「病は神様からのプレゼント」 ソプラノ歌手 坂井田真実子さんコンサート
ソプラノ歌手の坂井田真実子さん(同盟基督・和泉福音教会会員)による「奇跡のソプラノ賛美コンサート」(海外宣教連絡協力会〔JOMA〕主催)が2018年12月6日、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催。当日は海外で宣教する宣教師のためにネット・ライブ中継が行われた。
坂井田さんはイタリア・セギッティ国際ソリストコンクール2位、二期会公演「こうもり」アデーレ等に出演するなど、国内外で活躍していたソプラノ歌手だ。当日は、モーツァルト作曲「アレルヤ」、クリスマスメドレー、「赤とんぼ」などの日本の四季の歌、賛美歌メドレーなど、たぐいまれなソプラノの歌声を披露した。ピアノ伴奏は石井里乃さん、手話通訳は小早川幸枝さん。
2年ほど前にNMOSD(視神経脊髄炎)という根治療法がない難病にかかった。そのためコンサートでは、ほとんど座ったままで歌っていた。病気になった当時のことを振り返りながら、こう証しした。
「2016年、私は突然、病を神様からプレゼントされた。その影響で胸から下が全く動かなくなった。でも闘病中、とても幸せだった。胸から下が動かないと、寝返りも打てない。ただ私はここにいるだけ。そうなると、不思議と神様が身近に感じた。私はこう思った。病気になる前、もっと神様を身近に感じなければいけなかった。だからきっと神様は、この素敵なプレゼントをくだったのだなと」
「肉体は痛く、病院にいるとお風呂も入れず、女性としてお洒落もできない。でもとても幸せだった。これは神様が与えてくださった心の平安だと思っています」と坂井田さん。証しの後、「あしあと」(柳瀬佐和子作曲)を歌った。
当日の模様は、JOMAのウェブサイト(URL http://joma.jp/)からリンクしているオフィシャル動画で見ることができる。