緊急時における国家行政の機能不全と、地域や人との絆の重要性が改めて浮き彫りになった東日本大震災から4年――。中央政府による管理型社会の終焉を踏まえ、地域おこし、ボランティア、NPO活動等地方自治による市民社会の形成を目指し、近年、再評価が進む賀川豊彦と妻ハルの「友愛と連帯」の思想に学ぼうと、「震災後の日本における宗教的ミニストリーの理論と実践―第1回シンポジウム―21世紀に甦る賀川豊彦・ハル」(東京基督教大学共立基督教研究所・明治学院大学キリスト教研究所賀川豊彦研究プロジェクト共催)が3月14日、東京都港区の明治学院大学で開催。賀川の著作『宇宙の目的』を英訳したトマス・ヘイスティングス氏(日本国際基督教大学財団主任研究員)を基調講演者に迎え、ほか3人の研究者が賀川夫妻の広範囲にわたる思想と活動を多角的に紹介し、キリスト教が自治による市民社会の形成に貢献する可能性を探った。(中田 有紀)

写真右=講演するトマス・ヘイスティングス氏

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