ヘッドライン
[CSD]2004年10月10日《ヘッドライン》
[CSD]2004年10月10日《ヘッドライン》= 1面 =
★若者たちしゃべる——JEA「しゃべり場」福音版 = 2 面 ニュース=
◎同盟基督:フロンティア2004「教会をつくろう」——開拓伝道をシュミレーション体験
★日本聖書協会:信仰から生まれた職業観語る——速水優前日銀総裁
★<教界ニュース>国際福音伝道会日本大会、日基教団・丸太町教会創立100年ほか
★<教界人事>大槻武二氏(9月10日召天、聖イエス会創立者、98歳)
★スイス:西側神学から脱却を——カトリック神学会議でWCC総幹事が演説
★ドイツ:アダルト・チャンネルに祈りの戦い
★ドイツ:ゲーテの著作所蔵の図書館が火災
★<落ち穂>お礼のもみじ饅頭 = 3 面 宣教リポート=
★<宣教まっただ中>バヌアツ発[1]島で流行った翻訳賛美歌 記・渋沢 憲一
★イスラム教徒のために祈ろう——祈りのガイドブック完成
★<用語解説>冒涜法(シャリア法) = 4 面 牧会=
★<人を生かす対話>[5]イエスが来られた目的 記・東 正明
★<牧師のつぼ>[2]目がお疲れではありませんか 記・藤川 直孝
★<オピニオン>断片化する世界を超えて、キリスト者は? 記・岡山 英雄
★<恵みのどんでん返し>会社倒産のどん底から献身 記・吉澤 昭男 = 5 面 神学・社会=
★<この国の精神風土と福音宣教>[5]戦時と同じ現代教会の危うさ 記・池尻 良一
★<神学の潮流>イスラエル:最古の洗礼場所発見——バプテスマのヨハネの洞窟か
★<神学の潮流>ロシア:ルター派女性会議で牧会権要請
★<今月の神学書評>『「異教としてのキリスト教」からの脱却』櫻井圀郎著(リバイバル新聞社、1575円)評・大和昌平 = 6・7 面 ザ・対談=
★聖書に基づく基礎教育の新たな可能性
稲葉寛夫氏(チアにっぽん代表) vs 宇佐神 実(創造科学研究会総主事) = 8 面 情報=
★MOVIE:「華氏911」 評・渡辺 聡
<情報クリップ>催し情報ほか = 9 面 今週の動き=
★<今日は何の日>10月10日—16日
★<日めくり元気の素>名著・聖書日課から一言メッセージ = 10 面 ビジネスパーソン=
★志こそがビジネスを創る——岡山 慶子さん[下]([株]朝日エル代表取締役社長)
★<気持ちがきちんと伝わる話し方>[2]説教者の態度こそ基本 記・中野 雄一郎 = 11 面 教会学校=
★<いまどき子ども事情>もっと一緒に遊ぼう 記・後平 一
★<CS分級>子ども生活に生きる賛美 記・安田 香代子 = 12・13 面 全面広告=
☆ウェスレアン・ホーリネス教団・淀橋教会 創立100年記念祭
2004/10/24(日)—31(日)、淀橋教会インマヌエル礼拝堂
http://www.yodobashi-church.com/
= 14 面 教会=
★歌に込めた教会のビジョン——単立・知多半島中央キリスト教会歌
★<もりべえのへぇ~>仏教の都にキリスト教学校 = 15 面 教会生活=
◎天国への道、心こめ演出——京都にキリスト教葬儀社誕生「京都復活社」
◎台湾・台風被害の支援を——台中縣、南投縣に深刻な被害
★<林檎の風にのせて>[5]あなたは、帰る家がありますか? 記・正村 八重子 = 16 面 ひと=
★保坂恭子さん(アーク福音出版)——「あかし文学賞」から文書伝道者へ = 別刷り 1~4 面 クリスチャンライフガイド=
★大学編
★学校編
★神学校編
同盟基督:フロンティア2004「教会をつくろう」−−開拓伝道をシュミレーション体験041010020
「教会をつくろう!」これが8月17~20日に行われた日本同盟基督教団「フロンティア2004」 青年宣教大会の中で行われた国内開拓伝道ワークショップのテーマ。神学校を卒業してまだ数年の伝道師を中心に約40人、ゲーム世代の彼らが得意のシュミレーション能力とエンターテイメント感覚を最大限に発揮して、同教団の教会がまだ設置されていない県の開拓伝道プランに挑んだ。今回は滋賀県、島根県、佐賀県をターゲットに、15人前後のグループに分かれ、教団伝道部員があらかじめインターネットなどで集めて準備した資料がわたされる。
滋賀県を例に紹介してみたい。地形や人口、産業の情報、交通、土地の価格などが集められた4冊にも及ぶ分厚い資料を分析。人口の動向や町の発展性などを考慮して教会の場所を草津市に決めた。グループ内でお互いに議論してみると、草津市には大学の移転計画、新幹線の駅の建設計画がある、住民の平均年齢が若い、離婚率が低い、教育に熱心などという特徴が浮かび上がった。そこから伝道方策があれこれ飛び出す。こういう場所なら塾を開いたらいいんじゃないか、その塾の先生は宣教師の英会話教室で集まる大学生にしてもらえばいい、そうしたら英才教育に敏感な小さな子どもの親にもアプローチできそうだ、将来は子どもたちが進学して教会の奉仕者になって、さらにクリスチャンホームを形成して、その子どもたちがこの塾に入って、友たちも誘って来たりすれば、これはすごい循環が完成だあ…! といった感じだ。
そして、最終日の集会でのプレゼンテーション。「某総会の中心で滋賀と叫ぶ」と題して、宣教プランが地図と一緒にプロジェクターで映し出された。さらに徹夜して準備したデジカメとパソコンで作った未来予想デジタル紙芝居の上映に、会場は笑いと拍手にわいた。最後は会場全体で叫んだ。「イチ、ニ、サン、滋賀!」 こんな調子で、島根県、佐賀県チームのユニークな発表が続いた。参加者からは「全国に散らばっている仲間と一緒に夢を見て、笑い転げて、幸せだった」との声。みんなで一生懸命遊んで、一人ひとりの心に響いたもので何かが変わっていき、この夢が実現していくかもしれない。 (記・西村敬憲=日本同盟基督教団西大寺キリスト教会伝道師)
天国への道、心こめ演出−−京都にキリスト教葬儀社誕生「京都復活社」0410101501
クリスチャンによるクリスチャンのためのキリスト教葬儀社が、仏教の町京都に誕生し評判を呼んでいる。スタッフは京都グローリーチャーチ (吉田義則牧師)の教会員3人。「小さなことに忠実に」をモットーに、低料金で心のこもった葬儀を行う京都復活社(峯光宏代表)は、NPO全国葬送支援協議会にクリスチャン企業として初めて認証された葬儀社でもある。 「クリスチャンしかできない葬儀をやりたい」 今年5月、教会を訪れた東京の復活社社長塚田喜一さんの証しを聞いた峯光さんは、感動の中でそう思った。クリスチャンの手によるキリスト教葬儀社は吉田牧師のビジョンでもあった。チーフコーディネーターとして渡辺じゅん子さん、吉田恵子さんもスタッフに加わり、教会の支援を受けペンテコステの日に設立、まさに聖霊に満ちあふれ押し出されたスタートだった。京都復活社は、営利目的ではなく、弱者が費用の不安なく葬儀できることを旨としている。NPOたるゆえんである。生活保護を受けているクリスチャンの葬儀は行政と協力して行える。形式にこだわらない自由なスタイルの葬儀にも対応する。基本料金は25万円。これには病院からの故人搬送も含まれている。葬儀費用はともすると金額の内訳が不明瞭になりがちだが、そこを明らかにし、故人と遺族の意向に沿ったキリスト教葬儀を行うのが京都復活社の理念だ。
「高齢者の方の中には食べる物を節約し、エアコンも付けずに自分の葬儀費用を貯めている人がいます。そんな心配をせずに、生きることを楽しんでもらえたら」。ホームヘルパーをしていた渡辺さんは、世間の高齢者の実情に胸をつかれた経験がある。仏式では、葬儀費用に200万円前後は用意しておかないと、というのが通念。基本的にクリスチャン対象だが、キリスト教式でやりたいというクリスチャンでない人の相談があれば、司式する牧師と面接したり、礼拝に来てもらうようにしたいと考えている。
「天国を感じ葬儀ができたら」と言うスタッフの吉田恵子さんは、昔、教会葬儀で感動したことが忘れられない。葬儀そのものが伝道になっていたからだ。このときからキリスト教葬儀社の必要を感じていた。実務をする人がクリスチャンなら、故人と遺族の思いをより理解することができる。スタッフに加わり、京都復活社として初めて福知山の教会で葬儀を行ったとき、遺族に喜んでもらい、感謝のことばをもらったことで、この仕事の意義と使命をより確信することができた。
「いつでも自分の親族や兄弟、子供たちのためという思いでやらせてもらえれば」と峯光さん。元自衛官、一般の葬儀社に入ろうかと考えたこともあるという謹厳実直な居ずまいから、まかせて安心の人柄が伝わってくる。「ゼロからのスタート、でも初仕事で喜んでいただいたことを忘れず、いつもリセットし続ける気持ちでやっていきたいと思います」
京都府内の教会をあいさつ回りしたら、どこでも喜んでくれた。誰もが望んでいたけれど、誰もしなかったのだとわかった。クリスチャンなら自らの葬儀プランを描いている人は多いはず。京都復活社は生前予約も受け付けている。現在京都エリアが主だが、将来近畿一円をめざしたいと考えている。
京都復活社= 〒616-8321京都市右京区嵯峨野千代ノ道町21ノ14、Tel:075・822・5070、Eメールはkyotofukkatusya@japan.co.jp、ホームページ=http://ekklesia.ddo.jp/kyotofukkatusya.htm