ヘッドライン
[CSD]2004年9月19日《ヘッドライン》
[CSD]2004年9月19日《ヘッドライン》= 1面 =
★阪神のアリアス選手らが講師——神奈川県:ベースボールクリニック = 2 面 ニュース=
◎自立・連帯・内側の改革から——宮城:第5回「地方伝道を考える」シンポジウム開催
★イメージ変革で教会に人は来る——東京:エリヤ会がシンポ
★<教界ニュース>高知朝祷会記念感謝会、イエスの友会夏期聖修会開催ほか
★<教界人事>中島真実氏、富沢謙氏、澤野芳久氏
★<グローバル・クリスチャン・サイト>海外ニュース・話題——世界改革教会連盟ほか
★<落ち穂>「冬のソナタ」のヒロイン:チェ・ジウさんの教会 = 3 面 宣教リポート=
★<宣教まっただ中>カンボジア発[2]大学教師として学外伝道 記・菅家 庄一郎
◎民主党憲法調査会——一神教批判を削除 = 4 面 牧会=
★<人を生かす対話>[2]イエスに学ぶ目的的カウンセリング 記・東 正明
★新連載<ディアコニアのこころ>[1]「植える」 記・フロイラン 規子
★<オピニオン>教職の多様性は賜物や分野の多様性 記・神津 喜代子
★<恵みのどんでん返し>あなたのいるところが中心 記・岩間 剛 = 5 面 神学・社会=
★<この国の精神風土と福音宣教>[2]教勢を気にするとあいまいに 記・池尻 良一
★<神学の潮流>デンマーク:創造主を信じない牧師が教会審判に
★<今月の神学書評>『ヨシュア記に聞く~見えないものを大切にした人たち~』服部 嘉明著(ユーオディア、1500円税込)評・関野 祐二 = 6 面 関西だより=
★精神障がい者施設建設に向け始動——京都:(社福)ミッションからしだね
★バイリンガルで子どもミニストリー——奈良インターナショナル・クリスチャン・センター
★<かんさい通信>サックスで主を賛美——宣教師:テリー・ウッドワードさん
★新連載<伝道は楽しいぞ>[1]イエスはん助けておくれや 記・榮 義之 = 7面 特集・三浦綾子=
◎北海道:塩狩峠で初の全国読書会
演劇情報ほか
= 8~9 面 前面広告=
☆10月16日は世界食糧デー
大会開催一覧ほか
= 10 面 ビジネスパーソン=
★体の病人ではなく心の病人だった——金森 一雄さん(日本橋興業株式会社代表取締役専務)
★新連載<気持ちがきちんと伝わる話し方>[1]「燃える情熱が心を動かす」 記・中野 雄一郎 = 11 面 教会学校=
★<教会学校教師のひろば>年に一度子どもの祭典——町田キリストの教会:キッズ・フェスタ
★<CS分級>手近なものでスタンプしよう 記・石橋 えり子 = 12 面 情報=
★EVENT:第18回東海聖句書道展
★BOOK:『神様がくれた弱さとほほえみ』西村隆著(フォレストブックス、1260円税込)
★<情報クリップ>講演・セミナー・催し情報ほか = 13 面 今週の動き=
★<今日は何の日?>9月19日~25日
★<日めくり元気の素>名著・聖書日課から一言メッセージ = 14 面 教会=
★地元の小学校に出張ゴスペル講座——岩手:保守バプ同盟 北上聖書バプテスト教会
★夏の締めは教会で音頭!——茨城:同盟基督 土浦めぐみ教会 = 15 面 教会生活=
★心の傷をシュレッダーに——兵庫県:「いのちのゴミ箱」教会
★<林檎の風にのせて>[2]憩いのコンサートでともに賛美し、心癒され 記・正村 八重子
★台湾・教会火災に支援を = 16 面 ひと=
★<人物インタビュー>不登校少女が賛美し始めるとき——MIGIWA(ゴスペルシンガー)
自立・連帯・内側の改革から−−宮城:第5回「地方伝道を考える」シンポジウム開催0409190201
全国の地方経済の沈滞が叫ばれる中、地方や過疎地の教会も沈滞化現象が見られる。若い信徒は大都市へ流出し、牧師や信徒は高齢化、未自給教会が多く、無牧教会が増え始め、教会を閉鎖するところも出てきている。このような現状に一石を投じようと、第5回「地方伝道を考える」シンポジウム(北関東神学研修センター主催)が、8月23、24日、宮城県仙台市の仙台バプテスト神学校で開催された。今回は神学校での開催ということもあり、地方の神学校の課題と取り組みにも焦点が当てられた。小助川次雄氏(ルーテル同胞・シオンの丘秋田キリスト教会牧師)が発題。厳しい地方伝道の現状を踏まえた上で、「これまでのシンポジウムでも重要なことが語られてきている。しかし、総論では『賛成』、各論では『異論』ありでは、事態は変わらない。地方の伝道において、いかに自立し、連帯を実践できるかが大切だ」と語った。
さらに、秋田県で「地方に居て伝道している者」としての立場から自省もこめて、「地域に影響力をもつ教会となることが願い。複数教会の結合、複数教職(牧師、伝道師、信徒リーダー)が一致・協力し、センター教会を中心にしながら『総合力』を高めていくことが必要」と話した。最後に「自立と連帯の実践は、教会の外側の状態や事情によるよりも、教会の内側の、すなわち、教職者と信徒の内側の改革・改善に大きくかかっていることを認めなければならない。そして、真剣に祈りつつ、主への信頼と服従に心がけることによって実践されるものと信じる」と結んだ。
また、小助川氏自身、がんとの闘病の経験から「健康には十分気をつけてほしい」と参加者に呼びかけた。
分科会は、1.地方神学校 2.ネットワーキング 3.未自給教会と1牧師複数教会牧会 4.後継者問題 5.地方教会の女性伝道者、が開かれた。このうち3.はJECA・牛久福音キリスト教会のヨアヒム・クレーマン宣教師が「レーマン(信徒説教者)の奉仕」について発題。クレーマン氏の母国ドイツの教会での例を挙げ、「開拓の使命は牧師、宣教師だけのものではない。レーマン・メッセージの奉仕は、日本では眠っている力です。信徒を訓練して宣べ伝えていきましょう」と呼びかけた。これに対し参加者からは、実際にレーマン奉仕を導入した際の経験や問題点などについて活発な意見交換がされた。
シンポジウムでは地方神学校に関して、仙台バプテスト神学校の新しい取り組みを同校校長の森谷正志氏が発表。これまでの「知恵よりも知識重視」の神学教育から、牧会現場としての教会を土台とした教育へ移行し、今年8月末からスタートさせると報告した。「教職者の霊性を重視し、生涯学習というしくみを構築していく。学校モデルから教会モデルの神学校教育」を目指すという。 そのほか参加者からは地方伝道の困難さ、またその中でも取り組んでいることがらなどが積極的に分かち合われた。 総括でJECA・八郷キリスト教会牧師の山口勝政氏は、「奉仕者の我欲、我執がチームワークを破壊する。できるところから始めるネットワークが必要だ」と述べた。
民主党憲法調査会−−一神教批判を削除0409190302
民主党憲法調査会(仙谷由人会長)は8月26日、同会が6月22日に発表した「創建に向けて、憲法提言中間報告」の文章から、一神教を批判し多神教的な価値観を奨励した部分を削除することを決めた。クリスチャン新聞7月18日付でこの問題を報じた後、同党の衆議院議員で牧師の土肥隆一氏が同調査会の仙谷会長に対し、異議を付して再検討を要請していた。問題の個所は、「文明史的転換に対応する創憲を―グローバル化・情報化の中の新しい憲法のかたちをめざして―」と題した「第1小委員会総論」の第2項「未来を展望し、前に向かって進む」の末尾。その中に「日本の伝統的価値観の中にその(自然と人間の共生、平和の)可能性を見出し、それを憲法規範中に生かす知恵がいま必要」「さまざまなコミュニティの存在に基礎を据えた社会は、異質な価値観に対しても寛容な『多文化社会』をめざすものでなくてはいけない。これもまた、〈一神教的な〉唯一の正義を振りかざすのではなく、多様性を受容する文化という点においては、日本社会に根付いた〈多神教的な〉価値観を大いに生かすことができる」といった表現が含まれていた。
土肥氏はこれに対し、「世界に通用するであろう現代の憲法に伝統的価値観を入れることは不可能」「偏狭な価値観を持つとしか映らない」などと批判。憲法調査会は土肥氏の意見を入れて問題部分を削除することにした。削除個所の修正案は今後検討する。土肥氏は、これを機に憲法調査会に加わり、同党の「創憲」論議に参加していく。
北海道:塩狩峠で初の全国読書会0409190701
三浦作品に触れ、信仰をもちたい、教会に行ってみたいと思う人が増えてほしいと、01年7月に発足した「三浦綾子読書会」。現在は全国25個所で開かれるまでになった。これら全国の読書会に集まる人たちの相互交流と、三浦作品を通して養われ、学ぼうと、「第一回三浦綾子読書会全国大会―三浦綾子が遺したもの」が、9月22日から北海道和寒町・塩狩峠で開催される。「これまで読書会は伝道に重きをおいて活動してきたが、今いるメンバーの交流と訓練の必要性がある」と語るのは、長谷川与志充さん(日本聖泉基督教会連合東京ミレニアムチャーチ牧師)。長谷川さんは読書会の発起人で代表も務める。
綾子さんの代表作『塩狩峠』を会場にする今回の全国大会では、講演、分科会、ツアーなどが企画されている。講演者は綾子さんの夫、光世さんや綾子さんの初代秘書宮嶋裕子さん、福岡女学院大学教授で三浦作品に詳しい森下辰衛さんや長谷川さん。ツアーでは三浦綾子記念文学館や三浦家の訪問のほか、三浦作品ゆかりの地を1日かけて巡る。秘書として綾子さんの身近にいつも寄り添った宮嶋さんによる「三浦文学超マニアックコース」も準備されている。
「今回の大会を通して、全国各地の読書会の横のつながりをもってもらいたい。また、メンバーとしての自覚が出て、活動がよりさかんになってほしい。初めての参加者も歓迎です」と長谷川さんは語る。
全国大会は9月22日(水)から25日(土)まで、塩狩峠・旅荘塩狩温泉で。参加費は全日2万3千円(3泊7食)、部分参加は1万7千円(22日夜~24日朝、2泊5食)、1万6千円(23日夜~25日朝、2泊4食)、4千円(23日日帰り参加、食事なし)。これ以外の日程は要問い合わせ。読書会会員は千円割引。
申し込みは氏名、住所、電話・ファクス番号、Eメールアドレス、生年月日、参加日程を明記し、FAX:04・2939・8470、Eメールtoyoshi@io.ocn.ne.jp、長谷川まで。問い合わせはTel:1090・6226・9102かEメールで。ホームページはhttp://www33.ocn.ne.jp/~tmc/INDEX-MIURAAYAKODOKUSHOKAI.htm