[CSD]2004年11月21日《ヘッドライン》

[CSD]2004年11月21日《ヘッドライン》
 = 1面 =
★国会祈祷会が再開——土肥、木俣両議院中心に  = 2 面 ニュース=
★聖書語る生命観見直す——小さないのちを守る会20周年記念シンポジウム
◎中高年への宣教テーマに秋季フォーラム——クリスチャンアカデミーが開催
★殺害された香田さんの両親と木村公一牧師面会——信仰に基づき事件見て
★<教界ニュース>日本キリスト教協議会が「脱原発」前提の審議求め要望書
★<教界人事>山北宣久氏(日本基督教団議長に再選)
★中国:上海の公立中学校が推薦図書に旧約聖書なども加える方針
★スイス:セントバーナード犬の飼育もう手に負えない——修道院が売却計画
★エルサレム:聖墳墓教会への道行きでユダヤ教神学生が大司教に唾
★<落ち穂>「イエス様、大好き」を心に  = 3 面 宣教リポート=
★<宣教まっただ中>インドネシア発[2]寮を通しての伝道が重要 記・高橋めぐみ
★<用語解説>「世界宣教」「日本の宣教師」  = 4 面 牧会=
★キリスト者と人間関係「教会の中での関係病」——聖学院大学シンポジウム[2]
★<ディアコニアのこころ>[7]「主人の声・人の声」 記・フロイラン・エーリック
★<オピニオン>記事をうわさ話から、とりなしの祈りへ 記・守部喜雅
★<恵みのどんでん返し>子どもの祈りがハワイへ導いた 記・宮本俊一  = 5 面 神学・社会=
★<この国の精神風土と福音宣教>[10]異端視される少数者の信仰 記・池尻 良一
★<神学の潮流>米国:カトリックとメソジスト親交に関する共同声明草案
★<神学の潮流>バチカン:「教会の社会的説教の要綱」を発表
★<今月の神学書評>『科学が宗教と出会うとき』I・G・バーバー著(教文館、2415円)評・稲垣久和  = 6・7 面 さんび特集=
◎魂を揺さぶる音楽を人々に——携帯のゴスペル着メロをプロデュースしたRIEさん
★自然な音色で主からの賜物活かす——サクソフォン奏者・井上麻子さん
★癒しと励ましの賛美——ジェフ・ネルソンさん&向日かおりさん
★弱さの仲に主が慰めと励まし——「祝福の歌」の作者ソン・ジョンミさん
★ラテンのりゴスペルで盛り上がる——フィリピンの人気歌手キューバンさん日本上陸  = 8 面 クリスマス情報=
★クリスマス集会ガイド 近畿・中国・四国版  = 9 面 関西だより=
◎クリスチャンの結婚まとめます——日本ブライダル連盟統括部長・伊達蝶江子さん
★アジア福音宣教会再出発——新委員長に林茂宏氏
★<伝道は楽しいぞ>[6]よい知らせを伝える足になろう 記・榮 義之  = 10 面 ビジネスパーソン=
★大病という試練を通して信仰者に——橋本 徹さん[上](ドイツ証券会社 東京支店会長)
★<ミッションと起業>森村市左衛門[下]フィランソロピストの先駆け 記・本井 康博  = 11 面 教会学校=
★<教会学校教師のひろば>幼いときこそ福音伝えるべき——ウェスレアン・戸畑高峰教会:ダンキー・ドンキーくん
★<CS分級>かんたん・ポップアップ●絵が立ち上がるカード 記・石橋 えり子  = 12 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報ほか
★DVD:「ストーリー・テラー・カフェ」(フエイス・メディア、2980円)
★CD:「In You」Jeff Nelson & Kaoli Mukahi(ライフ・ミュージック、2730円)
★BOOK:『四国の風景—写真による賛美—』多田義明撮影・編集(イーグレープ、2100円)  = 13 面 今週の動き=
★<今日は何の日>11月21日—27日
★<日めくり元気の素>名著・聖書日課から一言メッセージ  = 14 面 教会=
★すべての人に優しい教会めざして——単立・神木イエス・キリスト教会青葉チャペル  = 15 面 教会生活=
★クリスマス耳寄り情報——これから使える商品はこれ
★<林檎の風にのせて>[9]やっぱり塩は、欠かせません 記・正村 八重子  = 16 面 ひと=
★ウンベルト・ライさん(ペルー人牧師)——政治腐敗、経済破綻の中で語る希望の説教  = 別刷り 1~8面=
☆カラー版クリスクマス・スペシャル—カレンダー・プレゼント用品—
★思いがけないプレゼント
★自分でつくるカンタン クリスマス・オーナメント ★ラケルおばあちゃん

中高年への宣教テーマに秋季フォーラム−−クリスチャンアカデミーが開催0411210202

 数年後には人口のうち50%(6千万人超)を50歳以上の中高年が占める日本。この超高齢社会は世界でも初めての経験となる。日本のキリスト教は、この中高年の人々が求める精神課題にどのように応えていけるのか。「21世紀日本のキリスト教の生命と使命」というテーマで過去4年間、日本宣教のためのフォーラムを開催してきた日本クリスチャンアカデミー関東活動センターは、「さまよえる中高年―その精神世界にキリスト教はなにが出来るのか」をテーマに11月23日、午後2時から秋季フォーラムを開催する。場所は東京・港区六本木の国際文化会館。参加費千円。
 同フォーラム全体の問題提起プレゼンテーションは日基教団牧師で電通マーケティングプランナーの棟方信彦氏が担当。参加者は「キリスト教のメッセージをどのように中高年に伝えるか」「中高年の中にキリスト教のシンパ層をどう形成したらよいか」などの4つの分科会に分かれ、今後の戦略をディスカッションをする。
 全体会議の後に参加者の懇親会も開かれる予定(費用別途2千円)。同フォーラムの実行委員の1人、斎藤善久氏(東京女子大学非常勤講師)は「プロテスタント各派、カトリックなど教派を超えて、日ごろお互いを知ることのない信徒、特にビジネスパーソン、専門職の人たちが、日本の宣教についてざっくばらんに語ることのできる、年1回の交流の場になれば」と抱負を語る。
 問い合わせTEL:03・3207・6198、FAX:03・3207・2478、Eメール=info@academy-tokyo.com(主催者)

魂を揺さぶる音楽を人々に−−携帯のゴスペル着メロをプロデュースしたRIEさん0411210601

 9月からドコモとauでゴスペルの「着うた」を受信できるようになった。この日本初のゴスペル専門サイトを立ち上げたのは株式会社ハドソン。立ち上げのきっかけづくりとプロデュースをしたのがRIEさんだ。本業はスタイリスト。ゴスペルによってイエス(JESUS)に導かれ、日本で知り合ったニューヨークの黒人教会の牧師を訪ね、ゴスペルの本場ハーレムのバプテスト・ハウス・オブ・プレーヤーで夫のTOSHIさんと共に洗礼を受けた。JESUSの愛を伝え、神に栄光を返したいと、自らもゴスペルクワイヤThe Osaka Marcy Choir を率いて賛美している。
 6年前、夢で聞いた音楽が気になってCD店で探したところ、それが初めて聞くアンドレ・クラウチのゴスペルだとわかった。アーティストのコンサートツアーのスタイリストだから、音楽に関しては通のつもりだったが、こんな音楽は聞いたことがなかった。魂に響く音! すっかりとりこになり、ブルーノート主催のゴスペルスクールにも通ったが、どうもしっくりこない。
 「すごくいい歌を歌ってるのに、歌詞の説明はないし、1年歌ってもちっともいいハーモニーにならへんし、つまらないなと思っていたとき、ラニー・ラッカーのワークショップに出たんです。すごいの。200人の声がぱっと合うの。ここには神様がいるって、確信しました。今までの教室には神様がいなかったんです」
 受洗後、自分の好きなゴスペルをMDに入れ、出会う人みんなに「ええやろ、すてきやろ」と、アピールした。このMDを聞いて感動したのが、ゲーム会社ハドソンの重役。「仕事柄いろんな音楽を聞いてきたけど、こんなに魂を揺さぶられるような音楽は聞いたことがない。これを『着うた』にして、たくさんの人に聞いてもらえるようにしたい。RIEさん、プロデュースしないか」
 これは神の計画、とRIEさんは確信した。携帯サイトで立ち上げるには、更新していくためにも最低300曲は必要だった。 各アーティストに連絡し、契約を取らなければ音楽を使用できない。サイトを見つけて300通のメールを送ったところ、有名無名のアーティストから協力しようという返事が返ってきた。ブッチ・ヘイワードも協力してくれた。サックス・プレーヤーのロン・ブラウンも、カーク・フランクリンも、そして、RIEさんを間接的に信仰に導いたアンドレ・クラウチにも連絡がつき、喜んで協力すると言ってくれた。以後アンドレは大切な友人となり、RIEさんのクワイヤの名付け親にもなってくれた。
 締め切りまでに不可能と思えた300曲を軽く超え、370も曲を集めることができた。神様のために無償で曲を提供しますという大勢のアーティストの信仰と愛でこのサイトは成り立っている。RIEさんは 今歌詞の翻訳に大わらわだ。訳詞がないとただの洋楽にしか聞こえない。何を歌っているか知らせるのが大事なんだからと、ボランティアの協力を得て「毎日気持ち悪くなるほど」翻訳に没頭している。
 「ジーザスだけを信じて、日本中の携帯でゴスペルが鳴るようにと、祈ってます」。11月26日にはRIEさんが発起人となって、「TPW BLACK GOSPEL LIVE 2004」を豊中市アクア文化ホールで開催する。TPWは着うたにも協力してくれた、アラバマ州のクワイア。27日はTPWによるゴスペ ルの指導が北区西天満のJ-HOUSEで行われる。この「TPW BLACK GOSPEL WORKSHOP 2004」に参加する人も募集中。本場のゴスペルで魂を揺さぶられたい。
 ゴスペルライブ問い合わせ先=Holy Ant Music Office(Rieまで)Eメールrienavajo.z@k4.dion.ne.jp、TEL:090・4275・472 5、ワークショップ連絡先=GOSPEL ACADEMY AT J-HOUSE 〒530- 0047大阪市北区西天満5ノ11ノ9、TEL:06・4709・7040、506・4709・7041、Eメールacademy@jhouse.tv、HPはhttp://www.jhouse.net/
 着うたアクセス方法  FOMA900iシリーズからのアクセス=iモードメニュー→iメニュー→メニューリスト→iモーション→着うた/着モーション→着信★うた♪→ゴスペル  auからのアクセス着うた対応端末=EZメニュー→トップメニュー→カテゴリで探す→着うた・着ムービー→J・POP ・総合→着信★うた♪→ゴスペル
 

クリスチャンの結婚まとめます−−日本ブライダル連盟統括部長・伊達蝶江子さん0411210901

 伊達蝶江子さん(フルゴスペル神戸教会)は、会員6万人、日本一の規模を誇る結婚仲介業日本ブライダル連盟の兵庫県の推進センター部長だ。「この仕事は神様からの使命」と、単なる情報提供ではない心を込めた紹介とカウンセリングを心がけてきた。特に子連れの再婚者の支援に心砕くのは、自らもつらい離婚体験があるからだ。新たな使命はクリスチャン結婚支援センターの設立。「人間世界の基本は夫婦、ふさわしい伴侶と出会えた人は人生で勝利を勝ち取った人。幸せなクリスチャンホームの形成こそ日本のリバイバルにつながる」と確信しているからだ。
 男性は容姿第一、女性 は年収第一。「どんな不細工でもいい、お金持ちならば」という恥も外聞もない声を聞くと、さすがのベテラン仲人伊達さんもうんざりするという。「結婚を何だと思っているのかしら」と。こんな不見識な会員に伊達さんは、「何が大事や」とアドバイスする。そこをおざなりにすると、結婚は失敗するということをわかってほしいからだ。実際条件がいいだけで飛び付いた人は別れてしまう。また、傷ついた恋愛感情を引きずったままの人には、気持ちを処理できるまで、じっくりとカウンセリングをしてから紹介している。伊達さんのそんな真摯な対応が、会員や連盟から深い信頼を寄せられる要因となっている。
 「この仕事をしていると、つくづく幸せというのは普通にご飯が食べられて、夫婦仲が良くて、そこに神様から授かった子どもがいるという、このことに尽きるとわかります。会員は億万長者から普通の人まで、年齢も最高87歳と幅広いですが、どんな人でも自分を愛し、理解してくれる人を求めていることだけは変わりありません」
 伊達さんは再婚だ。キリストの元で、深い愛と尊敬で結ばれた今の自分 の幸せを思うにつけ、「最初の結婚生活は地獄のようだった」と言う。クリスチャンでない夫の救いのために9年間祈り続けた。夫は洗礼は受けたが、本当の神の愛を理解できず、数多くの問題を起こした。その結果、伊達さんは2人の子どもを連れ、14年の結婚生活にピリオドを打った。
 「もっとじっくりと相手を見なければならなかった、未熟だった」と自分を責めた。「自分と同じようなつらい体験をしている人と思いを分かち合いたい」と、独身者サークルをつくったことが、結婚相談所開設の発端となった。仲間の愛のキューピッド役をする一方で、自分自身にも新たな出会いがあり、今の夫と愛にあふれたクリスチャンホームをつくることができた。「子どもたちもキリストにつながっていれば決してゆがむことはないのだ」と、その成長の過程で確信できた。子どもたちにとっても、今の夫は尊敬できる手本となっている。
 「『未信者と結婚すれば、信者を1人増やすことになりませんか』と、教会で尋ねたことがあるんです。すると『信者同士でないと、サタンが入ってきやすい』と。会員の中にクリスチャンの方がいて、一般の方を紹介していたんですが、『これはいけない、やはりクリスチャン同士が結婚し、子どもたちも祝福されてクリスチャンになれば、やがて日本のリバイバルにつながる』と確信し、クリスチャン結婚支援センターの設立を考えたのです。たった1%のクリスチャンが、結婚によっていつか世界のクリスチャンが手をつなぐことができるようになるかもしれません」
 ただ、クリスチャン同士だって、相性というものがある。そこを見極めるプロの目と勘が、結婚仲介の仲介たるところだ。さらに、高齢者の再婚にも、年金で払えるくらいの格安料金で力を貸したい。  クリスチャン結婚支援センターを全国規模の活動にするためには、支部が必要だ。伊達さんは、クリスチャン同士の結婚仲介に重荷をもつ世話好きな人を募集している。
 連絡先=ブライダルプロデュースピープル〒564-0062神戸市中央区栄町通1丁目3ノ17ノ301 TEL:078・325・0239