第四回ローザンヌ世界宣教会議(9月)の集会に関わる内容をこの欄で紹介していく。

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《連載》第四回ローザンヌ世界宣教会議より ② 和解と協働の実践、実例を示す

会議2日目は、「聖霊」がテーマ。聖書講解「使徒の働き」は、2章1~21節からローザンヌ運動副理事長、ガーナのフェミ・アデレイさん(ランハム・プリーチングアフリカ主事、クリスチャン・インパクト主事)が語った。「聖霊なしにはいかなる宣教も達成できない」と強調。聖霊降臨の出来事を振り返り、「今日、講壇で悔い改めが語られなくなっている」「しるしや不思議はそれ自体が目的ではなく、神の真理が宣言されなくてはならない」と勧めた。各国のリバイバルの歴史にも触れ、「現代的な経営手法、成長尺度、統計によって、聖霊を脇においてはいけない。悔い改めて聖霊に再服従したい」と励ました。

主題講演「聖霊によって力づけられた神の宣教」は、聖霊派の世界的運動「エンパワード21」(E21)を導くオーラル・ロバーツ大学学長のビリー・ウィルソンさん、ガーナ・トリニティ神学校教授のクワベナ・アサモアさん、マレーシア・メソジスト教会名誉監督フワ・ユンさん、「リバイブ・ヨーロッパ」創設者のサラ・ブリュエルさんが登壇した。

ウィルソンさんは、「聖霊は神の超自然的な加速として来られた」と述べた。「毎日、地球上で15万人以上が亡くなっている。21世紀最大の不正は、教会が、技術、人的資源、お金、など全世界に福音を伝える能力を持っているにもかかわらず、それをしなかったことだ。この不正を是正するために、教会は一致したい。福音を地の果てまで加速させる聖霊との新たな出会いが必要だ」と語った。

アサモアさんは、アフリカにおける聖霊と力の働きについて話した。アフリカでは、西洋の宣教の批判として、聖霊に力づけられたキリスト教が広がったと説明。「アフリカが20世紀中盤に経験したダイナミズムは確かだ。聖霊は、人々の働きを変化させ、きよめ、力づける」と語った。

ユンさんは、東マレーシアのサラワク州、サバ州で起きた聖霊の働きを紹介、、、、、

2024年11月03日号 03面掲載記事)

※聖書講解や主題講演、主要集会の動画が、YouTubeローザンヌ運動ページ(URLyoutube.com/@lausannemovement)で順次公開されている。