導きの中でバトンをつなぐ キッズ&ファミリーサポートミッション
「教師・リーダー研修会」報告
10月5日、キッズ&ファミリーサポートミッション主催の「教師・リーダー研修会」が、「バトンをつなぐ」をテーマに、クライストコミュニティ武庫之荘チャペルを会場に開催されました。大橋秀夫・謙一・真久(マーク)の、親・子・孫、同じ教会で牧会をしている3人が講師として立てられ、どのように牧師としてバトンをつないだのか、また信徒の牧会上でもバトンをつないでいるのか、赤裸々に語りました。研修会は座談会形式で、hi-b.a.スタッフの鈴木雅也氏が、会を進めてくださいました。参加者は20人ほどと少なく、日本のキリスト教会の重要な課題についての問題意識の薄さを感じ、少し残念に思いました。
初めに、リーダーとして最も大切な仕事は何かを語りました。三者が一致して「次のリーダーを育てること」だと語りました。中でも、大橋秀夫氏は「リーダーは自ずと頭角を表す」との持論から、意図的に親・子・孫、と牧師がバトンをつないでるのではないこと、神様の恵みの導きの中に今があることを強調しました。
話題の中心は、一人のリーダーが真に届く世代があること、それをカバーするためには次の世代のリーダーが必要なことを、多方面において語りました。リーダーが届く年齢幅は上下10歳であり、牧師と牧師の子どもの世代がどうしても増えます。リーダーシップの移行を考えると、その間の世代にもう一人牧師(リーダー)となる人が必要なのです。牧師だけではなく信仰のリーダーも同じで、クライストコミュニティでは、その間の世代の牧師がいないため、間の世代とその子どもの世代の信仰のバトンがうまくつなげなかったと分析しました。現在は、親・子・孫、の世代がやはり教会のリーダーシップをとっています。
もう一つの話題は、リーダーシップの移行についてでした。バトンを渡す側が、はっきりと手放すこと、受け取る側もはっきりと受け取ることが必要であると強調しました。日本のキリスト教会の問題は、多くの場合渡す側が手放せないでいることが、、、、、
(2024年11月10日号 06面掲載記事)