日本ナザレン教団では、関東地区教会教育部主催による1日研修会が、2月11日同教団学園教会(千葉市稲毛区)を会場に行われた。テーマは「希望を告白する教会」。午前中の講演で講師の塚本良樹氏(キリスト者学生会[KGK]主事)は、大学、大学院で政治思想・日本政治史を研究した知見を踏まえ、キリスト者が政治や国家について考える意味を、KGKでの取り組みなどを交えて語った。

 「信仰と関係のない世界などない。すべての問題が信仰に関わっている。意見の違いと分裂は違う。必要なら教会内でも議論すべき。初代教会の戦いは、ローマ皇帝に対し『イエスが主』と告白することだった。偶像崇拝は礼拝の崩壊である。私たちの戦いも、共同体として『イエスは主』と告白する礼拝から始まる」