教会は手を挙げてほしい ウクライナ難民受け入れ 防災士ネット 近藤氏が講演
クリスチャン防災士ネットワーク主催の講演会が5月31日、オンラインで開催された。講演会では、近藤高史氏(ハンガーゼロ総主事)が「そこにある危機に備えて」をテーマに、ポーランドでのウクライナ難民支援の活動報告をした。【中田 朗】
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近藤氏は3月21日から4月6日まで約2週間、現地に滞在。国境検問所のあるメディカ、一次避難所のあるプシミシェルやコルチョバ、ハンガーゼロが関わる教会が運営する避難所があるワルシャワ、韓国FHと協力し避難所開設をしたルブリン、協力団体のGEM物資倉庫があるジェシュフでの活動を話した。その上で、小麦、大麦、トウモロコシなど世界の主要な穀物がロシア、ウクライナで生産されているとし、「今秋から来年以降、世界的な食料不足の懸念がある。その点でハンガーゼロがこの働きに関わる意味がある」と語った。
(クリスチャン新聞2022年6月26日号掲載記事)