[CSD]2007年5月20日《ヘッドライン》

[CSD]2007年5月20日《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
◎教会は祈りで建て上げる——新小岩バプテスト教会「祈りのミュージカル」開催
◎伝道への意欲新たに——ラブ・ソナタ大阪に延べ6千500人

 = 2 面 ニュース =
★「昭和の日」なぜできた?——キリスト者遺族の会が天皇の戦責を問う集会
◎「やっぱり元ヤクザ」と言われぬように——ミッション・バラバ再編成
★能登半島地震復興支援——JIFHチャリティーコンサート
★「行政は市民サービス」を基本に——大差で当選した井崎義治・流山市長
★<教界ニュース>日本福音教会連合
★<落ち穂>神との親しい交わりこそ祈りの中心

 = 3 面 教界ニュース =
★松沢牧師ホテル転落死事件:被疑者死亡で書類送検
★トルコ:キリスト教出版社襲われ3人死亡——被害者家族「殺害者を赦す」
★<あなたの一票を>[3]祈りつつ後継出馬決意 記・関口 博<上>(国立市長選立候補者)
★<オピニオン>いのちある限り…遊び心を伝え続ける 記・有北 いくこ

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★勉強になった料理番組出演——杉浦 孝王さん[上](辻調グループ校日本料理教授)
★<ゴールデンルール>[14]黄金律を妨げるもの 記・田上(たのうえ)昌賢

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★日本はどこに行くのか[2]日本人の宗教観と寛容・公共の精神とは? 講演・後藤敏夫
★ドイツ:11教派が洗礼を相互承認
★<精神障害と教会>[3]互いに愛しあう難しさ 記・向谷地 生良

 = 6・7 面 企画特集/富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ=
★「グローバル教育」実践の場に——100年先考えた計画
★横浜YMCAプログラム総仕上げの場

 = 8 面 全面広告=
☆「百万人の福音」7月号——特集:星野富弘さん詩画25年を語る
☆「牧会ジャーナル」2007年夏号——特集:今日の教会におけるスピリチュアルケア2

 = 9 面 情報 =
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★REVIEW:「エホバの証人 予防トラクト」(真理のみことば伝道協会、10円)
★BOOK:『聖人崇拝』L・S・カニンガム著(教文館、1,890円税込)
★REVIEW:『なおも未熟な日本人——成熟社会への道筋』岩村信二著(創元社、1,785円税込)評・中野晶正
☆祈りのガイド

 = 10 面 関西だより =
★ラブ・ソナタの火 全世界へ——光るプロフェッショナルな演出とスタッフの奉仕
★ファンタジーノベル『LEO』で伝道——ほっけみか出版記念会開催

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★生き直して出会った神——イラストレーターのクリバリ・ユミコさん

 = 12 面 ひと=
★和製ファンタジー『LEO』誕生——作家・ほっけ みかさん



◎教会は祈りで建て上げる−−新小岩バプテスト教会「祈りのミュージカル」開催=0705200101

 「祈り」をテーマにしたミュージカルが、イースターに行われた。東京・葛飾区新小岩にあるバプ連盟・新小岩バプテスト教会(川口義雄牧師)では4月22日、祈りのミュージカル特別公演「誰かが きっと 祈っている」を、同教会で開催。賛美ゲストにゴスペルシンガーのベドウ路得子さんを迎え、同教会聖歌隊と共に祈りと賛美をささげた。   「『私の家は祈りの家と呼ばれる』(マタイ21・13)と言われています。新小岩バプテスト教会はどうでしょう? 教会の中に漂う雰囲気が論争、批判ならば祈りの家ではありません。本当にクリスチャンが集まるところには祈りの雰囲気があるのです」。川口牧師が語りかけた。続いてスクリーンに教会員が映し出され、「祈りは私にとって神様と会話をする大切なひと時です」、「私は家族の救いのために祈っています」、「私が病気になった時、教会の方々が一生懸命祈ってくれました」など、一人ひとりが祈りについてひと言。その後、静かに賛美へと移行していった。
 ミュージカルでは、「誰かがきっと祈っている」「祈れ、主に」など、祈りにちなんだ欧米のワーシップソングや賛美歌9曲を披露。曲の合間には、教会員の証や川口牧師のお話、祈りの時もはさみ、終始「祈り」をテーマに進行していった。
 お話で川口牧師は、まだゼロ歳児だった息子の弾君が2階から階段を転げ落ちた時の体験を語った。「私たち夫婦は動転してしまった。一刻も早く病院に連れて行かなくては、とあわただしく家を出ようとする私たちを、牧師の父が引き留め、『弾を助けてください。すべてを全能の御手にゆだねます』と息子を抱いて祈ってくれた。ほんの数秒の祈りだったが、平安と勇気が与えられた」
 「今日、私たちはこのミュージカルを通し、祈りの生活に変化をもたらす必要があるのでは? あなたの生活を変えるのは祈り。家族や日本、世界のとりなし手となってください。今日、祈りの兵士として献身したい方は前に出て来てください」。そう招くと教会員4、5人が前に出て、「祈りの兵士」になることを表明した。
 同教会では、20年前からクリスマス時期、6年前からはイースター時期も、アメリカで市販されているミュージカル用のCD・台本セットを使いミュージカルを行ってきた。「アメリカでは、音楽が伝道の大きな力になっています。ですから、オーケストラがない教会でも聖歌隊さえあればミュージカルができるよう、楽譜・CD・台本がパックになった教材が何種類もあるのです。それを翻訳し、独自にアレンジして使ってきました」
 その中からある時、「祈りのミュージカル」を見つけた。川口牧師は言う。「教会を建て上げていくにはこれからどうすればいいか、と考えている時に、神様から『教会は祈りの家でなければならない』と示されました。立派な会堂より、やはり一人ひとりが神様と共に祈りの生活を送ることが、私たちの教会には必要だと教えられ、祈りのミュージカルを始めました。全部で3回で、今回が最後です」
 ゲストのベドウ路得子さんは語る。「『祈りの家』が神様の望んでおられることとお聞きした時とても感動し、私でよかったらとお引き受けしました。毎日練習しつつ、改めて祈りはすばらしいと思いました。今日は『神様が皆さんの祈りを喜んでおられる。ここにいてくださる』と感じ、歌っている自分が一番恵まれました。この教会から祈りのリバイバルが日本中に広がってほしいです」

◎伝道への意欲新たに−−ラブ・ソナタ大阪に延べ6千500人=0705200101

 ソウル・オンヌリ教会が日本の福音宣教のために総力をあげて取り組んでいる大会「ラブ・ソナタ」。大阪では、5月3、4の両日延べ約6千500人の参加者が大阪国際会議場を埋めた。「ラブ・ソナタ大阪」は午前、午後にセミナーを設けて、オンヌリ教会がもつ宣教・牧会・信徒訓練のノウハウを提供。多くの近畿圏の牧師・信徒が耳を傾けた。夜の伝道大会には、芸能関係者の証と音楽が聴衆を魅了。会場は熱気で包まれた。(10面に関連記事)    ◇  大阪大会のみ設けられた午前と午後の講義では主題講義を2日間、同教会主任牧師のハ・ヨンジョ氏が務め、あとの2回の主題講義はパブリシスウェルコム代表理事社長・ウェルコム代表のムン・エランさんと、日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ「美しき日々」「天国の階段」などを手がけたロゴスフィルム代表のイ・ジャンス監督が講義した。
 特別講義では同教会ソビンゴキャンパス担当・崇実大学校専任教授のラ・ジュンソク牧師、同教会ヤンジェキャンパス担当・トーチ・トリニティリーダーシップセンター院長のハン・ホン牧師、同教会長老・全州大学校総長のイ・ナムシク長老がステージに立った。
 いずれも各専門分野のトップクラスであり、同教会の信仰の導き手でもある講師陣の講義は、日本の参加者に教会のあり方やクリスチャンの使命を改めて考えさせ、伝道への意欲をかきたてられる内容だった。
 3日夜の伝道集会には歌とダンスで圧倒的人気を誇るユ・スンジュンさんが会場の人気をさらった。4日は人気俳優のオ・ヨンス、ソン・ジチャン夫妻の証や、カストラート歌手のチョン・セフンさん、ソプラノのキム・ヨンミさんの歌がフィナーレを飾った。ハ牧師の「夢をもとう」という呼び掛けに応え、参加者全員がビジョンを書いた紙飛行機を飛ばし、会場をさらに華やかに彩った。  

◎「やっぱり元ヤクザ」と言われぬように−−ミッション・バラバ再編成=0705200202

 元ヤクザの伝道集団「ミッション・バラバ」が4月に再編成し、金沢泰裕氏(JWM・弟子教会担任牧師)が新代表に就任した。
 ミッション・バラバは結成後13年を経過したが、ここ数年「各メンバーが神の御前に怠惰になってしまっていた」などの理由から活動休止状態が続いていた。だが、「バラバの宣教活動で多くの魂が救われ実を結んだことを思うと、解散は神の御心に反する」とし、従来の活動のあり方を改め再編成に至った。
 メンバーは金沢代表、鈴木啓之(シロアムキリスト教会牧師)、高原芳郎(ドリームミニストリー代表)、中島哲夫(ナオス国際キリスト教会牧師)、井上薫(スモールストーン・ミニストリー)の各氏。さらに新メンバーとして青木育生(弟子教会、)、後藤英治(シロアムキリスト教会)、高田亮(ナオス国際キリスト教会)、中村弘志(弟子教会)の4氏が加わり、今までメンバーだった吉田芳幸、真島創一、信田和富の3氏は本人の希望により退いた。
 また、「諸牧師先生方の助言・指導を聞けない体制だった」点を反省し、牧師の指導を仰ぐ体制も。顧問に尾山令仁氏(聖書キリスト教会・東京教会会長牧師)が就き、赤江弘之(同盟基督・西大寺キリスト教会牧師)、市川康則(神戸改革派神学校校長)、大田裕作(関西聖書学院院長)、小紫義弘(伝道隊・白川台キリスト教会牧師)、榮義之(生駒聖書学院院長)、坂井純人(改革長老・東須磨教会牧師)、菅原亘(オープン・バイブル・神戸キリスト栄光教会主管牧師)、平岡修治(バプ連合・橋本バプテスト教会牧師)、ヒュー・ブラウン(伝道隊・西播磨キリスト教会牧師)、古林寿真子(南大阪聖書教会主任牧師)、村上好伸(カリスチャペル代表牧師)の各氏が相談役に。
 さらに元ヤクザ、元薬物・アルコール依存者、元受刑者の人たちを訓練し伝道者、証人として育て、各教会に戻すための「ミッション・バラバ弟子訓練塾」を始めることも決定。講師に顧問、相談役が就任。金沢代表は「やっぱり元ヤクザと言われないために、ミッション・バラバをアイドル的存在でなく息の長い宣教団体へと再建していきたい」と語った。
 【オフィス・バラバ】
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