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 稲本創(はじめ)、麗子夫妻(同盟基督・土浦めぐみ教会員)の次男で2歳の啓(ひろ)君は、生まれながらに血液循環機能が低下する「拡張型心筋症」を患う。この病気は現代の医療技術では完治の見込みがなく、命を繋ぐには心臓移植以外に道はない。だが、日本では幼児の心臓移植は6年間で4件のみと、国内での移植手術の可能性は非常に低い。それでも「啓の命を何とか助けたい」と、稲本夫妻は渡航での心臓移植手術を決断。土浦めぐみ教会のメンバーら8人で「ひろくんを救う会」を立ち上げ、昨年12月から募金活動を行っている。
 目標金額は3億1千万円。昨年12月22日から始めた募金活動は6週間弱で7千952万8千394円(2月2日現在)が集まった。口づてや一般紙、地元紙・ミニコミ紙、FMラジオ番組で紹介されるなどで支援の輪も広がっている。創さんは「満額集めなくても、2億2千万円を前金として病院にお支払いすれば、渡米して移植待機ができる。できれば4月中には渡米したい」と願っている。祈りの課題として、①啓が手術の日まで守られるように、②仕事を抱えながら募金活動をしている私(創)と父母、啓につきっきりの妻(麗子)が心身共に守られるように。③母と離れ離れの生活を余儀なくされている4歳の長男のために、④この活動が、遅れている日本の臓器移植の見直しにつながるように、を挙げた。(2月19日号で詳細)
 募金の振込先は「ひろくんを救う会」のウェブサイトURL http://www.savehiro.com/を参照。問い合わせはTel&Fax029・826・8565(事務局・宮本裕一)。

北千住駅での街頭募金