「市民ソーシャルワーカー育成プロジェクト」始動 声を上げられない人の声になる ミッションからしだねがガイドブック作成

右から坂岡恵さん、坂岡隆司さん、武山世里子さん

災害が起こったときに、すぐに助けの声を上げられない「災害弱者(高齢者、障がい者、病気の人等)」を早期に発見して、支援の手を差し伸べられるようにしたい。災害現場のボランティア活動から生まれたその願いをもとに、災害支援のソーシャルワーカーを市民の中から育成する「市民ソーシャルワーカー」育成プロジェクトが立ち上がった。
市民ソーシャルワーカーとは、プロジェクトを立ち上げた災害支援団体の特定非営利活動法人CWSジャパン(東京都)と、同オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ・宮城県)、そして障がい者支援の社会福祉法人ミッションからしだね(京都市)の3団体よって生み出された言葉だ。国家資格を持つ専門職ではないが、ソーシャルワークの技術、技法を学び、取り入れて、困っている人を助ける役割を担う一般市民のこと。その活動を「市民ソーシャルワーク」と呼ぶ。
今年3月、3者協働で市民ソーシャルワーカー育成のためのガイドブック『災害時 あの人をたすけたい あなたの町・コミュニティの「市民ソーシャルワーク」実践』を編集発行した。、、、、

2020年8月9日号掲載記事

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