【ペンテコステ特集】「日本を愛する思い与えられた」アルゼンチン人 パトリシアさん

クリスチャン人口1%に満たないと知り
「日本を愛する思い与えられた」

アルゼンチン人 パトリシアさん

在原繁、津紀子宣教師夫妻から、日本にはクリスチャンが1%もいないことを聞き、「日本への思いが与えられた」と証しするアルゼンチン人のパトリシア・マチャド・デイアスさんは、2019年から世界宣教教会(沖縄県中頭郡中城村)で、宣教師としてのトレーニングを受けている。「私の人生を変えてくださったイエス様のことを、日本の皆様に伝えたい」と、パトリシアさんは熱く語る。

パトリシアさん(中央)と在原夫妻

◇  ◆  ◇
5人きょうだいの次女として育った。「すさんだ家庭だった。父はアルコール依存症で、暴力を振るう人だった。私が8歳の時、両親は離婚。母は子どもたちを学校に通わせるため必死に働いた。その2年後、父は自殺。神様はなぜ父の自殺を許したのか、いつも問うていました」
11歳の時、友人の招きで家庭集会へ。そこで、ある夫婦がイエス様について話してくれた。「私たちの家族はカトリックでイエス様について話を聞いたことがあったが、その日は本当の意味でイエス様に出会いました」
ヨハネ3章16節の御言葉が衝撃だったと言う。「私が神様にとってユニークな存在だから、神様がひとり子を送られ、そのひとり子を死なせた、と。それを聞いて、イエス様に私の心に来てくださいと祈り、イエス様に従う決心をした。その日から、孤独や空しさを感じることがなくなった。神様はその愛をもって私をいやし、回復し、満たしてくださった。私がカトリックからプロテスタントへ改宗したことに家族は反対していたが、私の人生が変わったのを見て、母も妹も兄弟もイエス様を信じるようになった。神様は私の家に平安をもたらしてくれたのです」
十代の時、在原宣教師夫妻と出会う。「初めて会った時、在原夫妻のほうから私を受け入れてくれた。高校生の時は私を家に招いてくれ、昼食をご馳走してくれた。大学に入ってからは一緒に生活し、両親のように接してくれた。将来、どのようにすればいいかアドバイスをくれたり、イエス様に従うことについても教えられました」

子どもたちに紙芝居をする

(後半では、パトリシアさんの訓練の様子が描かれます。2021年5月23日号掲載記事