特定秘密保護法が12月10日、施行された。それに先立ち9日、「特定秘密保護法に反対する牧師の会(以下・牧師の会)」(共同代表/朝岡勝、安海和宣)は、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで記者会見を開き、「施行を前にしての声明」を発表。冒頭で同会発足の経緯を安海氏(東京めぐみ教会牧師)が説明。続いて朝岡氏(同盟基督・徳丸町キリスト教会牧師)と、呼びかけ人の川上直哉(日基教団正教師、東北ヘルプ事務局長)、城倉啓(バプ連盟・泉バプテスト教会牧師)、杉浦紀明(ホーリネス・川越高階キリスト教会牧師)、星出卓也(長老教会・西武柳沢キリスト教会牧師)の各氏が発言した。
 声明では、「同法が成立してからの1年間、多くの国民の不安や反対の声、国の内外からの重大な懸念の声が寄せられていたにもかかわらず、政府は主権者たる国民の声に謙虚に耳を傾けることなく、むしろ法施行に向けての準備を着々と進めてきた。私たちの不安の懸念や払拭されるどころか、ますます同法施行後の社会に対する深刻な憂いを抱かざるを得ない」とし、同法の施行に反対し、速やかに廃止されることを求めた。(中田 朗)

写真右=記者会見で。右から共同代表の安海、朝岡両氏と、呼びかけ人の川上、城倉、杉浦、星出各氏。

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