細川忠興との結婚生活を送ったというガラシャゆかりの地、京都府長岡京市では、11月3日から1週間、「ガラシャウィーク」として様々なイベントを開催している。その一つとしてオペラ「細川ガラシャ物語」(入場無料、全席自由)が11月8日午後2時から、長岡京市中央学習センター バンビオ1番館3階メインホールで開かれる。主役の細川ガラシャを、市民公募で選ばれたクリスチャンでソプラノ歌手の平田葉子さん(KCCJ京都教会員)が演じる。
 脚本は指揮者でもある原田研一、作曲は高山淳、監修は五十棲辰男の各氏。制作はオペラ「細川ガラシャ物語」制作委員会。指揮は原田氏、ピアノは植村あゆみ氏、合唱は長岡京市民オペラ合唱団。
 オペラは全3幕のコンサート形式からなり、第1幕は婚礼、第2幕は洗礼、第3幕は殉教、死が描かれる。平田さんによると、全3幕行われるのは11年ぶりで、キャストも11年前と全く変わらないという。ただし、オペラ公演は今年で最後だとも話す。
 2003年からガラシャを演じ、この作品を通して自身の信仰も恵まれ変わってきたという平田さんは、「歴史上の人物として、日本人の魂を持ちながらクリスチャンでもあった細川ガラシャという女性が実在したことを、オペラを通して伝えていきたい」と語る。(11月4日号で詳細)