気候変動と生活への影響を説明

 

地球環境の変化で、子どもたちの生活が脅かされている。子どもたちを対象に環境を考える「キッズ環境プログラム~気候変動と世界の子どもたち〜」(聖書的環境コンソーシアム主催)が、9月3日にオンラインで開催された。

北海道から九州まで、教会、家族、個人単位で20組以上が参加した。教会を通じて子どもたちの友人や近隣からの参加もあった。国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の協力による、映像、クイズ、質疑応答を交えたイベントに、子どもたちはチャットや映像で積極的に参加した。

最初に同コンソーシアム代表の小川真さん(同盟基督・国立キリスト教会牧師)が聖書から話した。虫や動物、山や夜空など、美しい自然を紹介し、「この本当に素晴らしい世界を創られた方がいます」と創世記1章1節を紹介。神様が人間に自然を管理する役割を与えたにもかかわらず、人間は自然破壊をし、二酸化炭素を増やし、大洪水や干ばつが起きている状況を伝えた。「私たちは、このすばらしい世界の世話を任された役割を大切にしたい」と勧めた。

 

「生活の中での工夫を楽しんでやろう」

続いてWVJグローバル教育担当の松本謡子さんが、世界の子どもと地球環境について話した。

 

世界の同世代の子らの状況に日本の子どもらは息をのんだ。国立キリスト教会

ケニアに住むチャリちゃんの食事の写真を表示すると、子どもたちは気づいたことをどんどんチャットに書き込んだ。「外で食べている」「はだし」「水道がない」「キャンプみたい」…。家はかやぶき、土壁。電気、水道、ガスはない。一日一食の皿を兄弟で分け合っていた。チャリちゃんは、近所の子どもたちと毎日往復6キロ、3時間半かけて水汲みにいく。険しい道を転びながら歩き、たどり着いた川で泥だらけの水をくむ姿に、日本の子どもたちは息をのんだ、、、、、、

2022年9月18日号掲載記事)