ヘッドライン
[CSD]2006年 9月17日《ヘッドライン》
[CSD]2006年 9月17日《ヘッドライン》= 1面 ニュース=
★子どもは今必要な人材——第1回パペットミニストリーセミナー開催
ホームページ http://members2.jcom.home.ne.jp/onewaystreet/
★「クリスチャン情報ブック2007」データ版——CDとダウンロードで発売
= 2 面 ニュース=
◎9・1集会関東大震災・朝鮮人虐殺83周年を開催——東京・在日韓国YMCA
◎自己否定恐れ脱会ためらう信者——エホバの証人被害者全国集会
★札幌ライフセンターがリニューアルオープン
★<落ち穂>ビジネスマンの視点で見た教会成長論
= 3 面 クリスチャンライフ=
★2006クリスチャンサマーキャンプ開催——関東地区KGK主催
★<私の子育て失敗談>子どもが親に願っていること 記・斎藤 望
= 4 面 ビジネスパーソン=
★サーフボードに記された「JESUS LOVES YOU」——三輪 喜一さん[上](東和工業[株]代表取締役社長)
★<ゴールデンルール>[4]企業の目的は顧客の創造 記・田上(たのうえ)昌賢
= 5 面 牧会/神学/社会=
★講演:福音主義神学会東部部会研究会より[5]神のしもべか、貪欲な獣か<6> 内田和彦
★<オピニオン>地方専門書店の窮状を助けるカギ 記・根田 祥一
= 6 面 関西だより=
★信仰の不具合を回復させるために——リカバリー・ミニストリー(向 敏夫牧師)
★ヒルソングで若者に宣教の風を——9月18日(月)に第6回東海青年宣教大会を開催
★モーツァルト生誕250年演奏会——大阪クリスチャンセンターで開催
★大阪クリスチャンセンター開館50周年記念OCCまつりの出店者募集——11月11日(土)に開催
★「安らぎの伝道師」コンサート開催——日本ツラノ書院主催
= 7 面 IT特集=
◎キリスト教書店ネット上でオープン——Gospel Shopインターネット店
ホームページ http://www.gospelshop.jp
★コンテンツのネット流通に注目——アーク・ビレッジ:堀井 卓
= 8・9 面 シリーズ ザ・教会=
★障害者は創造主の完成品——『わてらやりまっせ!』を出版した山中 一正牧師
★『わてらやりまっせ!』出版記念会開催——9月30日(土)大阪クリスチャンセンターOCCホールで
= 10 面 情報=
★リポート:「インサイダー・カンファランス2006」 報告・渋沢 浩二
★リポート:「賛美セミナー~みことばを詠う~」 報告・美登 かんな
★寄稿:「教会ももっとリスクを冒せ」
★寄稿:情報欄いつも見てます
= 11 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★CD:「心の瞳」北田 康広(アットマーク/プライエイド・レコーズ、3,000円税込)
★BOOK:『あなたを生かすことば聖書に学ぶ』船本 弘毅著(フォレストブックス、1,050円税込)
★BOOK:『トルストイの民話』岩崎 京子文、かみやしん絵(女子パウロ会、1,575円)
★REVIEW:『美と真実—近代日本の美術とキリスト教—』竹中 正夫著(新教出版社、3,990円税込)
= 12 面 ひと=
★線路で二分された地を福音で1つに——日本キリスト教会・鶴見教会
= 別刷り クリスチャンライフガイド=
★キリスト教主義大学編
★キリスト教主義学校編
★神学校編
9・1集会関東大震災・朝鮮人虐殺83周年を開催−−東京・在日韓国YMCA=0609170201
1923年の関東大震災から9月1日で83年が経過した。今では「防災の日」となっているが、83年前のこの日、震災の混乱に乗じたデマのために、日本人によって約6千人の朝鮮人が虐殺されたと言われている。今年も、東京・千代田区の在日韓国YMCAで「9・1集会関東大震災・朝鮮人虐殺83周年」(同実行委員会主催)が開かれた。集会は、震災時の惨劇を忘れることなく、今なお根強く残る在日韓国・朝鮮人への差別に対して闘っていこうと毎年開かれているもので、今年で32回目を迎える。 集会では、山田昭次氏(立教大学元教員)が「関東大震災時朝鮮人虐殺事件を考える今日的意味」と題して講演。虐殺の史実の考証よりもむしろ、山田氏が解明した史実が、どのような思想的意味を有しているのかに重点を置いて語った。虐殺事件後、朝鮮人を殺害したとして検挙された日本人の多くがほとんど実刑判決を受けておらず、免罪になったケースも多い。また、直後に各地で行われた隠蔽工作のため、殺された朝鮮人の正確な数は未だにわかっていない。こうした加害責任を曖昧にする日本の態度は、日本人の「精神的な病」にあると山田氏は語る。「遺族は、肉親が戦争で無意味な死を遂げたと考えるのがつらく、その戦没に肯定的な意味を探し出そうとする。日本人の多くはこの苦痛のため、国家の加害行為に加担したという明確な認定をさまざまな局面で避けてきた。関東大震災時の朝鮮人虐殺に関しても同じ」。また山田氏は「日本人民衆が朝鮮人を虐殺した罪を告白しない限り、民衆をそこに追い込んだ国家のより大きな罪は隠され続ける」と懸念し、「日本人民衆は朝鮮人虐殺に加担した責任を直視しつつ、自己をそこに追い込んだ国家責任を明らかにし、問うという課題を背負っている。しかしこれは、今日の日本の右傾化状況との対決なしには、果たし得ない課題である」と締めくくった。
続いて集会では、出入国管理法が今年5月17日、日本に入国するすべての外国人の指紋や写真等を採取すると「改悪」されたことに対する緊急アピールがあった。同集会では、これまで外国人登録法による指紋押捺制度で、長年にわたり続けられてきた在日韓国人・朝鮮人に対する人権侵害に対して抗議活動を続けてきた。00年に廃止となった押捺制度が同様の法律となって、わずか6年で復活したことに対し、アメリカに追従した人権侵害であり、日本国憲法の理念からはずれたものであるとして抗議していく意志を固めた。
同集会では、発起人である故崔昌華氏が集会とともに、朝鮮人虐殺に対する国家の謝罪と追悼施設を設けることなどを求める国会請願をすすめてきたが、同氏の死後は止まったままになっていた。同氏の長女で実行委員の1人である崔善愛さんは、「国会請願を未だに果たしていないことがずっと心に残っていました」と語り、同日から再び国会請願をはじめていくことを明らかにした。
自己否定恐れ脱会ためらう信者−−エホバの証人被害者全国集会=0609170202
東京・江東区の亀戸カメリアプラザで9月2日、「エホバの証人(ものみの塔)第12回被害者全国集会」(同実行委員主催)が開かれた。全国各地から、家族などの救出を目指す人や元「証人」らが訪れた。当日は、ジャーナリストの有田芳生氏が講演。過去に大きな問題になった統一協会を例に挙げ、「私たちがいかに環境に影響されやすい存在であるかを認識する必要がある」と語った。子どもをカルトから救出する場合については、「親のメンツが立たない」といった理由ではなく、徹底して子どもの人生を基本に据えなければならないとし、「親が自分のことを考えてくれていると伝わることが最も重要。やはり一番の絆は親子の間柄」と呼びかけた。
また、脱会した元信者による体験談も、参加者にとって大きな励ましとなった。9年の間信者となり、今年の4月に夫や支援者によって救出されたばかりのIさんは、休む暇もない活動の中、自身はうつに、家族の関係は破綻寸前となったことなどを赤裸々に語った。夫からも、妻に内緒で教会に通い、正しい聖書の知識を学んだこと、多くの支援者によって助けられたことなどに感謝する体験報告があった。
ものみの塔の「エリート」一家に育ったというHさんは、幼い頃から「エホバ漬け」で一般的な常識を何も知らず育ってきたこと、間違いに気づいてからも「自分の人生を否定することになる」と思い、なかなか抜けられなかったこと、脱会してからもものみの塔の価値観が自分の中に残り苦しんだことなどを語った。Hさんが「多くの『証人』が、間違いに気づきながらも自己否定を恐れ、脱会をためらっていると思います。同じように苦しんだ人がいるということを発信していく必要があります」と呼びかけると、会場のあちこちで大きくうなずく姿が見られた。
集会では、オウム真理教や栃木県のセミナー団体「ホームオブハート」の被害者からの報告、また、カルトからの脱会を支援する草刈定雄氏(単立・西舞子バプテスト教会牧師)、森田聰氏(アッセンブリー・伊豆仁田キリスト教会牧師)、中澤啓介氏(バプ教会連合・大野キリスト教会牧師)らから報告や励ましのメッセージがあった。参加者らは、お互いの体験を熱心に語り合ったり励まし合ったりなどして交流を深めていた。
キリスト教書店ネット上でオープン−−Gospel Shopインターネット店=0609170701
キリスト教関係の書籍、CD、DVDやビデオ、グッズなどを制作販売するいのちのことば社(多胡元喜会長)の直営店が、ネット上にオープンした。いのちのことば社は、オンラインショップ「ゴスペルショップ インターネット店」を9月1日にスタート。キリスト教関係の商品を扱うオンラインショップとしては、日本で最大級だ。◇
トップページを見ると、まず目をひくのがフェアー商品。9月5日現在では、星野富弘詩画展開催記念の星野さんの絵ハガキが掲載され、また夏のカタログ掲載商品がアップされている。「今後もいろいろなテーマのフェアーをしていきたい」という。その下には、9月の新着商品がアップされている。
左側を見ると「出版社」「商品名」「著者名」「内容説明」などすべての情報から検索できる「商品検索」と、書籍、CD、DVD・ビデオなどからの「カテゴリー」検索がついている。
また「出版社&発売元」で出版社を指定し、希望の商品を探すことができる。一番下には、「ご注文と配送について」「お問い合わせ」など、インフォメーションがついている。
右側を見ると、「ベストセラー」のコーナーがあり、今、売れ筋の商品がひと目で分かる。
特徴は在庫状況を確認しながら注文できる、いのちのことば社以外の商品も取り扱っている、24時間365日利用することができる、クレジット決済が可能、無料会員制で会員登録後の買い物の手間がかからない、など。
特にクレジット決済ができ、振込用紙を持って支払いに行く手間が省けるという点で、海外からの注文や外に出かけられない高齢者などには朗報だという。
「今まで海外からの注文が来ると、支払いの手続きが大変だった。しかし、クレジットだと容易にできる。海外に駐在する日本人や日本語が分かる宣教師には利用しやすくなった」と担当者。
在庫状況がひと目でわかることも便利さの一つだ。この在庫状況は毎日更新するとともに、新商品が入荷次第随時アップする。
各商品ごとに「レビュー」もついており、商品に対する感想を「レビュー」に書き込むことができる。担当者は「商品の制作、営業の参考にしていきたいので、どんどん感想、意見などを書き込んでほしい。また、すぐに買いたい商品がなくても『お気に入り』に入れておき、しばしばのぞいてほしい」と語る。
ホームページhttp://www.gospelshop.jp