ヘッドライン
[CSD]2004年11月14日《ヘッドライン》
[CSD]2004年11月14日《ヘッドライン》= 1面 =
★マジックとミュージカルで愛を描く——ローレンス・コング「マジック・オブ・ラブ」神奈川、大阪で好評 = 2 面 ニュース=
◎20年ぶりのWCC東山荘会議——朝鮮半島に焦点・日朝平壌宣言履行求める
★同盟基督とJEACの新「讃美歌委員会」始動——歌集出版も視野に
★<教界ニュース>バプ連盟が「イラク自衛隊即時撤退」求める、ほか
★<召天>瀬底正義氏(カンバーランド長老日本中会教職者、59歳)
★英国:ナイトクラブの十字架に宗教指導者が抗議の共同声明
★米国:ビリー・グラハム氏退院しカンザスシチーで「クルセード」
★イタリア:貴重なラファエルの絵か、イタリア中部の教会
★<落ち穂>香田証生さんの心を受け止めた言葉 = 3 面 宣教リポート=
★<宣教まっただ中>インドネシア発[1]「無宗教」ありえない国 記・高橋 めぐみ
★<用語解説>「宣教師」 = 4 面 牧会=
★シンポ「キリスト者と人間関係—心の悩みを聴く」[1]心から人間関係喜ぶために
★<牧師のつぼ>眠られぬ夜過ごしていませんか 記・藤川 直孝
★<オピニオン>「現代の福音派の礼拝」に意見を求む 記・後藤 喜良
★<恵みのどんでん返し>倒れた父に教えられた御言葉の意 記・野中 宏樹 = 5 面 神学・社会=
★<この国の精神風土と福音宣教>[9]枠広げる闘いが宣教進める 記・池尻 良一
★<神学の潮流>アフリカ:癒しの宣教に伝統宗教の影響
★<今月の神学書評>『日本における宣教共同体の形成——使徒信条の文脈的注解』石田 学著(新教出版社、1995円)評・小野 静雄 = 6 面 特集・里親を考える=
★家庭を失った子どもたち——施設福祉からの転換求められる児童福祉
★子どもひとりでは生きていけない——クリスチャンが里親の働きを 沖縄県里親会会長・上間啓聖さん
★「里親」って? = 7 面 PRのページ=
★25周年を迎えた日本教会成長研修所(JCGI)——公開講座を開催 = 8・9 面 特集・災害と教会=
◎各地に爪あと残した台風——甚大な被害受けた教会、1日も早い復興のため祈りを
★<提言>東海・東南海地震に備えて 記・石川 正
◎新潟県中越地震情報 = 10 面 ビジネスパーソン=
★愛がない関係は破綻する——田口 誠弘さん[下](経営・能力開発研究会代表)
★<うつは心の風邪>[3]うつ病症状とは 記・吉田 博 = 11 面 教会学校=
★<いまどきの子ども事情>しつけられていない世代に 記・後平 一
★<CS分級>イベントで終わらせないために 記・安田 香代子 = 12 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライト
★BOOK:『キレない心を育てる』佐藤綾子著(講談社、1260円) 評・佐々木満男
★EVENT:2004年ジェフ・ネルソンコンサートwith向日かおり——11月14日(日)
= 13 面 今週の動き=
★<今日は何の日>11月14日—20日
★<日めくり元気の素>名著・聖書日課から一言メッセージ = 14 面 教会=
★<ちゃちゃチャーチ>あなたのためのラジオ放送開始——国際的な教会に増える外国人 バプ連盟・東京バプテスト教会
★<もりべえの へぇ~>1880年・上野精養軒にて——本邦初のキリスト教大野外集会 = 15 面 教会生活=
★「信仰の大樹」として建つ——淀橋教会100周年
★<林檎の風にのせて>[3]あなたは、何によっていやされますか? 記・正村 八重子
★教会で落語を一席——異色のクリスチャン噺家(はなしか)三遊亭らん丈さん = 16 面 ひと=
★白鞘慧海さん(シンガー・ソングライター)——ゴスペルを心から歌える
20年ぶりのWCC東山荘会議−−朝鮮半島に焦点・日朝平壌宣言履行求める0411140201
1984年10月29日から11月2日まで、世界教会協議会(WCC)によって静岡県御殿場市のYMCA東山荘を会場に、「東北アジアにおける平和と正義」と題して開催された「東山荘会議」。冷戦下の南北朝鮮の和解と平和統一が世界のキリスト者の宣教課題として認識された。このほど開催から20年を記念して、10月17日から21日まで、同じ東山荘を会場に「東山荘会議20周年記念国際会議」が開かれ、20年前の会議出席者をはじめ、各国から50人あまりが参加した。会議を始めるにあたってWCC元総幹事で、ドミニカ出身でドイツから出席したフィリップ・ポッター氏が、旧約聖書のアモス、ホセア、ミカの3預言書で神が語ったことばを引用して説教。「善を愛し、悪を憎め」と参加者に語りかけた。
20年前の会議後には、WCCや韓国教会、日本からも代表団が北朝鮮を訪れるなどの交流が生まれた。今回の会議には北朝鮮から朝鮮基督教連盟の代表4人が出席した。20年前の会議に、日本キリスト教協議会(NCC)の総幹事として出席した東海林勤氏は当時を振り返り、「冷戦構造の緊迫、核対立の頂点の時期だった。また、南北朝鮮の対立が厳しく、戦争の可能性もあった。そのような中で、北朝鮮の教会とどうかかわるかが問題になり、世界と日本の教会はその緊張関係の緩和に携わった」と語った。東海林氏も会議後に訪朝。「北朝鮮のクリスチャン個人の信仰や祈り、メッセージの中に純真さを感じた。政府の枠組みの中にある教会の2面性が印象的だった。個人と国家をいっしょにしてはならない」と話す。
今回の会議では、やはり焦点は朝鮮半島。インドから参加し、20年前の会議後、当時WCC国際担当幹事で訪朝経験のあるナイナン・コシー氏は、アジアの安全保障の問題をアメリカの軍事力の変化と絡めて発表。朝鮮半島を取り囲む中国、日本、台湾の変化にも触れた。
また、元韓国・高麗大学教授の韓培浩氏が「南北朝鮮―両国の関係の見通し」と題して講演。両国の間で、経済、スポーツ、文化、宗教などの交流が盛んな様子を紹介した。韓氏は、「南北関係は消極的なあるいは悲観的な描かれ方から変わってきた。将来を描いていく作業はとても興味深い」と語り、日本ではあまり知られていない南北朝鮮の結びつきの強さを示した。
会議後には、日本に対して2年前の日朝首脳会談で出された、日朝平壌宣言の履行を求めるなどを盛り込んだ声明が発表された。
各地に爪あと残した台風−−甚大な被害受けた教会、1日も早い復興のため祈りを0411140801
日本に上陸した台風の数が過去最高の10個を記録するなど、台風の当たり年だった今年。四国、兵庫県、京都府などに甚大な被害をもたらした台風23号を始め、上陸した一連の台風により広範囲にわたって被害が出ている。(台風23号は無記名。それ以外は何号かを記した)【兵庫】
▽イエス・キリスト・但馬福音教会(上野和也牧師)=豊岡市上陰=
会堂は床下だったが、信徒宅6件が床上浸水。「市内の8割が浸水し、床上が多く、信徒宅も3軒が天井地区まで泥水に浸かった。2日近く町全体が海のようで、信徒宅では水が引くまで3日かかった」と上野牧師は言う。
水が引いたあとの数日間は「泥をかき出し、使用不能の電気製品、家具類、水を含んだ畳などを運び出す作業に追われた」と上野牧師。「被害に遭った人たちにどう声をかければよいかと思ったが、信徒の方が『むだな物がそぎ落とされてよかった』と神をほめたたえている姿に逆に力づけられた。神様はこのことを通し、私たちに『上を見上げて歩むように』と警告を与えているのではないか。1日も早く復興できるよう祈ってほしい」と述べた。
▽日基教団・豊岡教会(小林聖牧師)=豊岡市中央町=
教会関係者宅6件に床上浸水の被害があった。畳や家庭の道具は使い物にならないという。現在、同教会は日基教団兵庫教区、関係教会派遣のボランティア受け入れ窓口となっている。小林牧師は「今は気が張っているからいいが、市民は相当精神的、肉体的にダメージを受けている。その方々のために祈ってほしい」と語った。
▽日基教団・志筑教会(堂山興治牧師)=津名郡津名町志筑=
台風21号、23号とたて続けに仮設礼拝堂と牧師館が床上浸水に遭った。ピアノや電子オルガン、放送器具などが水に浸かり、讃美歌や本類もぬれて使えない状況。同教会は95年の阪神・淡路大震災で礼拝堂が全壊、昨年8月には台風10号で仮設礼拝堂、牧師館が床上浸水するなど災難続きだ。「3度の度重なる水害で、会堂も牧師館もほとんどの備品、家具類が皆無状態」だという。今年12月に新会堂完成の予定で、その矢先の被害だった。
堂山牧師は「今年は今までにない未曾有の水害だった。度重なる災難だが信徒はみな信仰をもって支え合い、気持ちを新たにしている」と語った。
▽ウェスレアン・宇山福音教会(千葉維保子牧師)=洲本市宇山=
教会から約50メートルほどの洲本川が決壊。教育館と会堂1階部分に一気に濁流が流れ込み、床上1メートルの浸水。車両、ピアノ、オルガン、音響機器、冷暖房機、大型冷蔵庫など電気製品はみな使用不能。木製いすやシステムダイニングテーブルも水につかり、「十字架と御言葉の掛け軸だけが助かった」という。24日は「ブルーシートを引いて礼拝をもった」。信徒の半数が被災し教会の復旧が一番遅れたが、11月3日から会堂に入り込んだ泥の除去作業をスタートした。
信徒の10人が床上浸水、8人が床下浸水に遭った。「物部、宇山、下加茂地区の1階家屋は壊滅。特に信徒に高齢者、病気をもった人が多く、身体が心配。車が水に浸かって使用できないので、教会に来ることができない状況」と千葉牧師は説明する。
「ヨハン大阪キリスト教会のメンバー13人と同じ群れの教会からボランティアがかけつけてくれ、感謝だった」と千葉牧師。「水に浸かった地域の人たちと共に歩み、精神的に疲れている住民・信徒のケアや信仰と愛をもって教会再建、復興に励むことができるよう祈ってほしい」と語った。
▽日基教団・西宮名塩伝道所(南嶋一郎牧師)=西宮市名塩木之元=
武庫川が氾濫し、堤防を乗り越えて流れ込んできた濁流により、1階部分が壊滅的な打撃を受けた。「雨戸、ガラス戸、オルガン、電子ピアノ、讃美歌プレイヤー、いすなどすべての物品が流失。事務室は破壊され、パソコン、コピー機、辞典、書類、なども流失した。最大時は水量が2メートル近くになった」と南嶋牧師。「またゼロからの出発。復興ができるよう祈ってほしい」と語った。
▽日基教団・和田山地の塩伝道所(土肥隆一牧師)=朝来郡和田山町竹田=
同伝道所が礼拝に使っている(福)神戸聖隷福祉事業団施設の真生園に土砂が流れ込んで居住不能になった。改修費・修復日数は未定。礼拝用オルガンが使用不能、聖餐器具が破損、そのほかの備品が泥をかぶり使用できなくなっている。
▽西日本ルーテル・八鹿福音ルーテル教会(藤江健牧師)=養父市八鹿町仲町=
山から水が出、教会近くを流れる八木川が増水。学習塾に使用している教会の1階部分が30、40センチの浸水。3日がかりで泥の排出、ぬれたじゅうたんなどの廃棄、消毒などの復旧作業をした。藤江牧師は「何人もの方からお見舞いの電話や献金をいただいたことは感謝だった。信徒宅では、畑に土砂が流れ込み農地に被害を受けた家もある」と語った。
▽西日本ルーテル・姫路福音ルーテル教会(廣野善彰牧師)=姫路市増位本町=
台風16号で礼拝堂屋根のカラーベストが飛び、近隣の家の瓦や窓ガラスを割るなどの被害に遭った。屋根は全部ふき替えなければならず、修理に約230万はかかるという。
▽日基教団・高砂教会(手束正昭牧師)=高砂市荒井町紙町=
台風18号と23号で瓦が何枚か飛ばされ、そこから水が漏れるという被害を受けた。
▽ホーリネス・龍野富永教会(阿部信夫牧師)=龍野市龍野町富永=
教会の十字架の塔が傾き、雨漏りがするという被害に遭った。十字架は降ろさないといけないという。
【福岡】
▽バプ連盟・大牟田バプテスト教会(原田攝生牧師)=大牟田市古町=
台風18号で教会堂の瓦十数枚がずれ、集会案内看板が傾いた。付属幼稚園の大型バスの車庫が破損、看板が倒れた。教会堂、案内看板の修理はすぐ終わり、活動に支障はない。
【熊本】
▽バプ連盟・人吉キリスト教会(鮫島則雄牧師)=人吉市五日町=
台風18号で屋根の上の鐘楼から雨漏りがし、2階の畳部屋が被害を受けた。鐘楼は撤去が必要。「保険が適応されず、修理代を全額教会で負担しないといけない」という。
▽バプ連盟・八代バプテスト伝道所(牧野瑠美栄牧師)=八代市井揚町=
海に面し、周囲が田んぼで風をさえぎる建物がなく、海からの暴風がもろに教会の建物に吹き付けた。屋根の鼻かくしが約6メートルに渡ってちぎれ吹き飛ばされ、会堂約半分が雨漏り。北側の壁に1メートル50センチの穴が空き、内側がむきだし。壁の中の断熱材が飛んでいった。同地域での被害がとても大きく、11月1日現在修理業者に修理を依頼中だが、まだ先になりそう。
▽バプ連盟・菊池シオンキリスト教会(犬童松子牧師)=菊池郡合志町幾久富=
会堂の屋根瓦が飛んで駐車場の車に当たり、車にガラスを破損。飛ばない瓦にしてもらうよう交渉中。
【宮崎】
▽バプ連盟・延岡キリスト教会(松藤紀年牧師)=延岡市中川原町=
台風16号で神学書などが収められていたプレハブの資料室が全壊。牧師館の屋根瓦が20枚ほど飛び、雨漏りがした。資料室は撤去し、屋根も修理済み。
▽バプ連盟・宮崎丸山町キリスト教会(金子貢司牧師)=宮崎市丸山=
台風16号で会堂の屋根のトタンが飛ばされ、十字架が倒れる、瓦が何枚かずれるなどの被害。週報ボックスは雨漏りのため使用できないという。十字架と屋根のトタン部分は修理済み。
▽バプ連盟・宮崎キリスト教会(蓮池昭雄牧師)=宮崎市吉村町北原甲=
瓦と玄関のモルタルが飛び、付属幼稚園の雨どいが破損。会堂玄関口の修理が必要だという。「18、20、23号と少しずつ被害を受けた」と蓮池牧師は語る。
▽バプ連盟・青島バプテスト伝道所(蓮池昭雄牧師)=宮崎市青島=
台風18号で瓦が10枚以上飛び、窓ガラスが割れた。
▽都城キリスト教会(高木美値子牧師)=都城市早鈴町=
台風16号、18号で会堂の屋根瓦が何枚か飛ぶ、会堂にかなりの雨漏りがする、壁の一部が落ち窓が飛ぶ、駐車場の屋根が破損するなどの被害に遭った。牧師館も瓦が飛び、玄関が落ちるなどの被害があった。
【鹿児島】
▽バプ連盟・バプテスト川内キリスト教会(川内活也、裕子牧師)=川内市平佐町=
台風18号の突風で会堂の台所のサッシに飛来物が当たり、ガラス、食器類が破損。壁に2か所穴があいた。また屋根瓦が飛び、モルタル部分が落ちるなどの被害に遭った。
▽バプ連盟・種子島新生キリスト教会(沼田俊昭牧師)=熊毛郡中種子町野間伏之前=
台風16号で、木造2階建ての教会の屋根のツマの部分が破損。そこから雨が入り込み、2階天井の一部と玄関天井に雨漏り。交換のため天井板をはぐとシロアリを発見。「早期発見で大事には至らなかった。すべてを益にしてくださった主に感謝します」と沼田牧師は語る。
【沖縄】
▽糸満ホーリネス教会(上原良子牧師)=沖縄県糸満市=
台風20号で十字架の塔と看板が破損。現在は修理済み。
【北海道】
▽ホーリネス・旭川福音教会(木林晃一郎牧師)=旭川市豊岡十二条=
台風20号でトタン屋根がもう少しで吹き飛ばされる寸前、通行人の発見通報で未然にくい止めることができた。木林牧師は「二十数か所雨漏りがする。冬が過ぎたら会堂を新しくすることを考えている」と言う。
【京都】
▽イエス・キリスト・西舞鶴教会(三村克夫牧師)=舞鶴市引土=
牧師館が床下浸水。「町中の低い地域のほとんどが床下、床上浸水で、どこも泥々の状態。特にバスが水没した地域、低地の農村地帯におられる信徒は、田畑が水没したことで畑が全滅し、農作業ができない状況だ」と三村牧師。「これから復旧されるまでが大変だと思うので祈ってほしい」と語った。
▽日基教団・丹波新生教会(古 荘八牧師)=亀岡市河原町=
4会堂あるうち、船井郡丹波町須知本町の須知会堂が床上浸水し、土砂や泥が流れ込んだ。現在は泥土は取り除かれた。
【岡山】
▽倉敷聖約キリスト教会(大村裕康牧師)=岡山県倉敷市西岡=
会堂の屋根が7、8メートル飛ばされ、屋根に穴があいた。24日はシートをかぶせて礼拝をもった。これから復旧作業に取りかかる予定。大村牧師は「信徒宅に被害がなかったことに感謝している」と述べた。
【愛媛】
▽ホーリネス・土居教会(千葉和幸牧師)=四国中央市土居=
台風18号で屋根を破損。屋根の一部を取り替え。「修理した次の日には台風21号が来ていた」。千葉牧師は「16、18、21、23号と愛媛県の人たちは相次ぐ台風の被害で、精神的ダメージを受けている。ぜひ悲しみと弱さの中にいる人たちのため祈ってほしい」と語った。
▽ホーリネス・壬生川教会(園謙慈牧師)=西條市三津屋=
台風16号で屋根瓦7枚を破損。また立て続けの台風襲来により雨漏りがひどいという。「芸予地震で建物にひびが入った。そこから水がしみ込んでいるようだ」と園牧師は語った。
▽日基教団・新居浜梅香教会(坂田進牧師)=新居浜市泉宮町=
会堂は床下浸水、牧師館が雨漏りと一部床上浸水。付属の幼稚園園舎、教会と幼稚園の物置が浸水して備品がほとんど廃棄処分となった。坂田牧師は「多くの神学書が水に浸かり使用できなくなり、数人の信徒宅も床上浸水でかなりの被害が出た」と語った。
▽新居浜アライアンス基督教会(泉昭憲牧師)=新居浜市郷=
瓦が飛び、戸袋が落ち、玄関から水が入るなどの被害があった。泉牧師は「市一帯は水浸しで道が寸断され、鉄道は止まり、地盤がゆるんでいる」と言う。
【香川】
▽福音キリスト教会連合・丸亀聖書教会(渕上行道牧師)=丸亀市土居町=
会堂が床上浸水し、1階にあった電化製品がほとんど水に浸かった。特にイタリア製のオルガン、礼拝堂フロア、壁などが被害に遭った。11月末まで演奏できない模様。信徒宅には被害はなかった。
▽福音キリスト教会連合・高松シオン教会(加藤光行牧師)=高松市木太町=
台風16号で会堂、牧師館が床上浸水。クーラーの室外機が水に浸かり、クーラー9台のうち6台を交換した。教会の車は海から逆流してきた海水に浸かり使用不能。また窓わくの施錠ができなくなり、床がたわんだ。 「会堂を移転するか、留まるかを含め、今後のことを教会員全員で祈っている」と加藤牧師は言う。また、同教会伝道所の浜ノ町伝道所も床下浸水に遭った。
新潟県中越地震情報0411140902
新潟県中越地震で一番被害が大きかった小千谷市に10月28日以降、新潟聖書学院(NDFK)の学生たち、関東を中心としたバプテスト連盟のボランティアグループほか、日本全国から続々とクリスチャンのボランティアが市内に入っている。城内町の伝道福音・小千谷福音キリスト教会(日野尾美佐子牧師)を拠点に、避難中の市民への給食活動、地震で壊れた家財道具を運び出すなどの奉仕をした。
小千谷福音キリスト教会は、新潟聖書学院の早津栄理事長の報告によると「会堂のいろいろな部分がよじれ、2階の床部分はボコボコ。玄関は行政の判定員により『要注意建物』の張り紙がしてあった。
10月31日の礼拝は教会員5人が出席できた。みな、夜は避難所や車中で過ごし、昼間は家を片づけている」という。 「電気は通ったが、水道・下水、ガスの復旧は見通しが立っていない。不便と忍耐を強いられている人たちの生活、健康、励ましのため祈ってほしい」と早津氏は述べた。
日本伝道福音教団=早津栄理事長=は、新潟県柏崎市の新潟聖書学院内に「NDFK地震被災支援窓口」(担当・星野孝子)を設置。内容は1.最新情報の提供(主に問い合わせの電話に対し情報を提供)、2.必要な物資、ボランティアに関する問い合わせの管理、調整、など。
問い合わせはTEL:0257・22・3347、携帯090・4173・116 1、星野まで。
また「中越地震被災見舞い募金口座」を設置。募金期間は11月末まで。郵便振替00640・8・3099、加入者=日本伝道福音教団、通信欄に「地震見舞」と明記。 --------------------------------------------------------------------------------
義援金受付の振替口座 ●日本福音同盟援助協力委員会
=郵便振替00190・5・7790、加入者、(JEA)日本福音同盟援助協力委員会、通信欄に「新潟中越地震」と明記 ●救世軍
=郵便振替00180・5・4400、加入者、救世軍本営、通信欄に「新潟中越地震のため」と明記 ●ワールド・ビジョン・ジャパン
=郵便振替00130・6・254059、加入者、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン、通信欄に「新潟地震」と明記 ●日本国際飢餓対策機構
=郵便振替00170・9・68590、加入者、日本国際飢餓対策機構、通信欄に「新潟中越地震」と明記