岐阜県豪雨被災地に緊急支援 県内牧師ら 救援物資を車一台に積んで

写真=山崩れ、土砂流入の被害に遭った萩原小坂地区

7月4日未明から降り続いた豪雨は、九州だけでなく岐阜県にも被害をもたらしている。岐阜県関市にある改革派・関キリスト教会の橋谷英徳牧師は7月14日、救世軍名古屋小隊の斎藤丈夫士官と共に、浸水被害の大きかった加茂郡白川町、下呂市の萩原小坂地区に救援物資を届けた。以下は橋谷氏のフェイスブックの投稿より抜粋。
─午前8時半頃、救援物資を車一台に積んで関教会を出発。クリスチャンの長谷川純生、美幸夫妻が経営する和風温泉旅館「いずみ荘」を訪問した。施設は大丈夫だが、コロナ禍と今回の水害で、本当に大変な状況だ。岐阜県のキリスト教会になくてはならない旅館なので、梅雨が明けたらぜひ利用してほしい。
その後、萩原小坂地区へ。山崩れ、谷水からの土砂流入による土石流による被害で、私たちは声かけと個別訪問をしていった。山からの土砂が集落を襲ったが、集落の人たちは無事だった。「もし避難していなかったら今頃あの世がやな」と皆口々に言う。「教会から来た」と言うと、「ありがとう、助かる」。水やスコップ、土のうなどを受け取ってくれ、用意していたものはほとんど空になっていた。正確な情報は伝わっていないようだが、とりあえず皆命は支えられている。─