5月末の緊急事態宣言解除後、7月頃から東京、大阪、愛知、福岡などの都市部をはじめ、全国各地に新型コロナウイルス感染者が増加している。そんな中、「アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(AOG)の関東北東教区に属する教会のブランチ集会で、7月12日日曜日の集会後に集団感染(クラスター)が発生。児童を含む集会参加者20人のうち15人が感染した。感染した15人は現在(8月5日)も入院中で、いずれも軽症だという。
同教団のウェブサイト(https://j-ag.org/)=写真上=によると、「12日以前、通勤送迎用車両に乗っていた6人が感染したとの報告があり、その感染者の家族である教会員によってウイルスが集会に運ばれ、拡散したと考えられている。集会ではある程度の感染対策はされていたようだが、『換気が充分にされていなかった』との保健所の指摘を受けている。集会所は保健所によって消毒され、2週間の使用中止となっている」。
AOGでは、①感染した集会のメンバーの癒しと回復のための祈りの要請、②教団の感染対策ガイドラインを更新し、感染拡大を防ぐため教団所属教会に感染対策への一層の注意喚起を促す、などの対応を行った。
AOG理事長の土屋潔氏(新潟キリスト教会牧師)は「このことをホームページで公表するか否か理事会で話し合い、公表しないことも考えたが、むしろ状況を提示したほうがよいと判断した。ただし、教会の実名を出すのは控え、関東北東教区に属する教会に抑えた」と、公表の経緯について語った。