学校現場で恐怖刷り込み 千鳥が淵「8・15平和祈祷会」で現場教員証言
戦後72年目の8月15日早朝、今年も東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「8・15平和祈祷会」(同実行委員会主催)が開かれた。都内の公立小学校教員の藤田直彦氏(バプ連・恵泉バプテスト教会員)が、ルカによる福音書21章28節から「解放の時」と題し説教。自分が勤める小学校で「4月28日、給食を食べていたら突然チャイムが鳴り、校長が話し始めた。「『弾道ミサイル落下の行動について』『弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&A』というプリントと保護者宛の文章が配布された」ことを報告。「今回のプリントで、どれだけ多くの人たちに、『北朝鮮は危険な国』という意識が刷り込まれたか。周知するように」との通知をした内閣官房局、子どもを通して配布した区などの問題は大きい」と話した。説教の後、参加者は各グループに分かれ、この国が二度と戦争を起こさないようになど、心を合わせて祈り合った。(8月27日号で詳細)