ヘッドライン
多くの若者の決心を期待−−ビリー・キム国際大会(大阪・11月開催)清水昭三実行委員長に聞く03102
「次世代への宣教」をテーマに今年10周年を迎える日本宣教協力会が11月8、9日の2日間、千800人収容の大阪城野外音楽堂で「ビリー・キム国際宣教大会」を開催。同大会の目的は若者伝道と韓国と日本の教会の協力伝道。講師のビリー・キム氏(韓国スーアンバプテスト教会担任牧師)は「韓国のビリー・グラハム」と呼ばれる世界的な大衆伝道者で、現在世界バプテスト連盟の総会長も務めている。同大会に先立ち実行委員長の清水昭三氏(福音交友会・高石聖書教会牧師)に同大会への意気込みを聞いた。 ・同大会に期待することは何ですか 世界的な伝道者ビリー・キム氏が韓国から来日します。各諸教会から求道者を送っていただいて多くの人々の決心の時となることを期待します。サブタイトルが「次世代への宣教」とあるように今、若者が教会に来ない状況があります。特に若者たちの中に多くの決心者が起こされることを願っています。
・大会当日9日に韓国の牧師と聖歌隊が日本の教会でメッセージと賛美の奉仕をするそうですが 韓国の教会から日本の教会と交わりを深めたい、もっと日本の教会の役に立ちたいという強い要望があり実現しました。韓国から150人ほどの聖歌隊と30人の牧師が来日しますが、日曜日の礼拝に4、5人の聖歌隊メンバーが牧師と一緒に参加して奉仕して下さいます。現在、その聖歌隊員を迎えて下さる教会を募集中です。 ・諸教会へのメッセージをお願いします 伝道が難しいといわれる中で、新しくキリストを信じる人が起こされることは何よりも私たちの喜びであり励ましであります。諸教会からぜひ求道者を送っていただきたい。そして信仰の決心をする時として用いていただきたいと心から願います。
問い合わせtel:075-712-0502(日本宣教協力会事務局)。
[CSD]2003年10月26日《ヘッドライン》
[CSD]2003年10月26日《ヘッドライン》= 1面 =
★イラク復興も祈りで支援——「ムスリムのための30日の祈り」ガイドを毎年発行
★南インド・ケララ州で宣教活動の規制強化——現地牧師が祈り要請
◎英国で来年4月からイスラム伝道キャンペーン——参加者を募集
★三浦綾子読書会主催で第1回三浦綾子フェスティバル開催
(http://www.ann.hi-ho.ne.jp/matsushita/fesuthibaru.htm
★<恵みのどんでん返し>プロポーズを断った彼女がそこにいた 記・小林 啓一
★<落穂抄>魂の問題は仕事の一部か・・・
= 2 面 =
★ペンテコステ神学研究会:ペンテコステ運動の神学的ルーツ探る
★ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世にノーベル平和賞受賞打診
★同性愛者叙階にローマ教皇懸念——カンタベリー大主教と会談で表明
★速水 優前日銀総裁に聖学院が名誉博士号
★<寄稿>未来を開く歴史理解——平和の祈り 記・廣瀬 利男
★<今週の本棚>『福音主義神学における牧会』牧田 吉和監修(いのちのことば社、1,400円) 評・具志堅 聖
★<今週の本棚>『なぜキリスト教か』土戸 清著(教文館、1,500円)
★<今週の本棚>『19世紀の牧者たち?』C・メラー著(日本キリスト教団出版局、2,400円)
<情報クリップ>催し情報ほか
= 3 面 新地域宣教特集・埼玉=
★現地教会に聞く:首都ベッドタウンに進む開拓伝道——人口急増の振興住宅 教会が足りない
★歴史は物語る:初穂になったヤソ嫌い・石川金右衛門——日基教団・武蔵豊岡教会
★歴史は物語る:会社を挙げてキリストを証しした石川製糸——有形文化財で残る「西洋館」
★埼玉に生きる:ありのままの子と向き合う——狭山ひかり幼稚園
= 4 面 三浦綾子特集=
★三浦綾子フェスタ公演:小林多喜二の母・セキを描く「母」(劇団アドック)
★三浦綾子フェスタ公演:男女の愛憎を描く「ひつじが丘」(劇団みどえ)
★青年劇場舞台「銃口」10・11月各地で上演——観劇教師らが公演招致
★劇団前進座も「銃口」を公演——吉祥寺・前進座劇場で11月15・16日
★<書籍紹介>『愛 つむいで』三浦綾子・光世著(北海道新聞社、1,600円)
= 5 面 =
★LyRE(リラ)の「生歌聴けて感激!」——神学校卒業で解散のつもりが・・CD、口コミで広がったコーラスグループ
◎米国・ロサンゼルスでVIP開始——海外在住日本人ビジネスマンへの働き大切
★アテネにダッシュ——「中高生による国際アート・コンペティション」日本各地で展示会
◎多くの若者の決心を期待——ビリー・キム国際大会(大阪・11月開催)清水昭三実行委員長に聞く
★中国:河南省でまたキリスト者拘束
★熱河宣教の証人「砂山せつ子偲ぶ会」11月1日に開催
★ドイツ:クリスマス商戦早期化に独ルーテル派監督が抗議
= 6 面 教会学校教師の広場=
★水曜日は熱気ムンムン——新中野キリスト教会 子どもクラブ
★<先生キラッ>実際に生きた神様を子どもたちの語るように——川村 美奈
★<ゆっくり行こう!CS教師>生徒のペースで付き合う教師に 記・福井 誠
★<オッフーの神様と出会っていますか?>[2]私を愛しておられる方 記・藤田 桂子
★<まいまいのちょっと愛デア>[2]CSメッセージは夫婦2人で 記・永井 真衣子
英国で来年4月からイスラム伝道キャンペーン−−参加者を募集0310260103
イギリスのロンドンで、来年4月から1回につき2~8週間の滞在で、イスラム教徒へ伝道するキャンペーンが予定されており、参加者を募集している。募集しているのは、ロンドンでイスラム圏からの移民に伝道活動をするOMターニングポイント。ヨーロッパでは近年、イスラム教徒が約2千万人と、その割合が急増しており、ロンドンはその中心地と呼ばれている。イギリス国内には約千500のモスクがあり、350万人のイスラム教徒が住んでいるという。
このイスラム伝道キャンペーンの日程は2004年のイースター時期(4月3日から16日)、夏期(6月19日から8月13日〔この日程内で2週間から8週間のコースあり〕)、(7月24日から8月13日〔この日程内で2週間と3週間のコースあり〕)、クリスマス時期(12月11日から23日)になっている。参加費用はコースによって異なる。
現地ではOMターニングポイント宣教師の指導の下、イスラムについて学ぶほか、交友伝道、スポーツ伝道、児童伝道、戸別訪問など世界各国からの参加者とともに、割り当てられた伝道チームで活動する。
参加資格は18歳以上の健康なクリスチャン。現地での状況変化に順応できる柔軟性をもっていること。簡単英会話ができてコミュニケーションがとれること。
参加申し込み、問い合わせは日本での窓口、OM日本事務局Tel&FAX076-239-2830、Eメールinfo@jp.om. orgまで。締切日は各キャンペーン開始日の1か月前だが、定員になり次第締め切られるためOM日本に事前に問い合わせること。
米国・ロサンゼルスでVIP開始−−海外在住日本人ビジネスマンへの働き大切0310260502
10年前に発足し、今や日本を中心に世界各国の約120か所で定期集会が開かれるようになったインターナショナルVIPクラブ(略称VIP=市村和夫代表)が米ロサンゼルスでも始められることになった。10月5日、VIP創設者の一人、ボブ・ホームズ氏(元ユナイテッド航空日本総支配人)夫妻がロサンゼルスを訪問し、近郊のトーランス市にあるホテルで準備説明会を開催した。当日の午後5時から始まった会合には、オレンジカウンティー地区(ロスの南東50分ほどに位置し、ディズニーランドなどがある)、サウスベイ地区(ロスの南20分ほどにあり、日本人が多く住む)、ダウンタウン地区(ロス中心街)などから、約30人のビジネスマンたちが集まった。
◇
ホームズ氏が、VIPの始まりから現在に至る歴史、宣教理念、宣教哲学、宣教戦略、宣教戦術、特長、ビジョンなどを話し、宇野雄司氏(国際ナビゲーター宣教師)が通訳。約1時間の説明会の後は、活発な質疑応答があった。その中で、「ロス地域にはすでに、現地のビジネスマンたちによって始められて活動しているJBC Network(ジャパニーズ・クリスチャン・ビジネスマン・ネットワーク)があるのに、どうしてVIPを始めるのか」や「牧師や教会との連携と協力関係について」、「教会に行きたい人が出てきた場合の紹介方法」などの質問が出た。ホームズ氏や宇野氏は、「VIPは、伝道を目的とした団体であり、すでにある組織とも友好関係をもつ」、「VIPは信徒のビジネスマンが主体となる組織である」、「VIPを紹介した人の教会へ行くのが自然」などと、日本の実情を紹介しながら説明した。
また、宇野氏は、「日本を離れて海外に住んでいる日本人ビジネスマンは、しがらみが少なく、日本と違って福音を受け入れやすい心の状態にある。だからこそ、これからのVIPの働きは大切」と多くの人の参加と協力を呼びかけた。最後には祈り会が開かれ、これからの活動が祝されるようにとの熱心な祈りがささげられた。説明会の後は、ホテルのレストランで会食をしながら、今後の働きと発展を語り合った。
(レポート 上野五男 ロスアンゼルスぶどうの木国際教会牧師)