[CSD]2006年11月5日《ヘッドライン》

[CSD]2006年11月5日《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
★映画「めぐみ——引き裂かれた家族の30年」——横田めぐみさんの誕生日に完成披露
◎神様は奇跡を起こされる…——祈り続ける横田早紀江さんを囲む会

 = 2 面 ニュース=
◎核実験は日韓の脅威——日韓クリスチャン議員ら平和的解決求めて共同声明
★憲法9条を世界の指導原理に——日本で初の国際友和会総会
★北朝鮮問題に祈り焦点——日韓の議員ら参加し国家晩餐・朝餐祈祷会
★<教界ニュース>[逝去]弓削 達氏(元フェリス女学院大学長、東京大学名誉教授)
★<落ち穂>ヒルマン監督の祈り

 = 3 面 クリスチャンライフ=
★のんびりゴロゴロ「トドの会」——異国で暮らす日本人に憩いの場
★貧困に苦しむ子どもに「何か」はきっとできる——WVJチャイルドスポンサー募集
★<私の子育て失敗談>見せてもいい? 夫婦げんか 記・斎藤 望

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★鞄のある所が社長室——民秋 史也さん[上]([株]モルテン代表取締役社長)
★<ゴールデンルール>[6]関係を物に置き換える現代人 記・田上(たのうえ)昌賢

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★<私の愛国心>[4]「愛国心」ゆえキリスト教に抵抗した 記・後宮 俊夫
★<オピニオン>靖国問題をどうすれば解決できるか 記・稲垣 久和
★インド:改宗禁止法で宣教者抑圧

 = 6・7 面 全面広告=
☆JTJ宣教神学校——だれでも、いつでも、どこででも開かれた神学校
ホームページ http://jtj.gospeljapan.com/
 = 8 面 関西だより=
★ユダヤ人のための祈りの輪広げたい——BFPからイスラエル紀行DVD発売
◎アジア福音宣教会が再生後最初の宣教師派遣——台湾へ高江州良次氏夫妻
★ガラス張りの新会堂で献堂へ感謝コンサート——イエス・キリスト堺栄光教会

 = 9 面 全面広告=
☆第47回バックストン聖会 11月24日(金)~26日(日)
会場:日本基督教団渋谷教会(Tel.03-3407-7018)

 = 10 面 情報=
★リポート:関東チャーチスクール生徒大会——将来のリバイバルの希望感じる
★リポート:神学校図書館実務者フォーラム——神学校図書館のニーズとは
★<投稿>若者を教会に集めるために


 = 11 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★EVENT:「ハンドベル・アジア大会」11月18日-19日、福岡国際会議場にて
★BOOK:『士師記に聞く』服部嘉明著(ユーオーディア、2,000円送料込み)
★REVIEW:『日本メソヂスト教会史研究』澤田泰紳、土肥昭夫編(日本基督教団出版局、6,720円) 評・岩本助 成

 = 12 面 教会=
★教会員の賜物いかしチャペルギャラリー伝道——酒田ルーテル同胞教会

◎神様は奇跡を起こされる…−−祈り続ける横田早紀江さんを囲む会=0611050102

 「拉致」という国家的陰謀に巻き込まれた「普通の家族」。それから30年、引き裂かれた家族を取り戻すための戦いが始まった。やがてその行動は人を動かし、国を動かしていく。北朝鮮による日本人拉致問題をアメリカ人ジャーナリストが描いた映画「めぐみ─引き裂かれた家族の30年」。ジェーン・カンピオン氏が製作総指揮に加わり、アメリカでは数々の映画祭で観客賞などを受賞、本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門との呼び声も高い。11月25日から、東京・渋谷のシネマ・ギャガほかで公開され、順次全国で公開予定。  映画タイトルの「めぐみ」(邦題)は1977年、13歳で突然姿を消し、後に北朝鮮による拉致であることが明らかになった横田めぐみさんの名前からつけられている。
 公開に先立って、完成披露試写会と記者会見が、横田めぐみさんの42回目の誕生日である10月5日、東京都内で開かれた。上映に先立ち、監督のクリス・シェリダンさん(37)、パティ・キムさん(36)夫妻とめぐみさんの両親の横田滋さん(73)と早紀江さん(70)夫妻がそろってあいさつ。「この映画で拉致問題を再認識してほしい」と訴えた。早紀江さんは「映画はどんな大きなケーキよりも誕生日のお祝いになる」と謝意を述べた。
 監督夫妻は2002年の小泉総理の初訪朝の報道の中で北朝鮮による拉致問題と、それによって奪われた娘を捜し続ける横田さん夫妻の存在を知った。「今まで聞いたこともないようなこの事件、そして横田さん夫妻の愛と勇気をフィルムに収めたいという衝動に駆られた」。米国などでは「アブダクション(拉致)」の原題で公開された。 
 映画の中では多忙を極める救出活動中、夫婦げんかをする場面が描かれている。「みなさんと同じ普通の家庭なんです」と早紀江さん。シェリダン監督は「リアルな人々として描きたかった。政治家など特別な存在ではなく、普通の家族に起こった出来事なのだと理解できるために」あえて公の場面だけでなく、私的な部分も入れたという。早紀江さんが礼拝をする場面も。娘がいなくなったという絶望の中で聖書に出合ったことを語っている。

◎核実験は日韓の脅威−−日韓クリスチャン議員ら平和的解決求めて共同声明=0611050201

 北朝鮮の核実験問題で情勢が緊迫する中で、10月18日から22日にかけ、米国のライス国務長官が国連安保理制裁決議を受け、具体的対応を協議するため日本、韓国、中国などを訪問。中国の唐家 国務委員が北朝鮮を訪問し、金正日総書記と会談した。時を同じくして開かれた第1回国家晩餐祈祷会、第7回国家朝餐祈祷会(共に国家晩餐祈祷会実行委員会主催)に出席のため来日した韓国のクリスチャン議員8人と、日本のクリスチャン議員5人が10月18日、東京・千代田区永田町の衆議院議員会館で北朝鮮核実験問題を中心に討議。日韓基督議員連盟(日本側会長・土肥隆一衆議院議員/前外務委員長、韓国側会長・金泳鎮前農林部長官)が共同声明を出した。  共同声明は「日韓クリスチャン議員の懇談会」において、両国の懸案事項である靖国神社参拝、歴史教科書歪曲問題と共に、北朝鮮の核実験問題の真摯な討議が切実であるとの意見の一致を見いだしたと経緯を説明。
 日本側は北朝鮮の核実験が韓国と日本に最も大きな脅威を与えるとし、日本国民の深刻な不安感を表明。韓国側はそれに同調しつつ、これが日本の核武装の契機となってはいけないと強調した。
 また日韓両国の懸案問題の解決への困難と、平和が脅かされている北東アジアの現実等多くの問題を考える時、日韓基督議員連盟の使命と役割が更に切実であるとの点で一致し、共同の努力を倍加することを確かめた。
 さらに韓国側は、北朝鮮核実験問題を11月中旬のソウル国会で開催される第2回討論会の核心主題とすることを確認。20日には東京・新宿区西早稲田の日本キリスト教会館で日韓基督議員連盟、日本キリスト教協議会(NCCJ)、在日大韓基督教総会の3団体主催で「当面する日韓問題の正しい解決方案の模索」と題し討論会を開催した。
 NCCJ平和・核問題委員会(平良愛香委員長、山本俊正総幹事)も19日、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核実験に抗議し、平和的解決を求める声明」を出した。「私たちはあらゆる戦争と核兵器の保有に断固反対する」とし、「世界にある核兵器の全面的全廃を願い、この度の北朝鮮の核実験に強い遺憾の意を表すと同時に、報復の連鎖につながらない、平和的な解決を関係諸国に強く求める」とした。

◎アジア福音宣教会が再生後最初の宣教師派遣−−台湾へ高江州良次氏夫妻=0611050802

 アジア福音宣教会(林茂宏委員長)から台湾宣教に派遣される高江洲良次氏の派遣式が10月10日、京都府宇治市の国際シャロームキリスト教会で開かれ、日本側からアジア福音宣教会の委員全員6人(林茂宏、新谷正明、談議孝義、鈴木義明、小林久実、古川修二の各氏)と沖縄の世界アンテオケハーベスト教会の山城幸雄牧師夫妻、台湾側から台湾基督長老教会総会の張徳謙総幹事、台湾基督長老教会羅東教会の王英世牧師夫妻、大阪中華基督長老教会の温宏欣牧師らが出席。
 高江洲良次氏は1937年東京生まれで、今年69歳。日本クリスチャン・カレッジ(現東京基督教大学)、北海道酪農学園短大、同志社大学神学部、同大学院で学んだ後、日本基督教団飫肥教会、同那覇中央教会で牧師として奉仕。その後沖縄、栃木で単立教会の開拓伝道に従事してきた。
 高江洲氏は5年前に網膜色素変性を患い、現在は視力をほとんど失っている。夫人の蔡嫣  氏が台湾出身ということもあり、台湾宣教は夫妻の長年の夢であった。
 説教のなかで王英世氏は、「日本からの視覚障がい者宣教師として、パウロのように福音という負債を返済するという使命を全うしてほしい」と激励。あいさつに立った新谷正明氏は、「再生したアジア福音宣教会第一号の派遣宣教師として、新しい宣教の霊をいただいて立ち上がったことに敬意を表します」と語った。また、張徳謙総幹事が締めくくりのあいさつと祝祷を行った。
 高江洲宣教師は3年任期で、台湾宜蘭県にある羅東教会附属の施設「羅東慕光盲人重建中心」を拠点にした福音宣教に年内にも遣わされる予定。
 アジア福音宣教会TEL:0774・44・1216