ヘッドライン
[CSD]2007年4月15日《ヘッドライン》
[CSD]2007年4月15日《ヘッドライン》= 1面 ニュース=
◎「ラブ・ソナタ」沖縄と福岡で開催——韓国の1教会が日本宣教のために主催
★ラブ・ソナタ福岡:日韓の教会が1つに——12年ぶりに超教派大会
= 2 面 ニュース =
◎教団史上初の女性理事長に松田基子氏——日本ナザレン教団100周年記念大会
★J・フーストン氏6年ぶりの来日——弁証法的・対話的に生きよう
★「改憲手続法案」に廃案要求——東京地方バプテスト教会連合役員会
★相次ぐ原発関連不祥事——JFORが原子力行政に抗議
★<教界ニュース>日本福音教団
★<落ち穂>創刊40周年を迎えるクリスチャン新聞
= 3 面 教界ニュース =
★受洗後教会離れた人の受け皿に——インターナショナル東京クリスチャン・ネットワーク発足
★沖縄で「ラブ・ソナタ」開催——実業人らも集い地元教会から高評価
★「チャングム」の王妃役パク・ジョンスンさんもラブ・ソナタで証
★<オピニオン>戦犯合祀の実態資料で露呈した「国家の神社」 記・根田 祥一
= 4 面 ビジネスパーソン=
★山と家を買うことが夢——今井 和典さん[下]([有]新日本ドキュメントサービス取締役社長)
★<与える喜び>[3]「与える喜び」で「ご恩返し」 記・池田 守男
= 5 面 牧会/神学/社会=
★対抗的社会構造としての教会——平和とは何か・聖書が現代に問う課題8 講演・石田 学
★周縁の民衆の視座から——『<第三世界>神学事典』発刊
★<新連載>精神障害と教会[1]地域の悩みが教会の悩みに(上) 記・向谷地 生良
= 6・7 面 アーティスト特集 =
★ミュージカル「アイ・ラブ・坊っちゃん」でマドンナ役に挑戦——磯貝 麗奈さん
★日本画材に惹かれて——日本画家・戸田みどりさん
★ア・カペラで愛を歌う——Sound of Joyのテナー鬼無宣寿さん
= 8 面 チャーチスクール特集 =
★聖書を土台に働き人育成——ハレルヤインターナショナルクリスチャンスクール
★日本全国にあるチャーチスクール
= 9 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★MOVIE:「ツォツィ」——小さないのちがチンピラを変える(4月14日公開)
★BOOK:『このままでいいのか』木邨健三著(サンパウロ、1,365円税込)
★REVIEW:『「アメージング・グレース」物語』ジョン・ニュートン著(彩流社、2,100円税込) 評・大塚野百合
= 10 面 関西だより =
★日韓で愛のソナタを奏でよう——大阪でもラブ・ソナタ開催へ
★礼拝の気持ちでトイレ掃除——生駒聖書学院で掃除講習会
= 11 面 クリスチャンライフ =
◎リバイバルの鍵を握るのは学生——「カイ・アルファ」6年間で28大学にサークル活動
★輝きに満ちた70年の伝道生涯——大嶋まつの伝道師逝去(神戸フィラデルフィア教会)
= 12 面 教会=
★弱い者を用いて主が働かれる——日本ナザレン教団初の女性理事長・松田基子さん
◎「ラブ・ソナタ」沖縄と福岡で開催−−韓国の1教会が日本宣教のために主催=0704150101
クリスチャンの韓流スターを目玉に多くの人を集め、福音を語る──韓国ソウルにあるオンヌリ教会(ハ・ヨンジョ主任牧師)が1907年にピョンヤンで起こった大リバイバルの100周年記念事業として企画した伝道プロジェクト「ラブ・ソナタ」が3月29日沖縄で、30日福岡で開催された。2会場合わせて5千人以上が参加、信仰の決心者も合わせて194人に上った。今回の企画はオンヌリ教会がゲスト選び、プログラム作りや経済負担も含めてすべて行い、地元教会が受け入れ窓口となり、いわば伝道プログラムをパッケージで提供する形となった。今後、大阪、東京、仙台、札幌でも同様の集会を行う予定。 (3面に関連記事)淑明女子大学のカヤグム(琴)演奏団の静かな演奏で幕が開いた舞台は、次には一転、ヒップホップのミュージックにのったダンスグループBee Boyチームの軽快な踊りに会場は一気に湧いた。
ラブ・ソナタの皮切りとなった沖縄は、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターホールを会場に、2千780人が集った。参加者は、約400人が韓国からかけつけ、残りは地域教会の500人あまりのクリスチャンと彼らが誘った未信者の友人や家族という。会場は次々と登場する韓流スターのパフォーマンスに拍手が鳴り響いた。歌手のチョン・セフンさんの高い透き通った歌声や、ユ・スンジュンさんの歌とダンスのパフォーマンスに会場は一般のコンサート会場のようなノリに。
会場が盛り上がったところで韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の皇后役を演じたパク・ジョンスクさんが登場し証をした。出演する韓流スターらはパフォーマンスの合間に口々に「皆さんにお会いするのを楽しみにしていました」、「祈っていました」、「イエス様は皆さんを愛しています」、「神様を信じてください」などのメッセージを送った。
メッセージに立ったハ・ヨンジョ牧師は冒頭、「沖縄が変われば、日本が変わる。日本が変われば、世界は変わる。日本と韓国の間に和解があれば、中東にも、南北朝鮮の間にも和解と一致が訪れる。日本と韓国の葛藤が超えられるか。イエスを信じていない人には無理と思える。イエスを信じるなら可能。その出発点が沖縄」と訴えた。
続いて日本の現状を人生の道が失われた、人生の真理を失った、いのちを失っていると語り、「わたしが道であり、真理であり、いのちである」と語ったイエス・キリストが唯一の道と紹介した。
「神様を信じるのは簡単なこと。『神様、信じたいです。わかりたいです』と言うだけです。今が人生を変化をさせるチャンスです」と会衆に決心を促した。
参加者は配布された花の冠をかぶり、決心カードに自分の思いを記入した。集計されたカードのうち97人が信仰の決心を記入した。
参加者からは「今までにない画期的な集会だった。もっとたくさんの人を誘えばよかった。今の時代に合っていると思う」、「音楽がよかった。『韓国いいね』って感じだった。とにかくよかった」、「たくさんの人が世の中を良くしようとしているのがわかった。真剣に物事を考えている人がいるというのがうれしかった」などの声が聞かれた。
◎教団史上初の女性理事長に松田基子氏−−日本ナザレン教団100周年記念大会=0704150201
日本ナザレン教団宣教100周年記念大会が、3 月11日、京都タワーホテルで開催された。これに先駆けて行われた9日からの第60回年会で、広島・呉教会の松田基子牧師が日本ナザレン教団初の女性理事長に就任した(関連記事12面)。京都・嵯峨キリスト教会の宮城周子牧師も初の女性社会委員長に選出された。世界総本部が初めての女性監督ニーナ・ガンター氏を送り出したことも追い風になり、これまで補佐的立場にあった女性教職者が男性教職者と共に主体となって使命を担うことになった。さらに、これまで妻は夫と同一教会での牧師職が認められなかったが、新年度から制度を改め、夫婦共同一教会で牧師として任命されることになった。この場合、主任も性別にかかわらず教会や本人の意志が尊重される。齋藤清次前理事長は「歴史的一歩を踏み出した」と、100周年を期に新たな歩みを始めた教団のさらなる前進を確信している。約600人が参加して開 かれた100周年記念大会 には、米国監督局のガンター監督はじめ各国からの代表も参列し、100年前に日本宣教が開始された記念の地京都での記念大会を祝った。説教に立ったガンター監督は「キリストの花嫁になるための共同体の霊的原則は神を賛美し、礼拝し、ささげ、祈りと一致と弟子作りに励むこと」と語り、100年を覚えて未来に希望を持ち、チャレンジしていこうと励ました。今回を期に作られた100周年記念聖歌を共に賛美し、宣教100周年記念 大会宣言がなされた。記念事業として宣教100周年記念教会の建設、教団100年史の編纂・刊行、 教団の記録・規定集等のデジタル化保存が行われる。記念教会は100周年 メモリアル・チャーチとして千葉と仙台に建設予定。齋藤前理事長は「最大課題は後継者育成。5年計画で取り組んできた成果はあったと思います。神学校の入学者も増えました。地方の諸教会の高齢化が目立ってきましたが、若い人が教会の柱となって私たちにまかせてくださいという声が上がることは本当にうれしい。私たちの信仰の遺産を次世代の人々が受け継いでくれることは悲願であり、大きな希望です」と、教団の新時代の幕開けを喜んでいた。
◎リバイバルの鍵を握るのは学生−−「カイ・アルファ」6年間で28大学にサークル活動=07041511
大学生にイエス・キリストを伝えるため、大学内で聖書研究会などの活動を続けているカイ・アルファ(Chi Alpha)。40年代、アメリカのアッセンブリー教団から始まり、現在日本では28大学で「XA」と呼ばれる聖書研究の活動を行うほか、Eメールネットワーク、月々の祈祷会、研修会、定期伝道集会を行う。名前は、Christ's Ambassadors (キリストの大使)に由来し、頭文字CとAをギリシャ文字のXとAにして「Chi Alpha(カイ・アルファ)」と名づけた。 北野ジョイスさん(米国アッセンブリーズ・オブ・ゴット教団大学生伝道担当宣教師)は、3月21日に日本チャーチ・オブ・ゴッド教団・東京ライトハウスチャーチで行われた「J+Passion Tokyo」(同実行委員主催)の分科会で「キャンパスでの伝道」をテーマに過去6年間で、聖書研究会・サークルを4大学から28大学に拡大したカイ・アルファの活動とその実績を紹介した。「日本の学生は、私が日本に来た頃よりもオープンになってきました」というジョイスさんは、日本における受洗者の年齢層は20から24歳の割合が全体の半数を超えることに言及。「近年日本においても大学生伝道の重要性が認知され始め、カイ・アルファに参加する牧師、学生、信徒の数も著しく増加している」と言う。
カイ・アルファでは「ビジョンをもっていた学生たちが卒しても、聖書研究会やサークルがなくならないように」、また「学生たちに『自分たちのサークル』という意識をもってもらうため」と、各大学に許可を得た上での活動を目指す。
ジョイスさんは言う。「歴史を振り返ると、時代を動かすような大きな改革・変革の多くは学生のうちから起こっています。高校生の頃まで遊んでいても、大学生になると勉強しなければいけないアメリカとは逆に、日本では大学に入ってから遊びたいと、多くの学生が考えています。大学生になって初めて親元を離れたり、初めて自分の価値観と向き合ったりできるというケースが多く、日本の大学での4年間は一番オープンな時期。一流と呼ばれる大学に入学した学生たちでも、本当のアイデンティティーを探していたり、寂しさの中で交わりや真実を求めています。そのような学生たちがカルトや新興宗教にとらわれる前に、キリストにとらえていただかなくてはいけません。神様の視点から見る時、彼らこそリバイバルの鍵を握っていると信じます」と語る。
カイ・アルファ
東京都豊島区駒込3-15-20 TEL:03-5978-4017
Eメール ChiAlphaJapan@aol.com
ホームページ http://www.chialphajapan.net