したがって何らの未来もありえないことを強調している」と指摘する。
本紙では、さらにヴァイツゼッカー氏のいくつかのことばを振り返ります。
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