「惨事便乗」被災地から見える日本 第44回許すな!靖国国営化8・15東京集会で古川氏講演
戦後72年目の8月15日、「第44回許すな!靖国国営化8・15東京集会」(同実行委員会主催)が東京・千代田区猿楽町の在日本韓国YMCAで開催。フリーライターで『東北ショック・ドクトリン』(岩波書店)などの著書を持つ古川美穂さんが「惨事便乗型資本主義─被災地から見える日本の危うさ─」と題して講演。日本ではまだ聞き慣れないショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)だが、古川氏はこれを「戦争、クーデター、大きな自然災害などが起き、社会が大混乱に陥った時に人々がショックで呆然としているのにつけ込み、強引に行われる過激な心情主事的市場原理主義的な改革。平たく言えば、火事場泥棒」と説明する。このショック・ドクトリンが東日本大震災後の東北でも起こっているとし、「実行する側は、とっくにシナリオを書いている」と警鐘を鳴らした。(8月27日号で詳細)