[CSD]2005年1月16日《ヘッドライン》

[CSD]2005年1月16日《ヘッドライン》
 = 1面 =
◎麻薬・アル中患者癒す福音——「ティーン・チャレンジ」日本上陸

 = 2 面 ニュース=
◎スマトラ沖大地震——スリランカ:地雷が救援活動を阻害
◎スマトラ沖大地震——タイ・バンコク:宣教師らが献血に協力
★<教界ニュース>エホバの証人全国被害者集会ほか
★米で「クリスマス」表記めぐり政教分離論争
★金東植牧師は北朝鮮が拉致=容疑者の朝鮮族男性逮捕
★伊の学校、歌で「イエス」を言い換え
★<落ち穂>日本最初の新聞に聖書の言葉が紹介

 = 3 面 宣教リポート=
★<宣教まっただ中>イタリア発[3]人々続々と宣教師宅に 記・内村伸之
★「平和をつくり出す宣教」を——ローザンヌ新総裁タグ・バーザル氏語る

 = 4 面 牧会=
★<ディアスポラ日本人伝道を考える>[1]北米での日本人宣教会議 記・清野 勝男子
★<牧師のつぼ>風邪にはネギ、しょうが、黒砂糖 記・藤川直孝
★<オピニオン>偏狭な「愛国心」強要は罪禍を 記・根田祥一
★<恵みのどんでん返し>もうひとがんばりで建った新会堂 記・立石章三

 = 5 面 神学・社会=
★<この国の精神風土と福音宣教>[15]繰り返される押し付けの過去 記・池尻 良一
★<神学の潮流>イスラエル:聖書裏付ける遺物——実は骨董品を偽造
★<今月の神学書評>『カリスマとケリュグマ』大串 元亮・大串 肇著(教文館、2625円)評・重富 勝己
★<とっておきの情報の話>[7]「冬のソナタ」のその後

 = 6 面 特集・便利屋=
★もっと伝道しないと——元祖便利屋:右近 勝吉さん
★少しの配慮と工夫で救われる——(有)愛信舎:元平 大作さん
★ティッシュ伝道なんていかが?!——グレイスプランニング:関 恵嗣さん

 = 7 面 全面広告=
☆東京聖書学院——2005年度学生募集
http://www.jhc.or.jp/tbs/
 = 8・9 面 特集・クリスチャンでない人の葬儀を教会ですることの意味=
★もし未信者の葬儀をしないなら——記:清野 勝男子
★銀行から転進、教会の葬祭部——山之口 宗義さん
★葬儀は宣教の課題になりうるか——記:高木 寛

 = 10 面 ビジネスパーソン=
★ビジネスは自己実現ではない——矢口 太郎さん[下](大森・矢口国際特許事務所 弁理士)
★<うつは心の風邪>[5]うつの予防1 記・吉田 博

 = 11 面 教会学校=
★<いまどき子ども事情>「自由の求め」否定せずに 記・西村敬憲
★<CS分級>暗唱聖句——子どもがみことばに生きるために 記・安田香代子

 = 12 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★MUSICAL:「スペクタル 十戒」フランス語(日本語字幕つき)
http://www.dix-com.com/
★CD:「BREAD FROM HEAVEN」CHOUB (ライフ企画、1000円)

 = 13 面 今週の動き=
★<今日は何の日>1月16日—22日
★<日めくり元気の素>名著・聖書日課から一言メッセージ

 = 14 面 教会=
★教会活動が記念切手になった——京都府:(宗)国際シャローム・キリスト教会
★<もりべえのへぇ~>慈善券付きライオン歯磨き

 = 15 面 教会生活=
★新しい町のシンボルに教会——建設計画中の千葉マチュリティタウン
★<林檎の風にのせて>[14]調和のとれたおいしいクッキー 記・正村 八重子
★台湾・教会:台風被害・火災被害——日本の教会が復興支援
★インドネシア・イラクの教会:昨年末爆破事件

 = 16 面 ひと=
★古川和彦さん(薬物アルコール中毒患者更正施設スタッフ)——薬物中毒患者 御言葉で劇的な癒し体験

麻薬・アル中患者癒す福音−−「ティーン・チャレンジ」日本上陸0501160101

 最近、日本でも覚せい剤に苦しむ若者が増えてきている。そんな若者たちのための更正施設を日本でも設立しようと「ティーン・チャレンジ日本の設立にむけた説明会」が昨年12月10日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャンセンターで開かれた。講師はキリスト教精神に基づき、覚せい剤・アルコール依存症などの若者が社会復帰を果たせるためのプログラムを実施する「ティーン・チャレンジ」の西豪州総責任者メルコム・スミス氏。呼びかけ人は古川和彦氏(大和カルバリーチャペル会員)。

 古川氏は車の事故の後遺症がきっかけで薬物依存に陥っていたが、昨年、豪州パース南西部にあるティーン・チャレンジの施設に滞在中、信仰決心とともに薬物から完全に解放される経験をした。同説明会は「ティーン・チャレンジを日本でも始めたい」との古川氏の願いによって開かれた。
 このミニストリーは「麻薬にはまった若者を助けるために語りなさい」との神様の示しを受け、米ニューヨークに渡った『十字架と飛び出しナイフ』の著者でも知られるデビット・ウィルカーソン牧師の下、1958年に始まった。現在、約80か国に約450の施設がある。  特徴はクリスチャンで運営し、ほとんど薬を使わず、イエス・キリストの教えに基づくプログラムで患者の更正を図ること。更正率85%で、世界的にも効果が上がっている働きとして評価が高い。
 スミス氏はティーン・チャレンジを「社会的・医学的に奉仕するグループでなく、薬物・アルコール依存の問題の中にある家族を助けるための、クリスチャンによる聖書を土台とした福音的な団体」と定義。麻薬やアルコール患者、売春婦など、様々な問題を抱えた若者が来るが、「麻薬、アルコール、セックスでなく、人間の罪が問題であることを教えている」と語る。
 そのプログラムは「大変よくできている」と強調。例えば最初の1週間は、神様が赦してくださっていること、他者に対して犯した罪を赦してもらうこと、自分自身を赦することなど『赦し』について学ぶ。この学びを通し「壁にぶち当たり苦しみながらも神様の意図を発見し、癒され、解放されていく」とスミス氏は言う。
 「社会奉仕に携わる人たちから『なぜ更正率が高いのか』と聞かれますが、その理由は罪の赦し、イエス・キリストの福音メッセージによるものだと私たちは告白しています」とも述べた。
 古川氏は「自分はそこで癒され、奇跡を体験した。この体験を麻薬・アルコール中毒などで苦しむ日本の若者にもしてほしい。そのために日本設立に向け、まず役員会を作りたい」と語った。問い合わせはTEL:046・847・0424、Eメール=gojikazu@jcom.home.ne.jp、古川氏まで。

スマトラ沖大地震−−スリランカ:地雷が救援活動を阻害0501160201

 昨年12月26日に発生したスマトラ島沖地震とそれに伴う津波。犠牲者が15万人(1月5日現在)を超えるなど、被災国・地域での事態は深刻だ。
 スリランカ福音同盟総主事のゴッドフリー・ヨガラジャさんから、日本福音同盟(JEA)に入ったメールによると、北部や東部では処理されていない地雷が水の中に浮いているため、援助活動が進んでいない。住民すべてが行方不明になっている地区や、南西部沿岸地域では列車が水の中に流され観光客を含む120人すべての乗客が死亡したりしている。子どもの被災者が多いという。死体による悪臭がいたるところを覆っている状況だ。下痢やマラリアなどの流行が懸念されている。
 またインドネシア福音同盟総議長のバムバング・ウィジャヤさんからのメールでは、いくつかの超教派団体のバックアップを得て、災害援助事務局をジャカルタ、メダン(北スマトラ地州の州都)、バンダ・アチェ(アチェ州の州都)に設置。事務局を通じて諸教会を動員して犠牲者援助、救援物資の配布などをしていく予定だという。  JEAでは緊急支援サイト(http://jeanet.org/world/brog/disp.cgiを通じて被害状況などを随時報告する。

スマトラ沖大地震−−タイ・バンコク:宣教師らが献血に協力0501160202

 また、タイ派遣の日本人宣教師によると、タイ国内の犠牲者800人の多くは外国人旅行者だという。けが人も数千人にのぼり、輸血用血液が不足している。特にヨーロッパ人に多いRhマイナス型の血液が足りず、バンコクの宣教師グループが献血を始めているという。
 特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、12月28日に日本人スタッフの坂賢二郎さんをインド南東部に派遣。すでに各国のワールド・ビジョンが被災国で支援活動を展開している。
 日本国際飢餓対策機構(JIFH)は各国の国際飢餓対策機構と協力し、支援活動をしている。1月6日にスタッフの柳沢みどりさんをバンコクで開かれる戦略ミーティングに派遣する。また、タイ・プーケットの教会に資金援助し、そこを拠点に活動。インドネシアでも3か所で活動している。スリランカ、インドの教会連合を協力して支援していくという。  世界福音同盟(WEA)は、各国の福音同盟関係者にむけて祈祷と支援の緊急依頼声明を発表。「愛する方々を失い、悲しみの中にある多くの人々のために」「カウンセリングや霊的ケアを行う牧師やワーカーのために」「このような災害のただ中で神の憐れみがあらわされるように」など祈りの課題を挙げている。
各団体の義援金受付の振込先
▼日本福音同盟=郵便振替00190・5・7790、加盟者=JEA日本福音同盟援助協力委員会、「スマトラ沖大地震・インド洋津波被害への義援金」と明記。
▼ワールド・ビジョン・ジャパン=郵便振替00130・6・254059、加盟者=特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン、「スマトラ沖地震」と明記。
▼日本国際飢餓対策機構=郵便振替 00170・9・68590、加盟者=日本国際飢餓対策機構、「インド洋大津波」と明記。