[CSD]2008年5月24日号《ヘッドライン》

[CSD]2008年5月24日号《ヘッドライン》

 = 1面 ニュース=
◎メキシコ:新型インフルエンザで礼拝中止命令
★創造的ダンスで主を礼拝——シャカ・ミニストリーズ・インターナショナル(SIM)創始者ヤップ夫妻が来日指導

 = 2 面 ニュース =
★賀川豊彦献身100年シンポ:時代先駆けた贖罪愛の実践——EU、共生、NPO…今や主役に
★「不況も宣教に生かせる」——追悼宣教大会で故鈴木留蔵氏のスピリット継承
★首相の靖国神社真榊奉納に抗議——「違憲行為 解さぬ態度」
★<落ち穂>ヘボン夫妻を引き戻させたはじめの愛

 = 3 面 教界ニュース =
★プロジェリア(早期老化症)のアシュリーさん逝く——母ロリーさん「キリストのゆえに私はアシュリーと共に真の岩の上に立っています」
★臓器移植法改正に宗教者「待った」——日本宗教連盟が国会議員に意見書送る
★検証:「ピースリボン」裁判から何を学ぶか——危険を知らせるカナリヤ
★取材こぼれ話:横浜海岸教会の鐘
★<オピニオン>教会になじめない人々に聞け 記・根田 祥一

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★世界不況時 経営者の責任問う——植木 栄治さん[下](香川大学経済学部経営システム学科教授)
★<ピンチはチャンス>[2]欧州に影響与えたサブプライム危機 記・篠 松二郎

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★第5回 日本伝道会議の論点[3]——「共生」 牧師が元気になることから
★米国:成人の半数は少なくとも1回は宗教を変える
★米国:PCUSAでは同性愛聖職者なお容認ならず
★<精神障害と教会>[51]前向きな無力さ  記・向谷地 生良

 = 6・7 面 特集/地域宣教座談会:沖縄中北部=
★教会が教会を生み出す力を失っていることが今の課題
 出席者:崎原盛親氏・重本 清氏・渡真利彦文氏・吉永功一氏

 = 8 面 全面広告=
☆日本プロテスタント宣教150周年記念大会
2009年7月8日・9日 会場:パシフィコ横浜
公式サイト http://www.protestant150.org/

 = 9 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★BOOK:『まんがキリスト教の歴史 後編』樋口雅一著(いのちのことば社、1,680円税込)
★BOOK:『主人公はいない』佐藤裕子著(フェリス女学院大学、735円税込)
★BOOK:『日本キリスト教宣教史』中村 敏著(いのちのことば社、3,150円税込)
★REVIEW:『賀川豊彦を知っていますか』阿部志郎ほか著(教文館、1,050円税込)評・稲垣久和

 = 10 面 関西だより =
★神様に運ばれるピアニスト——大阪クリスチャンセンター主事 川島洋一さん
◎賛美しながら琵琶湖周遊——びわこライフ・ライン・クルーズ開催
★路上生活から希望の日々へ——大阪救霊会館 越智輝章さん

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★イスラエル・パレスチナ問題[1] 平和への道のりとは——輿石 勇氏の講演から
★<痛みに中に生きる>[16]若者編 卒業4年目の転機

 = 12 面 ひと=
◎ダンスを神の国に取り戻すため——マイケル&マーガレット・ヤップ夫妻(SIM創始者)

◎メキシコ:新型インフルエンザで礼拝中止命令=0905240101

 新型インフルエンザの感染が世界各国に拡大している。世界保健機関(WHO)などによると5月15日現在、新型インフルエンザの死者・感染者は35の国・地域で確認され、計6千720人、死者69人。日本でも4人の感染者が確認された。最も感染者・死者の多いメキシコでは、感染者数2千656人、死者64人に上り、今もその数は増え続けている。このため、メキシコでは公的施設の閉鎖命令が出され、プロテスタント教会では礼拝を、カトリック教会ではミサを中止するところも出てきている模様だ。メキシコ第2の都市グアダラハラ市で宣教する阿部和子宣教師(日本チャーチ・オブ・ゴッド派遣)に話を聞いた。

 阿部氏よると、「感染者・死者はメキシコシティに集中しており、グアダラハラでは死亡者が3人と報道された。マスクの在庫は全くない状態で、マスクをして歩いている人は少ない」という。だが、政府が公の集会をしないよう全市に命令を出したため、グアダラハラ市にある多くのカトリック、プロテスタント教会は礼拝できない状態だと語るいう。
 阿部氏が牧会するグアダラハラ教会は小さな群れのため、「礼拝、集会は今も守られている」という。同教会が行ってきたチャーチスクールは文部省の指示に従い、4月28日から約3週間、国内にあるすべての公立学校と共に休校を余儀なくされたが、5月18日から再開した。
 この新型インフルエンザの流行で、「メキシコの人々はショックを受けている」と阿部氏は語る。「経済破綻し、多額の債務を抱えた上で起こった今回の新型インフルエンザの流行だったので、メキシコに対するイメージがさらにダウンした。大事な外貨収入源である観光産業にも大きな影響を与えており、キリスト教関係でもメキシコで予定されていたいくつかのイベントは中止され、場所が変更された」
 新型インフルエンザに関する正確な情報も、一般市民にはきちんと伝わっていない状況で、「むしろ日本のほうが新型インフルエンザに関する正確な情報は多く、反応も早いのでは」と阿部氏。
 教会では、詩篇91編3節「主は狩人のわなから、恐ろしい疫病から、あなたを救い出されるからである」の御言葉を週報に記し、「主は必ずこの疫病から私たちを守ってくれる」と信徒を励ましているという。
 阿部氏は、「1日も早く安全な状態になり、市民が安心して生活できるよう、またカトリック国メキシコが形式的な信仰から実質のある神を畏れる信仰に目覚める時となるよう、お祈り頂けたら幸いです」と祈りを要請した。

◎賛美しながら琵琶湖周遊−−びわこライフ・ライン・クルーズ開催=0905241002

 「ライフ・ライン」放送20周年を記念して、琵琶湖汽船ビアンカ船上で福音を語り音楽を楽しむ「びわこライフ・ライン・クルーズ」(同実行委員会企画運営主催)が、7月20日に開催される。ライフ・ライン支援滋賀事務局(高橋博代表)を中心に、滋賀県内の教会が協力して企画した、夏にぴったりの特別プログラムだ。メッセージは村上宣道牧師、関根弘興牧師。音楽ゲストは新垣勉さん、向日かおりさん、県内のゴスペルクワイアや外国からの出演者も。
 1日3クルーズ。モーニングクルーズ(午前10時30分~12時10分)は彦根発着の周遊コース。ライフ・ライン公開録画で新垣さんのトークを楽しむ。
 アフタヌーンクルーズ(午後1時~4時)は、彦根発大津港着の琵琶湖縦断コース。新垣さんのコンサート・ランチョンも同時開催。
 イブニングクルーズ(午後5時~8時)は、大津港発着周遊コース。向日かおりワーシップワークショップほか、多彩なゲストでインターナショナルなゴスペルナイトを満喫。
 ライフ・ラインで7月に新垣さんの特集が、さらにクルーズの様子も放映される予定だ。
 各クルーズの乗船券は大人千円、子ども500円 。アフタヌーンクルーズのコンサート・ランチョン参加者は乗船券込みで大人4選500円、子ども4千円(未就学児童は参加不可)。
 「日本のガリラヤ湖」、琵琶湖を擁する滋賀県ならではの、この画期的な伝道プロジェクトのコンセプトは「イエス様の救いの船に乗っている共同体である地域の諸教会による、地域密着型伝道」。
 琵琶湖を生かしクルーズという楽しさを生かした、人の心を動かす伝道だと期待する高橋牧師は「でも、嵐が来たら大変です。そういう意味で主に絶対的により頼まなければならないリスクの大きな伝道です」と、祈りの応援を要請している。
 乗船券の販売は、6月1日(月)午前10時からびわこライフ・ライン・クルーズ実行委員会とチケット取り扱い教会で。ランチョン参加希望者のみ、Tel&Fax077・545・5370(大津福音自由教会)で受け付ける。クルーズ申し込み・問い合わせ=同実行委員会Tel0749・62・8019、〒526-0024滋賀県長浜市八幡中山町721番地 (ライフ・ライン滋賀事務局)。URL http://www.sfddchurch.com/biwakocruise/index.html

◎ダンスを神の国に取り戻すため−−マイケル&マーガレット・ヤップ夫妻(SIM創始者)=0905241

 「もしあなたたちが私に従順であるならば、ダンス(踊り)を神の国に取り戻すためにあなたたちを使うであろう」との神の声を聞き、25年前に超教派のダンス・ミニストリー「シャカ・ミニストリーズ・インターナショナル(SMI)」を始めた、マレーシア出身のマイケル&マーガレット・ヤップ夫妻。現在、このミニストリーはマレーシアを始め、香港、中国、シンガポール、アメリカ、日本など、世界各国に広がっている。ヤップ夫妻は「タンバリンと踊りをもって主を賛美し礼拝することは、主の命令。ダンスはもともと神のもの。世界中にあるクリエイティブ(創造的)なダンスは、教会に取り戻されるべきものです」と語る。

 シャカとはヘブル語で「礼拝」の意。SMIでは、ダンスを「真の礼拝」の重要な要素として位置づける。例えば、「ダビデとイスラエルの全家は歌を歌い、立琴、琴、タンバリン、カスタネット、シンバルを鳴らして、主の前で、力の限り踊った」(?サムエル6・4)。契約の箱をダビデの町に運び入れる時、ダビデは周りが何と言おうと主を喜び、踊った。マイケルさんは、「神様はダビデの踊りを喜ばれ、礼拝として受け入れました。主は創造的な方なので、主を礼拝する時は一通りでなく、いろいろな形の礼拝があっていいのです」と語る。
 きっかけは1985年、米テキサス州ダラスにある神学校「クライスト・フォー・ザ・ネーションズ(CFNI)」で学んでいた時。「私は約10年間、バレエ教室でバレエを教えていましたが、救われてからバレエをやめていました。当時は、ダンスは主のものという意識が全くありませんでした。しかし、在学中に神の声を聞いたのです。私はダンスをしながら、主を礼拝していました」とマーガレットさんは語る。
 在学中、マーガレットさんはマイケルさんと一緒に、救世軍の先生からタンバリンを学んだ。タンバリンのパターンをもっと学びたいと思ったが、テキストがないことが分かり、マイケルさんの助けを借りてタンバリンテキストを書いた。「テキストがあれば、それを通していろんな人が学べます。このテキストがほかの人の助けになれば、と思って書きました」。そして、そのテキストをもとに同神学校で1年半にわたり、タンバリンクラスを教えた。
 卒業後、ヤップ夫妻はマレーシアに戻り、SMIの前身「シャカ・クリエイティブミュージック・アンド・ダンス」を創設。マイケルさんがダンスの聖書的意味づけをし、マーガレットさんが指導。聖書に基づいた、タンバリンやフラッグ、ストリーマー(リボン)、ダンス指導のためのカリキュラムも充実させていった。その結果、数え切れないほどのミニストリーが世界各国に生まれていった。
 この働きを進めていく上で、大きな戦いがあったとマイケルさん。「最初の反応は、ダンスは世のもので教会のものではない、という反応でした。聖書に書いてある踊り、タンバリンについて、誰も教える人がいなかったので大変でした。しかし、25年間やってきて、やっと土壌ができてきました。主は教会を、次のステージに導こうとしておられます」
 ダンスでは、主への礼拝の気持ちを大切にするよう指導する。セミナーでは、マーガレットさんが、「笑顔で踊るように」と、何度もアドバイスしていた。それは、踊りのパターンよりも、主に意識が向くようにするためだという。また、コスチュームも自分に注意をひくようなものでなく、神様の栄光が反映されるようにとアドバイスする。
 日本では現在、CFNI在学中、ヤップ夫妻から直接指導を受けた齋藤兼司、のぞみ夫妻(SMIジャパン事務局、URL http://www.smij.org/index.htm )が窓口となり、99年からほぼ毎年、日本でセミナーを行ってきた。それにより、このミニストリーが日本でも広まっていった。
 マイケルさんは日本に対し、こう期待する。「アジアの人たちは欧米に対して劣等感があり、才能があるのに殻を破れない。その、殻をぜひ破ってほしい。そして、もっと日本の文化的なものをダンスに取り入れ、主を礼拝すべきです」