ヘッドライン
[CSD]2005年10月30日《ヘッドライン》
[CSD]2005年10月30日《ヘッドライン》= 1面 =
★平和を願い祈り、被爆50年の広島を撮る——元カメラマンの牧師・高塚陽一さん
= 2 面 ニュース=
★「政教分離 私たちの課題」——小泉首相の靖国参拝に思う 辻子実バプ連盟靖国神社問題特別委員会委員長
★小泉首相の靖国参拝「遺族は喜んでいない」——西川重則平和遺族会全国連絡会代表
◎小泉首相靖国参拝に抗議声明相次ぐ
★アフリカ支援に関するNGO・ODA連帯促進ワークショップ開催
★日本キングス・ガーデン連合研修会で源流学ぶ——基礎は聖書の言葉
★<落ち穂>キリスト教幼稚園運動会での「友だち博」
= 3 面 ニュース・ルポ=
★パキスタン大地震:キリスト教団体の支援活動の動き
★ルポ・クリスチャンブックストア物語[1]:大阪府堺市「ジョイフル」?
★<召天>堤 道雄氏(キリスト教横浜集会主宰)
★<召天>松永 希久夫氏(東京神学大学名誉教授、元理事長、前学長)
☆教会のために祈ろう:北海道
= 4 面 ビジネスパーソン=
★今しかない、今手を挙げなかったら——溝口 修さん[中](日本オプトディステクノロジー[株]代表取締役)
★<佐藤綾子のイキイキクリスチャン自己表現法>[3]イエス様は最高のパフォーマー
= 5 面 牧会=
★<「心のケア」と教会>[3]友となること 斉藤 善樹
★<オピニオン>戦後60年、平和希求するエートスの再構築を 記・村田 充八
★<恵みのどんでん返し>思わぬ挫折体験の中で 記・清水 靖彦
= 6 面 読書特集=
◎「神様のペン」でありたい——絵本で聖書のメッセージ伝える河井ノアさん
★書評:『われorigin of fireたらん——がん哲学余話』樋野 興夫著(to bi出版、700円)
★書評:『新版 死ぬ日まで天を仰ぎ』キリスト者詩人・尹東柱(日本キリスト教団出版局、2415円)
★
= 7 面 全面広告=
☆ペンテコステ親交会 第14回教役者大会
2006年1月31日(火)~2月3日(金)、会場:静岡県浜松市・遠鉄ホテルエンパイア
事務局:神戸キリスト栄光教会(Tel.078-612-5511)
http://www.jpf21c.org/
= 8 面 世界=
★<宣教まっただ中>アメリカ発[1]留学生伝道に取り組む団体 記・高田 正博
★ネパール宣教の歩みと展望[3]聖霊が教えてくださる 記・ラメシュ・カトリー
☆宣教のために祈ろう:青森県・世界
= 9 面 教会学校=
★<「成長」攻略法>アブラハムの特殊な「旅」 記・中台 孝雄
★<CS分級>収穫感謝祭に飾ろう——すべての果物が生るツリー 記・石橋 えり子
= 10 面 全面広告=
☆お茶の水聖書学院(OBI)創立15周年
☆OBIネットコース開講
http://obi-net.com/net/
= 11 面 全面広告=
☆第46回 バックストン聖会
11月18日(金)~20日(日)、会場:日基教団・渋谷教会
事務局:Tel.03-3407-7018(渋谷教会)
= 12 面 神学・社会=
★<講演>米国キリスト教原理主義に見る、日本の福音派の課題[4] 関野 祐二
★ロシア:バッハの未発表直筆楽譜を発見
★<書評>『ヴォーリズ評伝』奥村 直彦著(港の人、3780円)評・芹野与幸
= 13 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報、放送伝道ハイライトほか
★CD&EVENT:歌声ペトラ 100曲完成記念CD&コンサート
★BOOK:『子どものサインが読めますか——子育て考現学』汐見稔幸著(女子パウロ会、1365円)
★BOOK:『祈りの美術館』丹治めぐみ訳(日本キリスト教団出版局、2100円)
= 14 面 教会=
★<ちゃちゃチャーチ>手づくりキムチの店「ありがとう」を運営——単立・カナン・キリスト教会
★<奉仕する恵み>英語礼拝の賛美奏楽で奉仕 古山 勝さん
= 15 面 家庭・あかし=
◎「眠らない街」に福音を——ニューハーフらにも愛知らせる新宿・歌舞伎町路傍伝道
★国会クリスマス晩餐会11月末に開催——インターナショナルVIPクラブが主催
★12月の「すっとKANTO」にイ・チソンさんらも出演
★<お母さんのための絵本のたび>[7]大きな木の大きな穴で… 記・澤谷 由美子
= 16 面 ひと=
★高塚陽一さん(牧師)——写真と言葉を通してメッセージを
小泉首相靖国参拝に抗議声明相次ぐ=0510300203
抗議声明相次ぐ10月21日までに抗議声明を出した関係諸団体は以下の通り(順不同)。
日本基督教団(山北宣久総会議長)、日本キリスト教会靖国神社問題特別委員会(森田幸男委員長)、日本バプテスト連盟靖国神社問題特別委員会(辻子実委員長)、恵泉バプテスト教会社会部、日本福音同盟(小川国光理事長)、日本キリスト教協議会靖国神社問題委員会(須賀誠二委員長)、政教分離の侵害を監視する全国会議(西川重則事務局長)、平和遺族会全国連絡会(西川重則代表)、日本カトリック正義と平和協議会(松浦悟郎会長)、日本カトリック司教協議会社会司教委員会(高見三明委員長)、国立追悼施設に反対する宗教者ネットワーク(山本浄邦事務局長)、靖国参拝違憲訴訟の会・東京、神奈川平和遺族会。
【藤川 義】
「神様のペン」でありたい−−絵本で聖書のメッセージ伝える河井ノアさん=0506290601
絵本は、奥深いメッセージ性と親しみやすいイラストにより、いつの世も子どもたちに夢と希望を与えてきた。夫で作家の柳川茂さんと、二人三脚で絵本を通して子どもたちに聖書のメッセージを伝えているイラストレーター河井ノアさんに、絵本を作る上での思いを聞いた。 聖書を素材にした絵本は、私のライフワークの1つです。「聖書からのメッセージ」を、食べ物をフードプロセッサーで砕くように、物語の中でかみ砕いて伝えられればと思っています。形は変わってしまっても、素材と栄養は同じです。例えば『ファーマーさんはみすてない』という作品は、「私が一番」といばっていた末に醜い芽がニョキニョキとはえてしまったジャガイモ娘の話です。創世記28章15節の、ヤコブが本当にひとりぼっちで最も不安な状態の時に神さまが語りかけたことばが素材になっていて、「どんな時も、希望を捨てないで。あなたを決して見捨てない方がいらっしゃるのだから」というメッセージを含んだ作品です。現代社会は豊かになった反面、「お互いに助け合う」という気持ちを忘れかけているような気がします。そして、気がつくとひとりぼっちになっているような…。だからこそ、今の子どもたちにこのテーマを伝えたいと思いました。
この仕事をやる上では、マザー・テレサが語られたように、私たちも「神さまのペン」でありたいと思っています。私たちというペンを、絵筆を、神さまに使っていただきたいと思います。
「眠らない街」に福音を−−ニューハーフらにも愛知らせる新宿・歌舞伎町路傍伝道=0510301501
夜8時、ネオンで夜とは思えない明るさ。人通りも賑やかだ。そこを「ポン引き」と呼ばれる客引きやスカウト、ホストなどがひっきりなしに声をかけている。また、路上で酒盛りをしている人だかりの中から、けんかが始まり、警察官も集まってきた。ここは「眠らない街」、新宿・歌舞伎町。「あのヨン様も大好きな歌です」。ゴスペルソング「君は愛されるために生まれた」をギターを片手に賛美しながら、「イエス様を信じれば、あなたの人生は新しくなります」と叫び続ける。ほとんどの人々は無関心に通りすぎていくが、待ち合わせなど立ち止まっている人たちに声をかけ、映画「ジーザス」の音声が入ったCDやカセットテープが入ったトラクトを配る。トラクトには「ここに愛がある」と記されていた。総勢20人、牧師、伝道師たちも全国から集まってきている。
2組でチームになるのは1人が声をかけたら、もう1人がすぐに説明できるようにするためだ。
しばらくして1人の若者がトラクトに興味を示した。すかさず、近くにいた牧師がフォローに入る。「あなたはクロス(十字架)のネックレスを付けていますが、その本当の意味を知ることが大切です」「ここでイエス様を信じると救われます」「日曜日に近くの教会に行ってください。必ず開いていますから」。最後は救いに導く祈りで締めくくる。若者も牧師の言葉に続いて声を出し、祈っていた。地道な活動だが、ここでしか福音を知ることができない人たちも多い。この伝道で路上生活者やホスト、ニューハーフの人たちが信仰をもったという。
「新宿にはたくさんの教会があり、何か主のご計画があることを感じます。新宿からリバイバルが始まることを信じています」と中心メンバーの1人で、カーネル神学校理事の森敬子さんは力強く語る。 【藤岡竜志】